和田覚醒の2本塁打 平成最後のリーグ戦を逆転勝ちで飾る/東京六大学春季リーグ戦

硬式野球 2019.04.28

平成最後の勝ち点を奪取した。明大は2点を追う4回に和田慎吾外野手(商4=常総学院)の2点本塁打で追いつく。その後、1点を追う8回にも和田に本塁打が飛び出し逆転。投げては8回途中から1回戦で先発した森下暢仁主将(政経4=大分商)が登板し、試合を締めくくった。

  

◆4・28 春季リーグ戦(神宮球場)
▼対早大
◯明大5―3早大
 123456789
明大0002000305
早大2001000003


(明)竹田、伊勢、磯村、森下西野、篠原

(早)西垣、今西、●柴田、徳山―小藤

 【安】(明)8(早)6

 【本】(明)和田(4、8回)

 【三】(早)加藤(1回)

 【二】(明)北本(2回) (明)◇犠打 北本(6回) ◇併殺0 ◇残塁5 ◇盗塁0 ◇失策0  


 野球の神様は和田を見捨てていなかった。オープン戦より不調が続き、リーグ戦も今試合まで10打席立って無安打。しかし「真面目にコツコツやる奴」(善波達也監督)と、指揮官は結果を残すことを信じ続けていた。この日は普段、主将の森下が務めるアップの声出しもチームメイトの提案で和田が務めた。誰もが和田の一打を待ち続けていた。そして迎えた第2打席。「腹をくくって思い切り振った」と打った瞬間分かる特大アーチ。1点を追う8回2死一、二塁の第4打席では高めに浮いた変化球をバックスクリーンまで運び、試合を決めた。不振が続きながらも、心折れずに練習を続けた和田。ベンチから送られた祝福の嵐は、和田の努力に対する手荒い賛辞の表れだった。


 全員野球を体現しつつある。この日は打線が好機を生かせずにいたが「全員でカバーし合う雰囲気がある」(北本一樹内野手・文4・二松学舎大付)と中継ぎ陣が早大打線を食い止め、8回の逆転へとつなげた。一体感を高めるために、試合前に全員で円陣を組み声を出し合う新たな試みも始めた。今季の明大は〝結束力〟で勝利をつかみとる。 


[小畑知輝]


試合後のコメント

和田

――善波監督が期待し続けての出場でした。

 「やはり周りの選手だったりメンバー外だったり、ファンの皆さんだったりが応援して下さっていたので。その人たちのためにも打てたので良かったと思います」


――GW中、真っ只中ということですごい声援でした。

 「すごい力になって、ホームランで応えられたので良かったと思います」


森下主将

――不調の和田さんに一発が出たのが大きかったですか。

 「そうですね。それが一番大きかったです。いつも練習からしっかりやっていたので打ってくれると思っていました」


――ご自身はリリーフでの登板でした。

 「もうあそこは抑えるしかないので、しっかり勝てて良かったです」


北本

――今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「序盤は思ったように点数が入らず、まあでも粘り強く粘り強くやって最後和田のホームランを呼んで粘り強い明治の野球ができたなという印象です」


伊勢

――同級生の活躍は刺激になっていますか。

 「野手から助けてもらうばかりではなく、4年生投手を中心に1点を守り切る試合もしたいです」


磯村

――今日の登板を振り返ってみていかがですか。

 「先発の竹田が結構早い段階で降りたので、投げる機会はあるかなと思っていました。流れがあまり良くない中で0点に抑えて流れをもってこれました。いいピッチングができて良かったです」


善波達也監督

――和田選手は努力の成果を出しました。

 「彼は真面目というのか熱心に練習をやる男で、まあそれがこう形にね。信じて間違いはなかったです」


――リーグ後半戦に向けて意気込みをお願いします。

 「身体と心をしっかりと後半に向くように整備して今以上の戦いができるようにしっかりやっていきたいと思います」


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