今大会も表彰台入りが続出!インカレにつなぐ/全日本学生新人選手権

 先月の東日本選手権から約3週間。選手たちにとって短い期間での調整となったが、明大からは見事3人が表彰台の頂点に上った。

 大会1日目
  最初の56Kg級に出場したのは髪を切り、たくましさが増した加藤(駿)。スナッチを80Kgからスタートし、余裕の表情で82kgも挙げていく。しかし3本目の85Kgでまさかの失敗。それでも1位に3kg差で2位につける。ジャーク競技では応援席のOBたちが「加藤の一人舞台だな」とつぶやいていたように、2本目の106kgを挙げた時点で加藤の優勝が決まった。残る1本で110kgに挑戦したが失敗。「記録的にはダメ」と悔いの残る試合になってしまった。しかし加藤は「優勝はうれしい」と表彰台の上で応援席から連発される「おめでとう」にはにかんだ笑顔を見せた。

 続いて中田が62kg級に出場。スナッチベスト103kgで3位につけ、ジャークでの一発逆転優勝も期待できるかのように見えた。しかし「東日本での記録なしで気持ちが落ちていた」とメンタル面が試技へと影響してしまい、1本目の125kgは成功するものの残りの2本を落としてしまう。結果1位と5kg差で2位と表彰台に上ったが、残りの2本を成功させていれば確実に優勝だったことから悔やまれる試合となってしまった。「のどから手が出るほど金が欲しかった」と話すように、表彰台の上で中田に笑顔はなかった。

 
 69kg級に出場したのは奥山、大山(剛)。そして、奥山と大山でなかなか記録が伸びず、いい流れとはいえない中登場した吾郷。昨年の新人戦でケガをしてからトラウマがあったという吾郷だったが、スナッチを1本目から成功させ「のびのびできた」と1位でジャーク競技を迎える。135kg、141kgと順調に挙げ、最後に「新記録を狙っていきたいと思っていた」と145kgに挑戦したが惜しくも落としてしまう。しかし、笑顔で表彰台へと上った。

 大会2日目
  夏の合宿で増量を試みてからずっと調子がいいという三原が94Kg級に出場した。1年生ながら力強い試技で大活躍を見せた。まずスナッチでは1本1本を慎重に挙げていき、落ち着いた試技を見せ3位でスナッチ競技を終える。ジャーク競技に入り、なかなか姿を見せない三原。140kgになっても150kgになっても出てこない。他の選手がどんどんと試技を終えていく中、落ち着いた表情で現れた三原。重量は155Kg。三原はこれを軽々と挙げ、続く156Kgもしっかりと決めた。残す1本は挑戦だった。会場に明大の応援が響く。「先輩たちがいてくれたからできた」と三原は熱い声援を見事力に変え160kgを挙げた。もう三原に敵はいなかった。スナッチ、ジャーク共に6本すべてを成功させトータル283kgで堂々の優勝。「こんな記録が出るとは思ってなかった」と三原は満面の笑みで表彰台の頂点に上った。試合後、三原は「自分は3位に入れたらいいかなと思っていたけど、先輩たちは最初から優勝するつもりでいてくれた。本当に先輩たちのおかげです」と話した。

 インカレを3週間後に控え臨んだ今大会。選手たちにとってはいい弾みとなっただろう。これからインカレまでの短い時間で選手たちは挑戦を重ね、記録を伸ばしていく。すべてはインカレのために。目指すは「団体優勝」。それしかない。