田中克がJ1・北海道コンサドーレ札幌へ来季加入内定!

サッカー 2023.05.21

 MF田中克幸(商4=帝京長岡)の北海道コンサドーレ札幌への来季加入内定が発表された。これにより今季、明大初のJ1所属クラブ内定者に。高校時代から名をはせたレフティーは大学サッカーからプロへと活躍の舞台を移す。

 

 田中克が一躍有名になったのは高校3年次の全国高校選手権だった。準決勝の青森山田高戦でPA(ペナルティーエリア)内で相手を3人かわし左足を振り抜きゴール。プロ顔負けの鮮やかなタッチは見るものを魅了した。当時からチームの核を担っていた実力は折り紙つき。高校時代からJクラブのオファーがあったにもかかわらず明大に進学を決意。「明治大学の厳しい環境で4年間揉まれればプロの舞台でも通用すると思った」と大学でさらなる成長を誓った。


(写真:前線へパスを送る田中克)


 大学入学後、9月の関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)専大戦で初出場を果たすといきなり初アシストを記録。1年次からトップ下や右サイドハーフとして試合に出場した。試合を重ねるにつれて左足での正確なキックと広い視野、ゲームコントロール能力を監督に評価される。すると2年次の夏以降はボランチとしてスタメンに定着した。その後3年次もコンスタントに試合に出場。そして今年度、最上級生となった5月に複数チームからのオファーがあった中、北海道コンサドーレ札幌への入団を選んだ。その理由にはミハイロ・ペドロヴィッチ監督の存在を挙げる。「ミシャさんのサッカーは魅力的で、チーム練習の雰囲気で自分が成長できると感じた」。Jリーグ536試合で指揮を執った名将のもと超攻撃的サッカーを展開する北海道コンサドーレ札幌。リズムを生み出せる田中克はチームのタクトを振るうのにもってこいの存在だ。


(写真:今季リーグ開幕戦でスタメン出場をした田中克)


 入学時の4年生には小柏剛(令3商卒=現・北海道コンサドーレ札幌)がいた。小柏も卒業後は北海道コンサドーレ札幌に入団を決めたいわば直属の先輩。そんな小柏とは「今も仲良くさせてもらっている先輩でシーズンオフは自分も一緒にボールを蹴ったりご飯に連れて行ってもらったり」と関係性は良好だ。偶然にも田中克の大学初得点は1年生の10月の専大戦で小柏のパスから生まれたものだった。そんな不思議な縁の小柏との連携も入団後は見られるだろう。

 明大の7番を背負うマエストロはプロ内定には決して満足していない。「J1の舞台で通用するには、もっと伸ばさなきゃいけない」と身を引き締めた。タイトル獲得を目指す明大のシーズンはまだ始まったばかり。優勝の原動力となるチームの心臓の今後に注目だ。

 

[石田聖]


選手のコメントはこちら



関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読