(3)春リーグ開幕前インタビュー 石毛力斗投手

2020.04.15

(この取材は3月12日に行われたものです)


石毛力斗投手(文4=健大高崎)

――オフシーズンでは特に何を課題として、どういった練習をされましたか。

 「投げる力という面で、投げる日数や球数を増やして、結構投げ込みました。あとは、フォームで球質が変わってしまうので。シーズンに入ると、フォームのずれが多少出てきて、結果が悪くなったりしました。だからフォームを固定して、しっかり自分の力で投げることを重視しました」

 

――ご自身の投球の持ち味はやはり空振りの取れる直球ですか。

 「真っすぐが中心ですが、あとは緩急のある投球です。カーブやチェンジアップなど、抜く球も結構得意なので、うまく視線をずらすというか。立教の田中誠也さん(大阪ガス)も真っすぐはそこまで速くはないですがキレが良く、タイミングをずらしていく球がとても有効になっていて。かなり結果も出されていたので、参考にしています」

 

――明大の投手陣は磯村峻平投手(文3=中京大中京)を除く、多くが右投手です。数少ない左腕としてどういった活躍を目指されますか。

 「やっぱりワンポイントとかを任される場面が多くなるのかなと思います。なので先発でも、中継ぎでもしっかりチームに貢献できるように。勝ちにつながるような投球ができればなと思います」

 

――2、3年次は結果に苦しみましたが、ついに最終学年を迎えました。

 「高校の時から応援してくれた人や、地元の人、親にも、全然良い報告ができていないのと、進路とかでも重要なシーズンになってくるので。最終学年になったこの4年の春に、良い報告ができるというか、良い成績が残せればなと思います」

 

――オープン戦では東経大を相手に、先発5回無失点でした。調子は上がってきましたか。

 「そうですね。まだオープン戦でもあまり投げていないのですが、感覚的には結構良いです。この2年間は自分と戦っていた感じだったのですが、しっかり打者のことを考えたり。打者を見ながら投球ができているのかなと思います。自分は相手打者が何を狙っているのか、次は何を振ってくるのかを考えながら投げるのが得意というか。頭使って投球するのを自分は大事にしていています。そこがしっかりできている感覚はあります」

 

――目標の数字と意気込みを教えてください。

 「防御率を0点台にすることをやはり目標にしています。まだ言われてはいないのですが先発にしろ中継ぎにしろ、最優秀防御率を狙いたいというのはあります。また春は日本一の連覇も懸かってくるので、経験のある自分や入江(大生投手・政経4=作新学院)とか、4年生を中心に引っ張っていって、初戦からしっかり取っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[荒川千那]

 

〈石毛力斗 明スポプレーバック〉

・ルーキー時代(先発投手陣の一角へ 強心臓の即戦力左腕:2017年8月27日掲載)https://meisupo.net/news/detail/10303

 

・初登板(東大のエース左腕・宮台を攻略! 白星発進でリーグ戦開幕:2017年4月8日掲載)

https://meisupo.net/news/detail/9881

 

・昨秋、唯一の登板となった立大1回戦(今季最多12安打も勝ち切れず 紫合戦初戦は引き分け:2019年10月27日掲載)

https://meisupo.net/news/detail/12301