【競走】(91)須走合宿インタビュー③/石堂壮真

2026.09.29

 

 3年ぶりの箱根駅伝出場を目指し、日々練習を重ねる明大競走部。8月1日から始まった夏合宿も大詰めを迎え、予選会の号砲が刻々と迫っている。今回は合宿地の静岡県・須走へお邪魔し、秋シーズンを控える 19選手にインタビューを行った。

 第3回は石堂壮真(政経4=世羅)のインタビューです。


——夏合宿全体の感触はいかがですか。
 「最初の妙高合宿は、基本的な土台作りから始まったのですが、そこの部分はしっかり自分でも4年間の中で一番できたと思います。帰省を挟んでからの紋別(合宿)は、体調を崩してしまい、最初は思い通りに走ることができず、そこで少しみんなとの練習で出遅れる部分がありました。後半では、ポイント(練習)もゴールして、しっかり最後のレースペースでの練習もできたので、状態としては今上がってきているというのと、去年のこの時期よりは確実に状態はいいのかなと思います」

——今年の合宿ではどのような練習を重視して積んできましたか。
 「ハーフで言うと、後半の5キロや6キロ、最後のところでペースダウンしてしまうので、後半はどの練習でもビルドアップするというか、ジョグでも最後にビルドアップして終わるというのを意識しました。あとは、距離走の部分で余裕を持って、自分の中で目標を持ってやることも意識しました。距離走はみんなでまとまって大人数でやるので、そこは予選会の人数というか、集団の中で走るというのもイメージしながら練習に取り組みました」

——夏合宿では上級生として、引っ張る立場であったと思いますが、何か心がけていたことはありますか。
 「練習の部分では、声出しというか、誰が引っ張るのかというのを下級生と話し合っています。自分はこの合宿できつい場面が多かったので、なかなか練習中の声かけという部分はできなかったのですが、そういうところは他の4年生、小林(周太郎・営4=伊賀白鳳)や大湊(柊翔・情コミ4=学法石川)、綾(一輝・理工4=八千代松陰)がやってくれたので、そこはすごく助かったと思います」

——夏合宿中のチームの雰囲気はいかがですか。
 「すごくいいなと思っています。一人一人が予選会に向けて高い意識を常に持って練習をしていると思います。あとは、上級生と下級生との壁というか、コミュニケーションもしっかり取れているので、練習ではみんなでピリッとして、それ以外の部分では学年関係なくみんなで予選会だったりとか、自分らの考えていることについてお風呂で話したりとか、そういう陸上の高い意識は保てているのかなと思います。そういう場面でいいかなと思います」

——主要大会にも出場されたと思いますが、前半シーズンは振り返っていかがでしたか。
 「前半シーズンは、冬の丸亀(日本学生ハーフマラソン選手権)までは良かったのですが、4月から調子を崩して、そこから自分の思うように練習ができない期間が続いたという感じだったので、あの時のできる限りの力は出せたかなとは思います。その後は、全日本予選(全日本大学駅伝予選会)が終わってから溶連菌にかかってしまって、なかなか練習が積めなくて中断してしまったのですが、7月の法明戦や中大の記録会では3000メートルで自分の走りというのがある程度できたかなという感じです。少しガタガタした前半シーズンにはなったのですが、主要大会に自分のピークをしっかり持っていくことはギリギリできたのかなと思います」

——今後は、箱根予選(箱根駅伝予選会)が一つの目標になると思うのですが、チーム全体で戦い方や目標というのは決まっていますか。
 「まだ具体的に監督とは話していないのですが、チームのみんなと話しているのは、最初に突っ込みすぎないというのと、それでも最初の10キロや15キロのところで10位以内には絶対には入っておかないといけないことです。後半の5、6キロのところで苦しくなってしまうので、最初の10キロは1キロ3分ペースを切って、最低でも(10位に)入るというのをみんなで話しています。あとは、公園内に入ってからすごくきつくなるので、できるだけ3分というところを押して、全員が63、64分以内には走りきるというのはチームで共有できています。具体的な誰が走るとかは決まっていないですが、そういう選手たちの一人一人の意識というのはできているのかなと思います」

——箱根予選になるとハーフなので、20キロ以上の戦いにはなると思いますが、その距離への適応は、チームとしても個人としてもいかがですか。
 「個人としては何回かハーフを走っていて、この夏合宿も距離自体は増えているので、そこまで抵抗はなく、チームとしても下級生中心にボリュームをしっかり取っていて、距離への適応もできていると思います。予選会はハーフを走ったことのない選手も走ることになると思うのですが、そういう部分で自分的には楽しみだなと思います」

——夏合宿を過ごしていく中で、調子がいい選手やこの選手は練習が積めているなという選手はいらっしゃいますか。
 「直近で言うと、2年生の阿部(宥人・政経2=西武台千葉)や3年生の成合(洸琉・情コミ3=宮崎日大)はすごく高いレベルで練習は積めているなと思います。三平(弦徳・営2=伊賀白鳳)と小松(映智・理工2=名経大高蔵)もすごく自力がついてきているなというのが見ていてわかるので、そういう2人が予選会を走るのもすごく面白いなと思います。チームとしては自力がついてきている選手が多いのかなと思います」

——秋以降は箱根予選から始まって、通過すれば色々な大会が待っているとは思うのですが、箱根予選通過以外に目標があれば教えていただきたいです。
 「通過するのは前提になりますが、そこから自分はMARCH対抗戦の1万メートルで28分台は出しておきたいなと思っています。その後は箱根駅伝のメンバー争いという感じになってくるので、そのような部分でまずはタイムが欲しいです。予選会も63分台はマストで走らないといけないなと思っていますし、自分的にはそれ以上の記録というのをもちろん目指していきたいと思っています。秋の目標は1万メートルで28分台、予選会で63分台から62分台というところは目指していきたいなと思っています」

——最後に秋以降の意気込みをお願いします。
 「最終学年でチームを引っ張る立場だと思うので、綾一や大湊だけに任せずに自分もしっかり走るんだというところを結果で示していけたらなと思います」

——ありがとうございました。

[橋場涼斗]