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(5)ルーキー特集⑤/尾ノ上一

競走 2022.04.05

 明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。

 

 第5回は長距離部門・尾ノ上一(商鹿児島商)のインタビューです。(この取材は3月7日にオンラインで行われたものです)

 

――明大を選んだ理由を教えてください。

 「高校に入ったくらいからテレビで見ていて明大に入りたいなと思っていました。その時に自分の高校の監督が明大の監督と先輩、後輩という関係だったと知って、そのお話をいただいて入学を決めました」

 

――決まったのはいつ頃でしたか。

 「決まったのは3年次の5月くらいです」

 

――他の大学を考えることはありましたか。

 「一応、何校かは来ましたが、やはり自分の顧問の先生も明大の監督の先生も同じ練習をしていて、メニューの組み立て方も一緒だと思うので大学に入ってからもしっかりできるのかなと思って明大を選びました」

 

――ご自身の持ち味はありますか。

 「自分は長い距離を走ることが得意なので20キロなど長い距離をしっかり走れるようになりたいと思っています」

 

――大学になると距離が伸びてくると思いますがそこに不安はありませんか。

 「あまり不安はないです」

 

――ここまでの陸上競技生活の中で一番印象に残っていることはありますか。

 「中学校の時はあまり活躍することはできなかったのですが、高校では、鹿児島なので全九州高等学校体育大会(以下、九州大会)や地方の大会などに出られるようになったことはうれしかったですね」

 

――特に印象的だったレースはありますか。

 「(高校)2年次の九州大会はずっと前で走っていたので、最後負けてしまいましたが、それ(前の方で走れたこと)は良かったかなと思います」

 

――鹿児島商高はどんなチームだと思いますか。

 「あまり集団で走ることは少なく、自分で考える力を養うチームです」

 

――明大も自主性を大事にするチームですが、似ていますね。

 「はい。そういったことが大学でも通じていくということで顧問の先生がそういう感じにしてくれているのはありますね」

 

――他の大学でもいいので意識しているライバル選手はいますか。

 「同じ鹿児島の人でたくさん関東の方に行くのでその人たちにも負けたくないです」

 

――今年度明大に入る1年生で特に意識する選手はいますか。

 「やはり全国高等学校駅伝競走大会(通称、都大路)の1区で区間賞を取った森下翔太君(政経1=世羅)などは、話したことはないですが、意識はしていますね」

 

――大学4年間での目標はありますか。

 「4年間での目標は箱根駅伝に出てみたいというのはあって、明大に入学したので箱根駅伝を目指したいと思います」

 

――1年生の間の目標はありますか。

 「まずはしっかりと1年生で土台をつくって2、3年生から4年生にかけてしっかり記録を伸ばしていければいいなと思います」

 

――明大にも鹿児島県から来た漆畑瑠人選手(文4=鹿児島城西)や加藤大誠選手(営4=鹿児島実)がいますが何か関わりはありますか。

 「漆畑さんとはありませんが、加藤さんとは少し」

 

――加藤さんの印象はありますか。

 「加藤さんは話したことはあります。あまり分かりませんが、面白そうな感じはします(笑)」

 

――最後に大学に入るにあたっての意気込みをお願いします。

 「4年間明治大学でしっかり活躍できる選手になりたいなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[出口千乃]

 

※写真は本人提供


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