【競走】(101)須走合宿インタビュー⑬/桶田悠生

2026.10.01

 3年ぶりの箱根駅伝出場を目指し、日々練習を重ねる明大競走部。8月1日から始まった夏合宿も大詰めを迎え、予選会の号砲が刻々と迫っている。今回は合宿地の静岡県・須走へお邪魔し、秋シーズンを控える 19選手にインタビューを行った。

 第13回は桶田悠生(政経2=八千代松陰)のインタビューです。

——桶田選手ご自身、今年度の夏合宿の感触はいかがですか。
 「合宿に入った最初の段階では結構調子が落ちている状態であまり満足のいくものではなかったのですが、合宿の中盤からは今シーズンで一番いい感触の走りができて、全体を通しては充実感があったかなと思います」

——色々な場所で合宿をやってきたと思いますが、それぞれの合宿ごとでの経過やどういった練習を重視したかを教えてください。
 「最初の妙高の合宿では、走り込みがメインで距離を増やす練習が多かったです。起伏のある地域だったのですが、自分の中ではそこであまりいい動きで走れなくて、少し調子が上がらず苦戦した合宿になりました。次の紋別の合宿では、帰省を間に挟んで調子を上げた状態で入れました。結構強度の高い練習でしたが、そこではしっかり余裕を持ってできた合宿になったので、充実していたと思います」

——夏合宿を過ごしていくにあたって、昨年度と比べて変えたことや、今年度になって始めたことはありますか。
 「合宿とかではないのですが、今年に入って坂ダッシュを入れるようになりました。自分自身調子が悪い時はフォームが乱れることが多いのですが、足が重い中でも坂ダッシュをすることによってフォームが意識的に良くなる感じがあったので、今年は入れるようにしました」

——前半シーズンは全日本大学駅伝予選会(全日本予選)にも出走されたと思いますが、振り返っていかがですか。
 「はっきり言うと、めちゃくちゃ調子が悪くて、いい走りができないまま前半を終えてしまいました。その原因が去年の12月から3月の初旬まで故障していて、急ピッチで全日本予選に合わせるという感じの練習になってしまったことです。そこで焦ってしまって、タイトなスケジュールでやってしまいました。前半はその悪い流れを引きずってしまって、7月までそのまま行ってしまいました」

——夏合宿で練習が積めるようになった要因は何かありますか。
 「まずは焦らず練習ができたところです。前半シーズンは焦ってAチームでバンバン強度の高い練習を調子が悪い中でも組んでしまったりとか、メニュー的に合ってない練習をしたりするということが結構ありました。合宿に入ってからは自分の調子を見定めて、淡々とできるようなメニューを少し意識的に取り組みました」

——秋シーズンは、箱根駅伝予選会(箱根予選)が一つの目標になります。チームとしても個人としても、このように戦っていきたいという目標は現時点で決まっていますか。
 「戦略的なところはまだこれからなのですが、チームとしては、そこまでの大エースという人がまだいなくて計算できないので、一人一人が『俺がやってやる』という気持ちを持っていて、やろうというムードになっています」

——箱根予選は20キロ以上の長い距離の戦いになると思います。距離対応についてはいかがですか。
 「自分は去年も箱根予選を走らせてもらいました。正直ハーフという距離にはまだちょっと苦手意識があるのですが、練習を積んでいる中で、今年は一番そこが成長できたかなと思っています。経験も含めて、去年よりは自信をつけてハーフに臨めるかなと思います」

——昨年度も箱根予選を走られた中で、生かしたいことや気をつけたいところはありますか。
 「トラックは前半から突っ込んで入るタイプなのですが、去年はハーフも前半突っ込んで入ったレースが多かったです。しかし、ハーフはそのような走りだと自分は合わないなと感じたので、今年の箱根予選ではしっかりイーブンペースで走って、ラストでペースダウンしない走りをしていきたいと思います」

——夏合宿して過ごしていく中で、チームとしての雰囲気はいかがですか。
 「紋別での合宿では、練習もみんなバラバラにならずに集団として終えることができたので、ムードは高まっていると思います」

——その中で、特に調子がいいなと思う選手はいますか。
 「みんな(練習が)積めているのですが、僕の学年である2年生は結構積めていると思います。2年生には注目してほしいです」

——箱根予選を始めとする秋以降のシーズンに向けて、ご自身の目標や意気込みをお願いします
 「まず箱根予選では、去年はチーム内12位でしたが、チームに貢献できるのは10位までなので、自分がチームの稼ぎ頭となって、しっかりタイムに貢献していくというところを目標にしています。箱根予選を通過した後のMARCH対抗戦では、他の大学と対抗できる走力をつけて戦えるようにし、箱根駅伝でもしっかり戦っていくことを目標にやっていきます」

——応援してくれるファンの方やスポンサーの方に向けて一言お願いします。
 「全力で走るので応援よろしくお願いします」

——ありがとうございました。

[橋場涼斗]