法大1回戦は4―4の引き分け 優勝は次戦へ持ち越し/東京六大学春季リーグ戦

硬式野球 2019.05.26

 勝利の好機を逃してしまった。7回まで被安打は1と安定した投球を見せていた森下暢仁主将(政経4=大分商)。しかし8回、3点本塁打で同点に追いつかれると、9回に1点を取られ勝ち越される。喜多真吾内野手(法4=広陵のリーグ戦初本塁打で同点に追いつくも、逆転には至らず優勝はお預けとなった。


 

◆5・25 春季リーグ戦(神宮球場)   
▼対法大1回戦         
 △明大4―4法大        
 123456789
法大0000000314
明大2000010014


 

(明)森下―西野

(法)内沢、鈴木、朝山、新井、柏野、高田孝、三浦―大音

【安】(明)11(東)5

【二】(法)福田(9回)

【三】(明)内山(1回)

【本】(明)喜多(9回) (法)中村迅(8回)

(明)◇犠打6 丸山(1回)、内山(3回)、北本(3回)、西野(6回、8回)、添田(6回) ◇併殺1 ◇残塁11 ◇盗塁1 内山(7回) ◇失策0


 勝負所で一踏ん張りできなかった。1勝すれば優勝。その条件で、先発のマウンドを託されたのはエース・森下主将。7回まで法大打線を二塁にすら進ませない好投を見せる。しかし、その完璧と言える投球は8回で崩れた。走者を二、三塁に抱え、迎えるは代打・中村迅(法大)。「たった一球で試合の流れを変えてしまった」 (森下)と直球を振りぬかれた打球は右翼スタンドへ。続く9回にも1点を取られ、勝ち越される。その裏に喜多の本塁打で1点が飛び出しただけに、1球、1点に泣く内容となった。

 

 決定打に欠ける攻撃となった。初回、内山竣外野手(商4=静岡)の適時三塁打で1点を先制。また暴投の間に追加点。2点の先制点をもぎ取る。しかし追撃ができなかった。6回こそ犠飛で1点を得るも逃した好機は多かった。無死満塁の場面で走者を返す1本が出なかった3回。1死一、三塁でスクイズを試みるも併殺となった7回。「追加点を取らなくてはいけない場面で取れなかった」(北本一樹内野手・文4=二松学舎大付)と、課題の残る打撃となった。

 

 惜しくも勝利を逃した今試合。しかし次勝てば5季ぶり40度目の優勝は確実だ。今回の悔しさを糧に次戦は1点でも少なく抑え、1点でも多く点を取り、勝利を手にしたい。

 

[久野稜太]

 

試合後のコメント

北本 

――試合を振り返っていかがですか。

 「勝てたゲームを勝てなかったですが、逆転された後、喜多のホームランで追いつけたところが粘り強くいけたと思います」  

 

――明日に向けて意気込みをお願いします。

 「まだ0勝0敗なので、明日が初戦だと思って気持ちをしっかり持って、勝利をつかみ取りたいです」

 

喜多

――今日はスタンドに多くの観客が駆けつけていました。

 「あれだけスタンドに入って下さってましたし、こんなに応援してくれてるんだなと思いました」

 

――ホームランを打った瞬間どういう気持ちでしたか。

 「打った瞬間いったと思ったので、追いつけて良かったと思いました」

 

添田真海内野手(法4=作新学院)

――チームとしては11安打でした。

 「チャンスで追加点が取れなかったので、また明日詰めていきたいと思います」

 


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