小柏がハットトリック達成! 桐蔭横浜大に5ー1で逆転勝ち/関東大学1部リーグ戦

サッカー
2018.06.18

 怒涛(どとう)の巻き返しが始まる。4試合勝ちなしで迎えた第10節の相手は桐蔭横浜大。前半開始1分、失点を許してしまう。しかし、前半で逆転に成功し、後半も3点を奪い5―1で快勝。順位を2位と伸ばし早大を追い掛ける。


◆4・7~7・1 第92回関東大学1部リーグ戦(前期)(味の素フィールド西が丘他)

▼6・17 第10節対桐蔭横浜大戦(駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)

◯明大5ー1桐蔭横浜大 (第10節暫定順位 2位 5勝2分3敗)

[得点者] 

前半19分 村田
前半44
分 小柏

後半3分 小柏

後半22分 安部

後半41分 小柏

《出場メンバー》

GK 長沢

DF 常本、岩武、上夷、袴田

MF 渡辺(→河辺=後半25分)、安部、小野、佐藤亮

FW 村田(→中川=後半35分)、小柏(→佐藤凌=後半43分)


 攻撃陣が爆発した。試合開始1分、鳥海(桐蔭横浜大)の中央突破からまさかの先制を許す。それでも左サイドの佐藤亮(商3=FC東京U―18)の巧みなドリブル突破からクロスを供給し、数多くの攻撃を演出。前半19分、村田航一(法4=日章学園)のゴールで同点に追い付くと前半44分に小柏剛(商2=大宮アルディージャユース)のゴールで逆転。後半も攻撃の手を緩めず一挙3得点で見事に逆転勝利を収めた。


 小柏が本領を発揮した。今季序盤は得点力に悩んだ。しかし、持ち味の裏への抜け出しからドリブル突破がチームにマッチ。右足、頭、左足と全ての部位でゴールを奪い、見事にハットトリックを達成した。「自分の得点でチームが勝てたことが良かった」(小柏)と5戦ぶりの勝利に貢献。自身に点数をつけるなら「80点くらい」とまだまだ貪欲な姿勢を見せた。「ハットトリックをしたのは高校3年次の冬以来」(小柏)と大学では初めて。プリンスリーグ得点王の血が騒ぎ始めた。


 本来の明大の輝きを取り戻しつつある。前期最終節の相手は東京国際大。今節の勝利をきっかけに、アミノバイタルカップに弾みをつけたい。集中応援を力に前期リーグ戦を連勝で締めにいく。


[高井正明]

試合後のコメント

栗田大輔監督

――4戦勝ちなしからの快勝でしたがいかがですか。

 「力はあると思うんですけど、あとは本当に点が入るか入らないかというところで、今日は点が取れたということが勝因だと思います」


岩武克弥主将(政経4=大分トリニータU―18)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「立ち上がりの失点が無駄でした。まだ立ち上がりと終わり際に失点しているので、そこは一回詰めないといけないと思いました。後は今までなかなか得点が取れない中で練習でやったことが出せたと思います」


村田

――次節の東京国際大戦への意気込みをお願いします。

 「最終節なので何より勝ちにこだわりたいです。また集中応援ということもありいろいろなお客さんが来てくれるので、皆さんの前で勝利をしっかり勝ち取っていい形で前期を終えられたらと思います」


安部柊斗(政経3=FC東京U―18)

――今季初ゴールでしたがいかがでしたか。

 「個人的に初ゴールで、僕もあまり点を取る選手ではなく年に1、2点くらいしか取れない中の今日だったので、すごくうれしかったです」