(3)「1年かけて切磋琢磨していければいいチームにもう1回なる」竹之下仁吾 新体制インタビュー 

2026.05.03

 昨年度、関東大学対抗戦(対抗戦)、全国大学選手権(選手権)の両大会で優勝を果たした明大。今年度は大川虎拓郎主将(法4=東福岡)が先頭に立ち、スローガン『ALL IN』を掲げ2連覇を目指す。本連載では新チームの監督と幹部となる4年生のインタビューを全6回にわたって掲載していく。

 第3回は竹之下副将のインタビューをお送りします。(この取材は4月28日に行われたものです)

――昨年度のチームを振り返ってみていかがですか。
 「チームは結構どん底まで落ちたというか、本当に優勝できるのかなという疑問を抱きながらラグビーをしていた時もあったのですが、Aチームとして結果を残さないとダメだなというのをみんなでしっかりミーティングをしたりして、結果が良くなりました。それは今年のチームにもつながる大切ないい習慣になったと思いますし、それがみんなで意思統一をすることが大切なんだと改めて分かりましたし、最後に4年生を優勝で送り出すことができて、ほんとに良かったと思います」

――個人としての昨年度はいかがでしたか。
 「個人としては、いろいろな活動に呼んでいただいて、夢のような場所でラグビーができて本当に良かったところも多かった年なのですが、シーズン終盤で自分のパフォーマンスが出せていなかったです。ケガをしたりなど色々な要因がありましたが、そういう中でもしっかり自分のパフォーマンスを出さなきゃいけない立場なので、今年は去年の反省を踏まえて、シーズン終盤にいいパフォーマンス出せるようにやっていきたいなと思います」

――最高学年になって何か変化などはありましたか。
 「最高学年になってまだJTS(JAPAN TALENT SQUADプログラム)とかに行っていて本格的に練習参加ができていないのですが、寮でもラグビーでも引っ張っていかないといけない存在なので、積極的に発言するところであったり、下級生を引っ張るというところは多分求められてくると思うので、そこを意識して取り組んでいきたいなと思います」

――今年度は副将という立場ですか、副将を任されたことに対してのプレッシャーなどは感じていますか。
 「こんなに伝統のあるチームで、キャプテンというのはやはりなかなかできないですし、本当にキャプテンとして優勝まできたらいいなと思うので、やっぱりプレッシャーもあるのですが、4年生で役割分担しながらやっていけばいいかなと思います」

――昨年度の4年生が卒業しましたが、BKの世代交代という部分で見てはいかがですか。
 「去年4年生が出ていたポジションと言えば、やっぱ9番と両センター。そこは4年生が抜けて1からになると思うのですが、そこは明治の強みでもある、層が厚いというところが生きてくると思います。去年なかなかAチームで出られなかったメンバーでも、ずっと下で頑張っている選手や、力を持っている選手がいっぱいいると思うので、それも1年かけて切磋琢磨(せっさたくま)していければいいチームにもう1回なるんじゃないかなと思います」

――その厚い選手層の中で、今年度のキーマンとなる選手と期待している後輩の選手がいれば教えていただきたいです。
 「期待している注目選手は海老澤琥珀(情コミ4=報徳学園)です。1年生からずっと選手権の決勝に出たりしている中で、去年は全然試合に出番がなくて、彼自身悔しい思いがあったと思うので、今年こそやってくれるんじゃないかなと思います。期待している後輩は報徳になるのですが、同じウイングの長谷川諒(情コミ3=報徳学園)です。本当にスピードがある選手で、体も強いですし、ハイボールも強いので、しっかり自分の色を出して今シーズンのメンバーに定着してほしいなというふうに思います」

――今シーズンどのような選手になりたいという理想像はありますか。
 「理想像はいっぱいあるのですが、去年は本当にケガで痛い思いをしたので、まずはケガをしないということです。そして、僕の強みのプレーをしっかりベースにやっていくところです。去年は代表に呼ばれたからもっといいプレーをしないとダメというプレッシャーを自分でかけてしまったところがあるので、そこはもう0にして、何も成し遂げてないというか、本当に0からのスタートという気持ちで、自分を全開に出していけたらいいなというふうに思います」

――フルバックとして出場する際に意識していることなどはありますか。
 「ボールのもらい方は最近教えてもらってから意識するようにはしていて、それとボールのもらい方と、やはり後ろにいるので、ディエンスの時に両ウイングとのコミュニケーションはずっと意識しています」

――JTSに行かれていましたが、そこで得たものを教えてください。
 「JTSは本当に成長ができる場所で、さっき言ったボールのもらい方のところもJTSでのBKコーチに教えてもらって、あとはケガ明けで参加した影響で、どうしてもパフォーマンスが上がらなかったりしたので、パフォーマンスが上がらない中でいろんなコーチに1対1でサポートしていただいたので、パフォーマンスが悪い時にどういう考え方だをするかだったり、選手の調子の波の持っていき方、いかにこの下の時間を短くするか、メンタルの部分であったり、体のケアの部分だったり、そういうところを学びました」

――JTSの活動の中でプロの選手と対戦する機会もありましたが、プロの選手との対戦はいかがでしたか。
 「去年もU20の時からリーグワンの選手とやらせていただいていて、(プロの選手の)コンタクトは強かったですが、僕がU20の時に感じていた時よりも少し通用するようになったかなと思います。その中でも一番は日本代表の合宿に行ったりして、日本のトップの人とコンタクトしてきて、強くなれたかなと感じています」

――今シーズンのスローガン『ALL IN』に込めた思いを教えていただきたいです。
 「意味としてはどんな局面に対しても全てをかけて、逃げ道をなくしてラグビーする、ラグビーに懸ける思いが込められています」

――今年度の意気込みお願いします。
 「周りからは2連覇するかどうかという目で見られていると思うのですが、今年は今年なので、しっかり今年優勝するところを軸にみんなで成長していけたらいいなと思います。」

――ありがとうございました。

[虻川隼人]

竹之下 仁吾(たけのした・じんご)政経4、報徳学園。180センチ・86キロ
 竹之下選手の部屋っ子はよくゲームをするそう。「白井(瑛人・商3=桐蔭学園)と手崎(颯志・文1=大阪桐蔭)は妖怪ウォッチをしていて、原(悠翔・政経2=大阪桐蔭)はポケモンをしています」。その一方で竹之下選手は「僕は4年の他のメンバーとマリオカートを最近しています」とのことです!

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