主将とルーキーが決めた。 男子個人で1位2位を独占/全関東学生選手権

1999.01.01
 6月18、19日の2日間にわたって行われた全関東学生選手権。会場となった日本武道館は弓道独特の応援で盛り上がった。そんな中で明大弓道部は男子個人で山本主将が優勝、ルーキー佐藤が準優勝を飾った。

【女子団体】
 神山(法3)、大山(文3)、笹田(営2)の3人で出場した団体戦。「全体的にチームの調子が悪かった」(神山)という中での本大会。予選は1人4射を行い、上位24チームが決勝トーナメントに進出する。昨年、今大会で優勝したため期待されていたが予選では安定した射ができず、6中という結果で決勝トーナメントに上がれるか危ぶまれた。しかし同中競射に勝利して決勝トーナメントに進んだ。決勝トーナメントでは1回戦、2回戦、3回戦とわずかな差で勝利するも準決勝で早大に敗れしまう。この後、法大との3位決定戦でも悪い流れを断ち切れず4位という結果に終わった。

【女子個人】 
女子個人には笹田、中谷(法1)の2名が予選を通過し決勝射詰めに出場。1本目で中谷は的を外してしまう。去年4位の笹田は4本目まで順調に当てていくも5本目を外してしまい、6位という結果だった。

【男子団体】
 五十嵐(農2)、佐藤、佐々木(理工3)、長澤(農3)、山本、石川のメンバーで臨んだ予選は17中で通過し決勝トーナメントへ。決勝トーナメントでは調子の悪い長澤を富永(法2)に変えて1回戦、防衛大との戦いに挑む。この試合で明大は「1年に1度出るかどうか」(山本主将)という24射24中という記録で勝利するも2回戦で法大に敗れベスト16で敗退となった。

【男子個人】
明大からは山本主将、前大会優勝の石川(理工4)、期待のルーキー佐藤が予選を通過し決勝射詰めに出場。山本主将は個人戦の前に行われた、男子団体2回戦で0中という結果だった。しかし山本主将はそれで吹っ切れたのか個人戦で驚異の集中力を見せる。一方、佐藤はルーキーだということを全く感じさせない射で次々に的を射抜いていく。5本目終了の時点で残ったのは山本主将、佐藤の他に1人だけ。その瞬間2人の入賞は決定した。6本目で他の1人が的を外し残ったのが山本、佐藤の2人だけになった。これで2人の1位、2位は決まったのだがまだ戦いは続いている。主将山本が意地を見せるのか、ルーキー佐藤が下克上で上級生を倒し優勝をもぎ取るのか。日本武道館全体が静まり返る。注目の7本目、両者ともに的に当てる。8本目、先に佐藤が外してしまい、山本主将の射は的を見事に射抜いた。これにより優勝は山本主将、2位佐藤という快挙を達成した。

 昨年に続き男子個人1位という結果を残し、選手層の厚さを見せつけた明大弓道部。最大の目標、1部リーグ昇格に向かって今週末に明治神宮で行われる全国大学選抜弓道大会でも結果を残してくれるだろう。