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(22)箱根直前特集(番外編) 飯田主務インタビュー

競走 2020.12.27

 72年ぶりの王座奪還へ。今年度、災禍に苦しみながらも前を向き続けた選手たち。全日本大学駅伝(以下、全日本)では3位に食い込み、箱根駅伝(以下、箱根)を前に4強の一角として優勝候補に躍り出た。〝箱根なし〟を経験した当時の1年生は最終学年。上昇止まらぬ紫紺の襷が、まだ見ぬ頂へ走り出した。 

 今特集では、箱根に向けた選手らの声をたっぷりお届けします! 

 

 今回は主務の飯田晃大(営4=浜松日体)のインタビューです。(この取材は11月24日に電話で行われたものです)

 

――明大競走部にとって主務とは何ですか。

 「山本佑樹駅伝監督や各スタッフの方々と選手との仲介役を担っています」

 

――特に意識していることはありますか。

 「スタッフの方と選手で考え方や意識の差があるので、そこをうまく擦り合わせることができるように心掛けています」

 

――選手と主務の兼任について教えてください。

 「時間がなく、自分のことが二の次になってしまうことが大変でした。でも兼任したことで選手とスタッフ両方の考え方を知ることができたのでそこはとても良かったです」

 

――主務をやろうと思ったきっかけは何ですか。

 「主務と選手との考え方の違いや選手がスタッフの方の意見を聞きにくいというのがあったので、自分が選手と兼任することで改善するのかなと思っていました」

 

――今年度を振り返っていかがですか。

 「前半期に大会がなかったことで自分たちが表現する場がなく、何をモチベーションにすればいいのかわからなかったのが1番大変でした」 

 

――選手としての振り返りはいかがですか。

 「故障することはなかったんですけど、昨年度より奮わなくて。主務業を優先し過ぎたのかなと思います。そこはやっぱりしょうがないんですけど、どうしても最後もう少し走りたかったですね。残り2カ月は選手としてやるよりは支える立場として主務に専念した方がいいという判断は自分でしたので、それに後悔はないんですけど、もう少し結果が出せればなと思いました」

 

――多摩川5大学対校長距離競技会を取り仕切ってみていかがでしたか。

 「時間がない中で開催することになって、自分たちがすごく大変だったというよりは裾野の陸上競技場の方たちにすごく尽力してもらってそのお陰でできました」

 

――主務になってからチームとして変わったことは何ですか。

 「故障者が減ったことですね。僕が入学した頃は半分くらい故障者というのが割と当たり前でした。今年度から寮の食事だったりプロテインをうまく取り入れたりして選手のけがの予防に努めています。今はもう2、3人くらいなのでそこはかなり劇的に変わったと思います。その分走れる選手の母数も増え、選手層というものも厚くなり今年度の強みになりました」

 

――後を任せられる後輩はいますか。

 「副務の植田雅弘(理工3=愛知県私立愛知)やマネジャーの齋藤司(商1=城南静岡)ですね。2人ともレスポンスが早く、そのスピード感と献身的に動いてくれるところが良いのでその2人なら今後大丈夫かなと思います」

 

――箱根に向けてサポート陣からの思いをお願いします。

 「まずは安全第一で無事に大会を迎えられるように体制を整え、選手をスタートの場所に立たせるサポートをしたいです。その後のパフォーマンスは選手が各々やってくれると思うので最後の大会で選手が最大限のパフォーマンスができるようにサポートできればなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[大橋直輝]

 

第97回箱根駅伝まで、あと6日。

 

【飯田選手を知るならこの記事!】

ルーキー特集(2017年6月12日掲載)


担当記者イチオシ!2020(5)飯田晃大(2020年7月17日掲載)


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