大熊・今井ペア 次々と強豪倒し見事V!/関東学生選抜インドア大会
インドア大会は普段の外で行われる大会と違いカットサーブを打つ選手が多い。そのため、変化球に対処できず連続でネットしてしまうレシーバーも多くいる。また、「いつもより1本が決まるのが長い」(今井)ため体力を多く消耗する。普段とは異なる環境の今大会に向け大熊、今井は戦略を練っていた。
試合は接戦となった。開始早々相手の速い球に追い付くことができずあっさり2ゲームを決められてしまう。しかしゲームカウント0―2で迎えた3ゲーム目、長いデュースの末3ゲーム目を奪うとそのまま流れに乗って5―3でこのゲームを勝ち取った。
本学ペアのサーブとともにスタートした試合。1ゲーム目から激戦が繰り広げられていた。大熊が必死にボールに食らい付くもスマッシュを決められてしまう。そしてサーブミス。あと1本決められたら相手に1ゲーム先取される。しかし今井のボレー、スマッシュがそれを許さなかった。ここで2本取り返しデュースにもち込むと、この流れで2ゲーム目も勝利しゲームカウント2―0。ここで流れを作りたかったがそう簡単にはいかなかった。大熊が後衛に球を返すと、返ってくる球で前後左右に激しく振られる。2試合連続でファイナルまでもつれこむ試合を展開しただけに、かなりの体力が消耗されていた。また相手のボレーが決まり、アウトラインに決め球を食らい一気にゲームカウント2―2に追い付かれてしまう。本学は、1ゲームを必死に取り返すも、波に乗れず相手に2ゲームを取られる。ゲームカウント3―4。あと1ゲーム取られてしまうと、ゲームセット。もう後がない。
大熊・今井ペアは、これまでの春季リーグ、インカレにおいて接戦にもち込むことはできるものの、あと1点が取れない試合が続いていた。「大体負けるときは、先に攻められてしまう」(今井)。しかし今日の2人は違った。どんなに差を付けられても、自ら失った点は自らが取り返す、逆転勝利を決める「粘り」をもっていた。それは、この1年間の2人の成長をうかがわせている。
最後のファイナルゲームが始まった。ファイナルは7本先取で勝利が決まる。
先制したのは本学だったが、その後打っては打たれの競り合いが続く。だがここから今井の華麗なボレーが続き一挙に3本連続得点を決める。波に乗った2人に、勝利はそこまで見えている。最後は大熊のサーブが決めた。
シーソーゲームを勝ち抜いたのは、本学だった。「何が起こったのか分からない」(大熊)。優勝が決まった瞬間、今井と大熊は安堵(あんど)の表情を見せた。今年度の総まとめの大会、彼らは有終の美を飾った。
春から結成された大熊・今井ペア。「長く組んでいると次に大熊がどこに打つのかが分かってくる。だから次のプレーにいきやすい」(今井)、「自分のミスを、今井さんがフォローしてくれた」(大熊)。まさに、経験と信頼関係が身を結んだ結果だった。
また、2人のこの偉業に「目標ができた」(山上・理工1)、「同じ1年生としてもっと頑張らないと」(桑山・1)と周囲に大きな影響を与えていた。2人のこの結果は「団体で勝つ自信にもなった」(今井)と春季のリーグ戦に向けてもチームにいい流れを呼び込んだに違いない。
関連記事
RELATED ENTRIES

