

(63)ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022 網走大会事後インタビュー②/近藤亨、馬場勇一郎
7月13日に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ2022 網走大会。夏の北海道で4選手が記録更新に挑んだ。今回は1500メートルに出場した近藤亨(商4=愛知県私立愛知)、馬場勇一郎(政経3=中京大中京)のインタビューをお届けする。
近藤亨
1500メートル 7位 3分49秒50
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。
「明大記録(3分39秒91)を狙いたいと思って走ったのですが、その目標からは大幅に遅れてしまった結果になって、シンプルに自分の実力不足を実感しました」
――練習の時の感触はそれほど良くなかったのですか。
「暑さと疲れもあってポイント練習は何とかできていますが、ジョグがいっぱいいっぱいになってしまって、完全な状態ではなかったです。練習は継続しながらもあまりいいジョグはできなかったという感じです」
――朝のポイント練習が早くなり変化はありましたか。
「朝は体が動きづらくて自分で調整するのが難しいです。その分朝のポイントで体を追い込んでいるので、午後にあるレースが楽に走れる感じです」
――日本選手権から北見大会、網走大会とあり、ピーキングなどはどうしていましたか。
「日本選手権後に疲労が出てしまってきつい状態だったので、とにかくケガだけしないように練習を継続することだけを意識してやってきました」
――今回ペースメーカーがいた中で走っていかがでしたか。
「せっかくペースメーカーも付いてくださって引っ張ってもらったのに記録を出せない自分の弱さを感じたので申し訳ないです」
――レース展開についてはいかがでしたか。
「2周目が結構上がる感じで、あまり慣れていない展開ではあったのですが、そういった展開にも対応できないところがまだ自分の弱さなのかなと思いました」
――ありがとうございました。
馬場勇一郎(政経3=中京大中京)
馬場
1500メートル 2位 3分44秒66
――今日のレースを振り返っていかがですか。
「ペースメーカーが付くということだったので走る前はタイムを狙おうと思っていました。実際走ってみて1周目が少し遅いなという感覚があって、タイムを狙う中で突っ込むというよりかは自分のペースでいって最後上げていこうと思っていたのでそこで冷静な判断ができたのは良かったと思います」
――レース展開としては満足した内容でしたか。
「タイムを狙うという展開ではなかったので、そこは狙っていた目標とは違ったのですがタイムが出なかったからといって全て悪いわけではなく、強い選手たちの中でしっかりどのような展開でも対応できて2着を取れたことは力が付いてきている証拠だと思うのでそこはすごく良かったかなと思います」
――北見大会の方はベスト更新でしたがそちらのレースを振り返っていかがですか。
「昨年度もこのホクレンシリーズに出て、この大会が年間のシーズンの中で1番タイムを狙えるなと思っていました。そこでタイムをしっかり狙うことが全ての目標だったので、すごく満足しています。ただ、今回も前回もそうなのですが1周目でいい位置をなかなかうまく取れない、2周目で追い付こうと思って後半上げていくことはできているのは良いのですが、レースの流れに合わせていく中で後半を上げているわけではなくて、自分のペースでいって後半追い付こうというふうに後手になっているので、力が付いて楽に早く対応できれば上がっていけるのではないかというところは課題としてあります」
――大学1年生ぶりの自己ベストでした。
「長かったですね。結果、(1年次の)10月末ぐらいに更新したので1年9カ月ぶりですね。昨シーズンケガをしてしまって全部なくなってしまったので、1年9カ月はすごく長かったと感じています」
――今後、大きな目標とする大会は日本学生対校選手権(日本インカレ)ですか。
「そうです。年間のスケジュールの中ここでタイムを出して、夏合宿でもう一回ベースからつくっていけると思います。ラストスパートをイメージして今回のホクレンで、自分で後半上げていけることは分かったので勝ち切るにはもう一つギアが必要だと思いました。そこをイメージしながら一回疲労を抜いて合宿からしっかりとつくっていって8、9月の青森の合宿のところでしっかりスピードを入れれば日本インカレは関東学生対校選手権よりも自分はすごく合わせることができて、狙える自信があります。まずはケガなくスタートラインに立てるように頑張りたいなと思います」
――ありがとうございました。
[出口千乃、覺前日向子]
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