東京国際大とスコアレスドロー 3連勝ならず/関東大学1部リーグ戦

2018.09.29

 あと一歩、ゴールに届かなかった。第14節は、2部降格圏内の11位・東京国際大と対戦。前半を0―0で折り返し、後半は終始、敵陣へ攻め込む。しかし、得点を奪えず。連勝は2でストップした。



 苦しい前半になった。相手は、堅守速攻のスタイル。フィジカルに優れた町田ブライト(東京国際大)をターゲットに、ボールを集めてきた。ペースを握られ、自陣でのプレーが続く我慢の展開に。リーグ最少失点の守備陣が懸命に守り抜いたが、シュート数で上回られた。前節も前半は無得点。「ギアが入るのが遅い」(小野)と試合序盤の戦い方が、今後のカギになる。

 一転、後半は主導権を握った。後半38分に小柏がポスト直撃のシュートを放つなど、多くの決定機をつくった。しかし「シンプルに決め切れなかった」(岩武)。リーグ戦の直近4試合で、17ゴールの攻撃陣が沈黙。第10節・順大戦以来4試合ぶりの無得点となった。

 次は、暫定10位の桐蔭横浜大戦。「優勝に向けて勝つしかない」(村田)。前回の対戦は5―1で快勝しており、相性は良い。再び、大量得点を挙げ勝利したい。

[渡部伊織]



試合後のコメント
栗田監督
――今日の試合はいかがでしたか。

「東京国際大がよく守っていたので、それを崩せなかったと思います」

岩武
――今日の試合はいかがでしたか。

 「前半の早い時間になかなかボールが落ち着きませんでした。前半から、後半みたいな展開になればもっと得点のチャンスがあったと思います」

――勝ち切れなかった要因は何でしょうか。
 「シンプルに決め切れないことです。完封は良かったですが、最後の決め切るところを追求していきます」

小野
――得点するために心掛けたことは何ですか。

 「後半は自分たちがボールを保持する中で、サイドからの攻撃は一つ大きな形として意識していました。クロスの質や中の入りがこれからの課題ですね。また、ミドルシュートを含めて、シュート数を増やしたいです」

村田
――得点するために心掛けたことは何ですか。

 「クロスボールが有効だと思ったので、そこにどんどん飛び込んで何回もチャンスをつくっていこうと話していました」

――次戦への意気込みをお願いします。
 「もうやるしかないです。一喜一憂せずに頑張ります。優勝へは勝つしかないので、次は勝てるようにいい準備をします」