明大から決勝進出選手が続々!伊予部は4位/日本選手権

1999.01.01
 6日間にも及ぶ日本選手権が東京辰巳水泳場で13日に開幕した。
男子50m平泳ぎ予選で五輪金メダリストの北島康介選手(コカ・コーラ)が日本新記録を出すなど、注目を集めたこの大会。本学からは伊与部が4位に輝くなど活躍する選手が多く見られた。
 ラバー製などの高速水着が今年から禁止され、新規定に対応した水着で迎えた初日。まずは男子400m自由形で平井が見せてくれた。
決勝進出を決めた平井は「3位以内」を目標にレースに臨んだ。前半は7位と出遅れたかのように見えたが、持ち味の後半でぐんぐん順位を上げていく。気が付けば4位に着けていた。表彰台まであと少し!追い上げるも「もっと落ち着き、冷静になれば良かった」と最終順位を5位に落とした。だが、大学生の中ではトップに立つ素晴らしい結果だった。

  大会2日目。この日行われた決勝に本学選手の姿はなかった。だが男子200m平泳ぎ準決勝で金子が、男子100m背泳ぎで伊与部が決勝進出を決め、翌日につなぐいい泳ぎを見せた。

  大会3日目。この日行われた男子200m自由形に準決勝で益田が登場した。7位で折り返し8位でフィニッシュ。「周りが見れていなかった」と予選よりもタイムを落とし悔しくも決勝進出とはいかなかった。

 一方決勝のレースでは金子が奮闘していた。男子200m平泳ぎ決勝に進出したのは金子は前日行われた予選で北島康介、立石諒(慶大)、末永雄太(T.アリーナ)らに続く5位に着ける好調な泳ぎを見せていた。「すごい人たちの中でレースをし、自分なりに何か得られたらいいと思う」と力み迎えた今日の決勝の舞台。「狙いすぎてしまった。前の4人が早いと分かっていたからその人たちに着いていった」と前半は5位に着ける。だが徐々に疲れが出たのだろうか。最後は7位と順位を落とした。しかし得られたものは大きい。「すごい人たちの緊張感が伝わってきた。どんなときでもメンタルが強いなと感じた」。収穫は十分にあったに違いない。

  伊与部もまた入江陵介(イトマン)、古賀淳也(稲泳会)ら大物と共にレースをした。「リラックスしすぎてしまった。思っていることと実行が噛み合わなかった」と8位に沈む。不本意な結果に終わるも明日の200mでは「実行を頭に叩き込み、決勝に残る」と約束した。

 大会4日目。伊与部が200m背泳ぎ準決勝に出場した。昨日の100mはリラックスし過ぎた伊与部だが「逆に
緊張した」と苦笑いだった。足のケガのため泳いでおらず、「この2、3カ月くらいでここまでこれて良かった。決勝残れば頑張りたい」と意気込んだ。結果2分00秒61、7位で決勝に進む。

  大会5日目。14日の50mバタフライを棄権して「100mと200mに懸けた」宇津木。200mバタフライ準決勝に出場、8位で決勝進出を決めた。
100m平泳ぎ準決勝に進んだ大和田。タイムは自己ベストの1分02秒63。「調子はいい方。ベストは出たけど1秒台を狙ってたので…」と少し残念そうな様子だった。
  昨日の準決勝に続き、200m背泳ぎ決勝に出場した伊与部。序盤5、6位に着けるも結果は2分01秒41で8位。レース後は終始がっかりして「力んだ。肩の力か入り過ぎた」と振り返った。

 日本選手権最終日。客席は満員の熱気に包まれ、プールは選手のし烈な泳ぎで波打った。
50m背泳ぎ決勝。「50に出るのは何年かぶり。気楽にいきたい」と意気込んだ伊与部。26秒01で4位に着けた。その言葉通り、レース後「気楽にいけました。できれば3位に入りたかったけど、順位がこれまでより上がったので良かった」とほっとした顔だった。6日間を戦い終えた伊与部。3種目で決勝に残り、「自分のためになった。これからは順位を上げていきたい」とさわやかに語った。

  昨日の400m個人メドレー予選で4分16秒54の好タイムで1位通過したルーキー鮫島(商1)。期待を背にプールに飛び込んだがまさかの4分21秒88で8位。実はレース前に右肩をつっていた。「情けない」と沈んだ顔だったが、日本選手権について「自己ベストが出たのが収穫。しっかり反省して決勝でタイムが上がるようにしたい」と振り返った。

 迎えた200mバタフライ決勝。「明日は明日でやることをやる」と前日に意気込んだ宇津木。しかしレース後は「自分でもよく分からない」とタイムについて渋い表情をした。予選より落ちた1分59秒20。「1分56秒くらいを狙ってたけど甘かった」。思うように結果を出せなかった宇津木。「日本選手権6日間は長かった。一筋縄ではいかないものだなと。大事な試合で結果を出す難しさを改めて感じた」と神妙に語った。

  次なる大会である6月のジャパンオープンも今回と同じ場所で行われる。今大会で見つけた課題を克服しさらに成長した明大選手らの姿があるだろう。そして、夏の暑さに負けないぐらい熱い戦いがここ、東京辰巳国際水泳場でみられることに期待したい。