3-0で国士大に快勝! 首位との勝ち点差を5に縮める/関東大学1部リーグ戦
試合は後半に動き出した。前節首位・早大戦で大勝を収めて臨んだ第13節は国士大との一戦。前半にチャンスを決め切れず0-0で迎えた後半、一挙3得点と波に乗り3-0のクリーンシートで勝利を収めた。
後半の早い時間での得点が呼び水となった。互いに無得点で迎えた後半4分、PA左前でFKを獲得。小野が惜しくも左ポストをたたくと、後半から出場の小柏がこぼれを右足で押し込み先制点を挙げた。「水が流れないイメージがあった」(栗田大輔監督)という前半の不振を一蹴。後半16分には、小野の華麗なテクニックで相手DFを翻弄し、左サイドからのクロスを村田が頭で合わせ2点差と、国士大を引き離した。HTで話した「蛇口をひねると水がだーっと落ちるような感じ」(栗田監督)が選手たちに共鳴。前半から攻撃のリズムは一変し、後半20分には狩土名のダメ押しゴールで試合を決定づけた。現在、得点ランキング6位(7得点)小柏と3位(8得点)村田は、リーグ戦4試合連続ゴール。3-0で完封勝利とリーグ最少失点に加え、リーグ最多得点まであと1点に迫った。攻守で他大を圧倒し、リーグ首位へと上り詰める。
まだ2回戦が終わったばかりだ。「リーグ戦を大臣杯と同じトーナメント戦と考える」(小柏)。次戦の相手は、昨年度の後期リーグ戦初陣で大敗を喫した東京国際大。「11回勝つと優勝できる」(栗田監督)。リーグ戦にはない緊張感で一戦一戦を着実に勝ちにいく。
[木田諒一朗]
試合後のコメント
栗田監督
――振り返ってみていかがですか。
「後半立ち上がり小柏を入れてすぐ点を取ってくれたので、そこの1点でだいぶ落ち着いたのではないかと思います。何よりも点取ってくれたのが大きいです」
岩武
――前半の固さの要因は何ですか。
「ファーストチャンスで決められないことがやっぱりありました。チャンスはあったので、そこでしっかり決めれば落ち着いたかなと思います」
村田
――後半持ち直してしっかり勝ちました。
「やっぱりやってきたことに対して自信はありますし、もっとやれるというのを確認し合って、後半いい入りができたのがよかったです」
小柏
――次戦に向けてお願いします。
「東国大に前期引き分けましたし、本当に11連勝するしかないです。次もいい準備をして勝つことだけを考えて取り組んでいきたいと思います」
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