98年以来21年ぶりの単独V 明早戦全勝対決を制す/関東大学対抗戦

ラグビー 2019.12.01

 対抗戦最終節・早大との一戦は36―7で明大に軍配が上がった。明早戦の全勝対決は実に25年ぶり。昨年度(●27―31)の雪辱を見事に果たし、2015年以来4季越しの対抗戦王者に返り咲いた。

 

◆12・1 関東大学対抗戦(秩父宮ラグビー場)

▼対早大戦

 ○明大36{10―7、26―0}7早大

 

 乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負を制した。今年で95回目を迎える伝統の一戦は、試合開始から両者一歩も譲らぬ展開でゲームが進行する。前半17分、敵陣ゴール前でラインアウトを獲得。FWが激しい肉弾戦でフェーズを重ねると、最後は「接点に近いところでドライブできた」と右ロック箸本龍雅(商3=東福岡)がポスト左に押し込んだ。

 

 10―7で折り返した後半は、明大の真骨頂〝重戦車〟が火を吹く。開始2分で奪ったフッカー武井日向主将(商4=国学院栃木)のトライを皮切りに、FWが3トライ。その内2本は、ラインアウトモールが起点。相手を寄せ付けない攻守を継続し「ファーストコンタクトで前に出られた」(ナンバーエイト坂和樹・政経4=明大中野八王子)。極めつけは、ロスタイム43分。前節から完全復帰を果たした右ウイング山村知也(営4=報徳学園)がダメ押しのトライ。観衆2万2000人超の秩父宮を最高の形で締めくくった。

 

 〝前〟だけではない。「15人全員が粘り強く戦えた」(田中澄憲監督)。対抗戦の被トライ数は7試合で11トライ。数字からもうかがえるディフェンス面の強化が、全勝優勝という偉業を大きく引き寄せた。「拮抗(きっこう)した場面でもスキを与えなかったのが勝因」(左ウイング山﨑洋之・法4=筑紫)。〝我慢〟精神の積み重ねが、容易には崩れない鉄壁の防御網を生みだした。

 

 「選手権は負けたら終わり」(左プロップ安昌豪・営4=大阪朝鮮)。激戦必至のノックアウトステージが幕を開ける。今日の結果を受け、明大の初陣は12月21日(土)、関西Aリーグ3位の関西学院大、もしくは朝日大と九州共立大の勝者と対峙することになる。連覇まであと3勝。「慢心するのではなく、次を見据えて準備したい」(スクラムハーフ飯沼蓮・営2=日川)。武井組の〝真価〟はここからさらに一皮むける。

 

[高智琉大朗]


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