【弓道】王座へ望みをつなぐ 日大に勝利し順位決定戦へ/東京都学生リーグ戦

2026.10.04

 5つの大学が総当たりする東京都学生リーグ戦(リーグ戦)最終週を2勝1敗で迎えた明大。最後の相手は唯一3戦全勝の日大との対戦となった。全日本学生王座決定戦(王座)出場には日大に勝利し順位決定戦へ進めるしかない明大は64中―57中で勝利を飾り王座への希望を残した。

◆9・6~10・25 東京都学生リーグ戦(各大学弓道場)
▼10・4 対日大戦(東農大キャンパス弓道場)
〇明大 64中―57中 日大

 4人の選手が各自20射、計80射の的中数を競うリーグ戦で、1立目から高的中を叩き出した。先攻の明大は原田晏奈(農1=焼津中央)、加藤ほの美(政経4=前橋育英)、下窪桜果(農1=焼津中央)が皆中を達成し14中で日大にプレッシャーをかける。しかし、2立目では両校とも大幅に的中を落とし8中―10中、合計22中―21中と差を詰められてしまう。「日大は今まで負けたり勝ったりが分からない状況の場面が多い。今回も気を抜けない、負けたくないという思いが皆あって『絶対に勝って順位決定戦迎えるぞ』と心に決めていた」(大塚礼藍主将・農4=桐蔭学園)と強い思いを矢に込めた3立目。明大は驚異の15中を記録し日大に合計で7射差をつけ、これが勝負を決定づけた。4立目は13中―12中、5立目は14中―15中と拮抗(きっこう)し、最終成績を64中―57中で明大が大きな1勝をつかんだ。

 今試合は4年生にとって負けたら大学弓道引退となる大一番であった。「私個人としては負けてしまったら最後になってしまうし、リーグ戦も最終週ではあるので、高校生の時から弓道やっていて7年間の中で一番いい弓を引こうと思って自信持って引くことを意識した」と加藤は鋭い射で19中を記録し勝利に大きく貢献した。王座出場に向けて目指すのは2週間後の順位決定戦勝利だ。1年生で大前を務めた原田も「絶対勝ちたい」と意気込み気合十分だ。全員で力を合わせ王座への切符を射止めにいく。

[岩本文乃]

試合後のコメント
大塚主将
――リーグ戦全体を振り返って大変だったことを教えてください。
 「リーグ戦は長いので、1週目は調子が良くても次の週は分からないだとか、本人たちもこのまま本番が迎えていいのかなど不安を抱えながら練習している様子も近くで見ていたので、部員から目を離さず、コミュニケーションを取ることを心がけていました」

――順位決定戦に向けて意気込みをお願いします。
 「まずはみんな一人一人が自分の射と向き合ってほしいなと思っていて、かつリーグ戦はチーム戦なので、今日みたいに誰かが外しても他がフォローするみたいな雰囲気が今までできているので、そこは変わらずみんなで力を合わせていきたいなと思っています」

加藤
――リーグ戦全体を振り返っていかがですか。
 「私個人としては、4年連続で東西学生選抜対抗試合に出るという目標があったので、それはかなえられなかったことは悔しいですが、うまくいかない週が2週続いて、その中で最後の大事な今日の試合でいい的中を出せたのはほっとしているというか良かったですし、弓を最後の週に楽しんで引けたので、すごく良かったなと思います」

――順位決定戦への意気込みをお願いします。
 「ずっと王座決定戦に出るのは1年の頃からの目標ではあったので、最後の年でかなえたいというのはもちろんありますし、勝っても負けても最後のリーグ戦になるので、今日よりも一番いい弓を引いて王座出場を勝ち取りたいです」

原田
――リーグ戦全体を振り返っていかがですか。
 「同期や先輩方ともたくさん射の話をして、お互いに見合ったり、アドバイスし合ったりして、的中があまり伸びない苦しい時期もありましたが、70中以上を出すという団体の目標を全員で目指してチーム力を上げていけるいい期間になったと思います。 4年生の3人は最後のリーグ戦なので絶対に勝って王座に全員で行きたいと強く思えるリーグ戦でした」

――順位決定戦まで2週間空きますが、その間に取り組みたいことはありますか。
 「まず自分の射をもう一度見つめ直して、外した一本をしっかり分析して次は 20本全部詰め切れるようにすることと、もっと緊張すると思うので、自分のメンタルもしっかりケアできるように練習から緊張をかけて本番は一番いい状態で迎えられるようにしたいです」