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(2)〝思い合い〟で奏でる母校愛 吹奏楽部座談会【中編】

応援団 2018.12.20

 第1弾は吹奏楽部の川村隼輝団長(政経4=秀明八千代)、指揮者の勝又春香(文4=御殿場南)、幹事長の栗崎千聖(政経4=豊島岡女子)のインタビューをお送りします。


前編はこちら


――応援指導班やバトン・チアリーディング部(JESTERS)に目が行きがちで、そちらが目立つことが多いと思うんですが、モチベーションはどんなところにありますか。


川村(以下、川):うまいと気にならないですけど、下手だと気になるんですよ(笑)。自己満足でもいいから僕はやっていたいと思います。野球応援だったらお客さんが周りにいますし、その音が自分の気持ちを乗せるための手段なればいいかなって思ったりもします。


栗崎(以下、栗):演奏はやっぱり地味だからこそプライドを持ってやっています。フレーズを大事にするとか、お客さんや選手からしたら大したことじゃないかもしれないけど、できるのが当たり前であって、モチベーションだと思います。チアとか応援指導班の仲間たちから『吹奏がいるからダンスできるよ、応援できるよ』って直接感謝を伝えてもらえる機会も多いです。やってはいけないミスをしてしまう場面も経験したこともあるので、感謝の気持ちを受けて頑張ろうという思いと、壊れてしまった時の恐怖体験がモチベーションになっていると思います。


勝又(以下、勝):自分たちは楽器を演奏することがやりがいだったり、好きなんだなってことがベースにあるので、チアのダンス、指揮や指導班のリーダーテク (応援指導班員が応援のときに行う振り)とベースは一緒だと思います。より私たちの演奏でチアや指導班が気持ちよく演技ができればという気持ちでいたいなと思っています。それと、球場とかで生の音をお客さんに聞いてもらえる機会って、なかなかないと思うので、生音っていいよねとお客さんや家族に言われると、応援していていいなと思います。


――応援指導班やチアのイメージを教えてください。

川:チアはとにかく明るいですね。いるだけで場が明るくなります。応援指導班は何においても真面目で、細かいところにこだわっています。吹奏やチアと違って同じことの繰り返しだからこそ細かいところまで誠実に向き合うのが尊敬できる部分です。


勝:チアはこだわりがすごいなと。自分をいかにきれいに見せるかということにストイックで、こだわりがあるからこそ、スタンツを組む時なども(信頼して)任せられるんだろうなと思います。指導班は自由です。吹奏やチアはまず自分たちのことを考えるんですけど、指導班は常に他部のことを視野に入れてくれている感じがします。


栗:チアはスタンツを組むことも多く、団結力、信頼関係があり、お互いのことを大切に思っているからこそできるんだろうなと思います。指導班は切り替えがすごいです。オンのときは本当にスキがなくて、練習に対して真摯(しんし)です。でもオフのときは全くそんなことはなくて面白くて、いい意味で適当な部分があります。自分を律することができる人たちだなと思います。両方とも心から尊敬しています。


――イチ押しの応援歌、応援曲はありますか。

川:学生歌です。神宮で最終戦が終わったときに歌ったりするんですよ。一番好きなのが3番の『みてる感激君知るや』という歌詞です。当事者だからこそ分かることってたくさんあるなと思って。そういう思いが込められた曲です。


勝:思い出深いのは校歌です。2年の春合宿でいい曲だと思うようになりました。勝ったときも負けたときも常に校歌があって、奏者側はいつも気持ちが違います。そんな中でどうすれば明日も応援に来てくれるかなとか考えながら校歌の色を変えようと思ったり、良さや意味を実感できます。


栗:応援曲だったら神風です。リーダー台から見るお客さんの一体感がすごいです。また、神風が流れたときっていい流れが来るときが多いと感じます。曲調も響かせやすいので好きです。


――後編も引き続きお楽しみください。


[曽布川昌也・織田有衣子]


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