4点差惜敗 出塁17も実らず/東京六大学秋季フレッシュトーナメント

硬式野球 2023.10.31

 秋季リーグ戦、続いてドラフト会議が終了し、次世代の若猪たちの戦いが始まった。秋季リーグ戦でも活躍した吉田匠吾内野手(文2=浦和学院)、宮田和弥内野手(商2=横浜)らを筆頭に、試合は有利に進むかと思われた。しかし明大は9回を通じて、安打7本ながら得点はわずかに1。秋季リーグでは登板のなかった投手陣も連打を浴びるなど計5失点に終わり、1-5と秋季リーグ戦で勝ち点を奪った早大を相手に悔しい敗北を喫した。


 

(明)●毛利、郷原、三浦―中村

早)○宮城、伊藤裕、石田、倉光―吉田

【安】(明)7(東)9

【三】(明)友納(3回)

【二】(明)三輪(6回)(早)田村(5回)、石郷岡(5回)、吉田(7回) ◇併殺1 ◇残塁13 犠打1 宮田(4回)失策1


 明大は毛利海大投手(情コミ2=福岡大大濠)が先発マウンドに上った。140キロ台前半の直球で打者を押し切り、内野ゴロとフライアウトで立ち上がりは上々。しかし打者が2巡目を迎えたあたりで直球が徐々に捉えられ始め、5回裏には1死から2本連続で二塁打を浴び失点。続く6回裏からは、5回3失点の毛利に代わって郷原怜大投手(文2=東京都市大付)が登板した。140キロの直球と130キロ台中盤の鋭い変化球、110キロの緩い変化球などで力投したが、死球から2連打で失点は2。走者を抱え厳しい状況ではあったものの、緩い変化球などを効果的に用いてなんとか危機を脱したかったところだ。最後となった8回裏の投球は三浦心空投手(政経1=東邦)が担った。140キロ台中盤の直球と変化球を武器に、打者の懐を果敢に攻める投球で明大投手陣の継投を締めた。

 

 だが大局的に見て、変化球の制球の乱れから直球に狙いを絞られ、痛打を浴びる場面が散見された。直球で抑えられるポテンシャルを持つ投手がそろっているからこそ、直球を生かせる変化球の精度を高めていきたい。今大会を含め来春までの約半年間で、大きな成長を遂げた投手陣の姿に期待だ。

 

 攻勢では、明大打線の前に1年生左腕・宮城誇南投手(早大)が立ちはだかった。四球などで度々攻撃の糸口をつかむも、外角からゾーンの外へと逃げる変化球に翻弄(ほんろう)され、打線の調子はいまひとつ。5回までで8残塁とチャンスをモノにできず悔しい状況が続いた。しかし6回表の攻撃、4番に座る瀨千皓外野手(営2=天理)が死球で出塁すると、5番・三輪拓未内野手(文2=常総学院)が左翼線を破る二塁適時打で辛くも初得点。今井英寿外野手(政経2=松商学園)が強烈な当たりを放つも、打球は三塁手のグラブへと収まった。以後、明大打線は得点圏に走者を送るもなかなか一本が出ず、試合を通じての得点はこの1点のみに終わった。

 

 度々チャンスを演出するも、4点差を覆せず力尽きた明大。だがトーナメント優勝こそ遠のいたものの、優勝だけがチームの目標ではないことはもはや言うまでもない。限られたチャンスの中で選手それぞれが自身の課題を見つけ、来春のリーグ戦に向けて磨きをかけていきたい。

 

[松下日軌]


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