(19)箱根直前特集⑦ 金橋佳佑インタビュー
72年ぶりの王座奪還へ。今年度、災禍に苦しみながらも前を向き続けた選手たち。全日本大学駅伝(以下、全日本)では3位に食い込み、箱根駅伝(以下、箱根)を前に4強の一角として優勝候補に躍り出た。〝箱根なし〟を経験した当時の1年生は最終学年。上昇止まらぬ紫紺の襷が、まだ見ぬ頂へ走り出した。
今特集では、箱根に向けた選手らの声をたっぷりお届けします!
第7回は金橋佳佑(政経3=札幌山の手)のインタビューです。(この取材は12月5日に電話で行われたものです)
ーー現在の調子はいかがですか。
「今は調子がだいぶいい感じに上がってきている途中で、これからもいい感じに上がってきそうな感じではあります」
ーーチームの雰囲気はどうでしょうか。
「この前の早大競技会で自己ベストも多く出て、すごくいい雰囲気で、優勝だったり3位以内を狙える雰囲気ではあると思います」
ーー箱根が近づいてきた心境はどうですか。
「1カ月はあっという間に過ぎると思うので、実際速く、ここから強くなるということもないので落ち着いて、あとは体調とか調子を整えていければいいなと思っています」
ーー合宿での手応えはいかがですか。
「ロードを走っていて結構ロードに対する感触も戻ってきましたし、動きとかもすごいいい感じですごい調子上がってきたっていう感じはあるので。手応えはつかめたと思います」
ーー試合が少なかった今年度を振り返ってみていかがでしょうか。
「もう少しレース走りたかったというのはあるんですけども、一つ一つに集中することができたので、確実に5000メートルだったり1万メートルで自己ベスト更新することにつながったのかなというのはあります」
ーー箱根で走りたい区間はありますか。
「今は6区が走りたいと思っています」
ーー区間順位やタイムの目標はありますか。
「6区を走るのであればもちろん区間賞は狙いたいですし、タイムも実際走らないと分からないですけど57分台も狙っていきたいとは思っています」
ーー昨年度4区を走った経験は今年度に生かされましたか。
「往路を走らせていただいて、他の大学も主力選手が出る中でそういった順位変動とかも激しい区間で。そういう展開を経験できたのはとても大きいのかなと思います」
ーー優勝に向けてどのような走りで貢献したいですか。
「崩れた走りというか失敗した走りをしないことはもちろん、攻める走りといいますか、今の自分の力以上の走りができれば優勝に貢献することはできるのかなと思います」
ーー今年度一番成長したポイントはどこでしょうか。
「ある程度レースで速いペースで前半入っても、後半最低限で抑えられるようになったところだと思います」
ーーその成長が実感できたレースはありますか。
「それが早大競技会ですね。14分10秒と5000メートルの自己ベストに近いタイムで通過して、そこからも遅れてはしまったんですけど最低限のペースで最後まで行けたので、成長を実感できたレースでもあるかなと思います」
ーーストロングポイントはどこでしょうか。
「安定感ですかね。最近のレースでは大崩れしたようなレースはないので。飛び抜けた成績を残せたレースもないですけど、昨年度の箱根とか箱根予選会から大きく外したレースがないので、安定感かなと思います」
ーー箱根に向けての意気込みをお願いします。
「今年度はやっぱりここ最近なかったぐらいチームは強いですし、十分優勝も狙える状態なので、その中で自分がいい走りをして全体の成績に貢献できるように頑張りたいと思います」
ーーありがとうございました。
[永井涼太郎]
第97回箱根駅伝まで、あと7日。
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