【競走】(89)須走合宿インタビュー①/大湊柊翔
3年ぶりの箱根駅伝出場を目指し、日々練習を重ねる明大競走部。8月1日から始まった夏合宿も大詰めを迎え、予選会の号砲が刻々と迫っている。今回は合宿地の静岡県・須走へお邪魔し、秋シーズンを控える 19選手にインタビューを行った。
第1回は大湊柊翔(情コミ4=学法石川)のインタビューです。
——今年の夏合宿の感触というのは大湊選手自身いかがですか。
「例年、大学1年目から3年目は、合宿を迎えるまでにあまり調子が上がらず、夏で0から1にしていく段階というのをやっていました。ですが、今年は合宿前から調子も良いです。試合も現状のレースができていて、良いスピードというか、試合勘が残っている中で夏合宿を迎えることができました。なので、本当に今年度は、普段0から1にやっている段階を1、2の段階から、さらに3、4と上げていくことができているので、今までで一番いい夏を迎えられているのではないかなと思います」
——色々な場所で合宿をやってきたと思いますが、それぞれの合宿ごとでの経過やどういった練習を重視したかというのを教えてください。
「妙高は距離重視で、距離を踏むということを意識しながらチームとしても行っていて、個人としてもそこは意識しています。また、しっかり夏以降の自分の体を想像した時に大切になってくるということも意識しながらやっています。そして、妙高でつくった土台を、紋別でしっかりスピードに移行していき、よりレースに近い感覚で行っていくということをイメージしています。その後の三次合宿は例年菅平などでやっていますが、今年は西湖でより実践的というか、夏合宿でやってきたことの総括だと思っているので、このような流れで取り組むことを意識して行っています」
——夏合宿は大湊選手ご自身が駅伝主将や4年生として、チームを引っ張る部分が多かったと思います。どのようなことを重視してチームを引っ張りましたか。
「あまり言葉とかで見せるというよりは、自分自身が主将をやらせてもらっている意味としては、背中で引っ張っていくという部分だと思います。この夏は人一倍背中で見せるというか、練習への姿勢や、みんなの前を走るじゃないですけど、そういった部分が自分に求められている走りなのかなと思っています」
——その中で、チームの雰囲気はどう感じられていますか。
「チームの雰囲気はすごくいいと思っていて、練習の消化率での充実度みたいなものもありますし、やはり私生活でもみんな和気あいあいやっています。チームの雰囲気としてはすごくメリハリをつけながらやることをやって、その他食事など部分は学年関係なく積極的にコミュニケーションが取れていると思います」
——前半シーズン、大湊選手自身思ったような結果は出せなかったと思いますが、ご自身で振り返っていかがですか。
「本当に思った走りは全くできなかったので、そこは自分自身悔しいところではあります。7月の前半に少し喘息にかかってしまい、毎年同じ流れになってしまっているなというところではありました。ですが7月の学生網走(関東学生網走夏季記録挑戦競技会)と中大記録会に参加して一旦、現状の力を出し切ってレースをすることができました。決していい前半シーズンとは言えなかったのですが、1年目から3年目と同じことは繰り返さずに修正できたのは一つ収穫だったと思います。合格点まではいかないですけど、例年に比べたら良かったと思っています」
——秋シーズンは、箱根予選(箱根駅伝予選会)が一つの目標になっていくと思います。チームとしても個人としても、このように戦っていきたいという目標は現時点で決まっていますか。
「箱根予選は、チームとしては5位以上で通過することが目標で、個人としては日本人トップというのを狙っています」
——これからは20キロ以上のハーフのレースも増えてくると思います。距離への適応というのはチームとしていかがですか。
「夏合宿でも30キロ走や、最初は1キロ3分30秒ぐらいのペースから、大体20キロ25キロやっているところを、今は16キロだったら1キロ3分10秒とか3分ぐらいのレースペースに近づけてきています。距離やハーフに対しての、全体的な不安は、少しずつみんな無くなってきているかなと思います」
——箱根予選を戦うにあたって、どのようなポイントが大事になりますか。
「当日の気候条件もあると思うのですが、やはり例年序盤から箱根予選のボーダーラインの10位という部分に、ずっと入れていないので、前半から10位以内に入ってレースを進めることが自分たちは重要になってくるのではないかと思っています」
——夏合宿を過ごしていく中で大湊選手から見て、この選手は調子が良く、練習が順調に積めているなと思う選手はいらっしゃいますか。
「成合洸琉(情コミ3=宮崎日大)は調子がいいのかなと思っています。彼自身の性格というか持ち味も練習から積極的にやってくれていますし、自分が(ペース)を上げるところも食らいついてきてくれたりして、今は練習からチームを引っ張ってくれているので、爆発力がある選手ではないかなと思います」
——箱根予選を始めとする秋以降のシーズンに向けて、ご自身の目標や意気込みをお願いします。
「まずは秋のトラックシーズンを考えるというよりかは、チームとして箱根予選に突破することが絶対条件というか、そこを通らないことには話にならないと思います。まずはチームとしても個人としても目標を明確にして、チーム一丸となって全力を注いでいけたらいいなと思っています」
——ありがとうございました。
[橋場涼斗]
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