(2)団体インカレ事前インタビュー 芝拓人

2026.07.11

 春季関東学生1部リーグ(春リーグ)を2位で終えた明大卓球部。ただ今年度春リーグ王者、前年度全日本大学総合選手権・団体の部(団体インカレ)王者の中大に3-4とあと一歩まで迫るなど確かな成長も見せている。チームは7月15日から始まる団体インカレでの4年ぶりの王座奪還を目指し、ひたむきに進み続ける。今回は芝拓人(情コミ3=野田学園)のインタビューをお届けする。

(この取材は7月9日に行われたものです)

――まずは関東学生選手権を振り返っていかがですか。
 「スーパーシードだったのですが、2戦目の6回戦で負けてしまって、準備してきたものをそこで出せなかったというのと、思い通りに試合が進まなかった時に、対応する力が少し足りなかったなと感じています」

――『準備してきたもの』とは具体的に何だったのでしょうか。
 「レシーブからの攻撃力を意識して練習してきました。レシーブから先に仕掛けて、自分の得意なラリーに持っていけるようにというのを準備して試合に臨みました」

――この敗戦からの学びはありましたか。
 「レシーブで仕掛けるのは大事なのですが、そこで仕掛けられなかった時の次の対応や、相手に打たせてから、カウンターやブロックで自分のプレーに持っていくことが大事だと思いました」

――団体インカレを目前に控えた今の心境はいかがですか。
 「自分が1年、2年の団体インカレではベスト16、ベスト8と思うような結果が出せていなくて、かつ(団体で負けている試合は)自分も負けている2試合でした。今年の団体インカレに関しては、優勝できる可能性が十分あると思っているので、優勝という目的に向かって、チーム一丸となって頑張っていきたいなと思っています」

――前回の団体戦である春リーグが終わってからはどのような練習を積み重ねてきましたか。
 「春リーグが終わってから、左利き(の選手)との試合の仕方を少しずつ変えているところです。左利き同士だとバック対バックになることが多いので、その中で先に自分からストレートを打ったり、攻撃をしたり、自分からアクションを起こすようなプレーができるように練習しています」

――その練習のコンディションはいかがですか。
 「関東学生選手権が終わった直後に日本リーグがあったりと、試合が続いていたのですが、その中でしっかり練習することができているので、いい準備ができていると思います」

――昨年の団体インカレで印象に残っている試合はありますか。
 「チームとしては、日大との試合が印象に残っています。(強い)メンバーもそろっている日大が抽選で明大のブロックに入ってくる形で、正直厳しい組み合わせではあったのですが、明大の勢いがこの試合においてはすごくあって、勝つことができました。個人としては、朝日大の岡野選手との試合です。勝つチャンスは結構あったのですが、最後うまいようにやられてしまったのが印象に残っています。最後残り1本、2本を取り切る力が相手の方が上回っていたのかなと思います」

――昨年のチームと今年のチームで雰囲気に違いはありますか。
 「昨年に比べて今年のチームの方が明るいイメージだと自分の中では感じています。いい意味で〝明治らしさ〟が少し薄まったと思っていて、1年生が入部してチームの雰囲気が変わるのは当たり前なのですが、今までとは違う雰囲気で団体戦を戦っているのかなと感じています」

――芝選手が思う、〝明治らしさ〟とは何でしょうか。
 「応援やベンチの仕草などがとてもきれいで、規律があるイメージです。今年の春リーグでは悪いという意味ではなく、そういうのが薄まっていて、応援の声が大きかったり、勢いがついたのかなと思っています」

――ご自身がチームの雰囲気づくりで意識していることはありますか。
 「レギュラーで試合に出ている4年生も飯村さん(飯村悠太・商4=野田学園)しかおらず、1、2年生が試合に出ることも多く、プレッシャーがかかったり、緊張する場面で起用される後輩たちが出てくると思います。そういう時に、自分がアドバイスできたり、自分が1、2年生の時に感じていたこと、こうしておいた方が良かったなということを伝えることはできているのかなと思います」

――戦力面において今年のチームをどのように見ていますか。
 「戦力面においては、昨年より上がっていると思います。他大学はメンバーががらりと変わるところも多いのですが、明大は昨年と出場するメンバーはそこまで変わらない点は強みだと思っています」

――団体インカレは団体戦の中でも重要な大会だと思います。そこでの優勝に向けて必要な点を教えてください。
 「リーグ戦も優勝したい気持ちは強いですし、もちろん大事な大会ではあるのですが、やはりインカレは日本一を決める団体戦なのでリーグ戦よりも(優勝することに)価値があると思います。そこで優勝するということは、大舞台の中で自分のプレーを出せるメンタルや技術が必要になってくると思うので、決勝で戦う気持ちの持ち方や、決勝を想定した練習が必要だと思います」

――大舞台前の気持ちの持ち方についてはいかがですか。
 「高校時はインターハイや選抜での優勝経験はあるのですが、自分が大学に入学してからは、インカレ決勝をはじめ、団体戦の大舞台で戦う経験がまだないので、気持ちの持ち方は難しい場面もあると思うのですが、今までの経験を生かして今年は優勝できるように頑張りたいです」

――団体インカレで注目してほしいポイントはありますか。
 「どの大学も強いチームばかりですが、日本リーグですと愛知工業大に負けているので、やはり団体インカレでリベンジしたいなという気持ちもありますし、日大は吉山兄弟が出場予定だと思うので、日大にも勝てるように頑張っていきたいです」

――改めて意気込みをお願いします。
 「1年、2年と団体インカレは悔しい結果で終わってしまっているので、今年こそは優勝できるようにチーム一丸となって頑張ります」

――ありがとうございました。

[寺井和奏]