【弓道】2年連続の準優勝、悲願の日本一にあと一歩届かず/全国大学選抜
明治神宮弓道場で行われた今大会。予選を危なげなく通過し、その後は順調に準決勝まで突き進んだ。準決勝の桃学大戦では強さを見せるも、決勝戦で法大に敗れ2年連続の準優勝となった。
◆7・4~5 第38回全国大学選抜(明治神宮弓道場)
▼男子団体
明大――準優勝
予選では、2射目に其上達也(農2=東農大三)と有馬凪人 (営2=市立前橋)が外してしまう危機に陥るも、ルーキー・山口久遠(農1=青森)と藤鷹暉士(政経2=都立井草)が皆中でチームを救い、15中という結果で危なげなく決勝トーナメントへの出場権を手にした。
続く決勝トーナメントでは、初戦の宇都宮大相手にわずか1中差で勝利し、2回戦は予選1位通過の鹿児島国際大も難なく仕留め、準決勝へと駒を進めた。準決勝では、4人が皆中という圧倒的な強さを見せ、満を持して2年連続の決勝戦へ臨んだ。迎えた運命の決勝戦では、因縁の法大との対決となった。中嶋航大主将(農4=帝京長岡)は「自分が1年の頃から負けてきた経験の方が強かったので、ここでしっかりと勝とうと思っていた」と語るも、決勝までの間で2回の同中競射に競り勝ち、存在感を示してきた法大を相手に明大は厳しい戦いを強いられることとなる。その中でもさすがの安定感を見せたのは中嶋だった。立が進む中で、緊張からか其上と藤鷹が3連続で×となるも、中嶋は2回戦から3連続で皆中を達成し、外したのは決勝戦までの合計20中のうちわずか2中。「決勝トーナメントに入ってからは1本も外してはいけないという強い思いで引いた」と、主将の意地を見せた。
中嶋が「想像以上の結果を出してくれた」と語ったのは今回大学公式戦初出場となった山口だ。「前日に自分がスタメンで出るといきなり発表されたときは結構緊張して精神的にきつかった」という山口だが、予選ではいきなり皆中を達成し、決勝リーグ4試合で合計16中と明大の新戦力として最高のスタートとなった。一方、其上、有馬、藤鷹の2年生3人にとっては悔しさの残る大会となった。「自分は予選が1中で、そこからなんとか盛り返して中てることができたが、やはり真ん中の立場としてしっかりとつなげないといけなかったし、それで仲間に負担をかけすぎてしまったので、次の大会は必ず〇で返して、×を止められるように練習していきたい」(有馬)と決意をあらわにした。
2年連続で表彰台に立つことはできたものの、またもや頂点には届かなかった明大。「悔しいけれど、日本で2番なのは普通にすごいことだと思う。次は日本学生選手権(インカレ)で日本一を取れるように頑張りたい」(其上)。彼らが強く望む〝日本一〟の称号をインカレでつかむことができるか。今後の明大に大きな期待がかかる。
[坪本奈々]
試合後のコメント
中嶋
――全関東学生選手権(全関東)から強化してきたことは何かありますか。
「全関東で大敗を喫して、そこがやはり1番の起爆剤になって、個人個人が多分このままではダメだと思って臨んだ2週間でした。なので、おそらく全関東に挑むまでの期間よりも、練習の内容や、練習への気持ちの入り方も、とても濃い2週間でした。自分たちから何かしたというよりも、個人個人がしっかりとこの選抜(全国大学選抜)に向けてもっと本気で挑んでいかないとダメなのだろうというところの気持ちの入り方が1番の成長だったと思うので、それは今後ともしっかり上からも下に声をかけていって、どんどん継続していかないとかなと思います」
有馬
――準優勝という結果をどのように受け止めていますか。
「自分は去年公式戦に出ることができず、選抜も外から見て悔しい思いをしての今年だったので、選手として準優勝できたのは嬉しいです。でも自分たちが目指しているのは日本一なので、また次の大会に向けて頑張りたいです」
藤鷹
――1年生や3、4年生がいる中で、2年生の団体戦での役割をどう考えていますか。
「自分は自分が持った4本を全て中てきることが、自分にとってもチームにとってもいい結果につなげられる部分だと思って、前が外れても中っても自分は後ろの主将につなげるのが1番の役目で、そして1本も無駄な矢は出さずに最後まで、たとえ外したとしても最後の1本まで、チームのために中てるのが自分の仕事だと思っています」
其上
――今日のコンディションはいかがでしたか。
「実は全関東もそこまで調子が良くなかったです。そこからどうにかして中てようと新しいことにチャレンジをしたのですが、それも調整しきれず、そのまま今日を迎えてしまいました。今シーズン始まってまだ大会で結果を残せていないところが自分の課題なので、今日の反省を活かして次につなげたいです」
山口
――今後の意気込みをお願いします。
「自分は今日の大会で皆中を1回しかできず、あとは全部3中だったので、今後は残りの1中を詰め切るところに重点を置いて、対戦相手に関係なく、まずは自分に負けないように集中していきたいと思います」
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