
(18)箱根直前特集⑥ 漆畑瑠人インタビュー
72年ぶりの王座奪還へ。今年度、災禍に苦しみながらも前を向き続けた選手たち。全日本大学駅伝(以下、全日本)では3位に食い込み、箱根駅伝(以下、箱根)を前に4強の一角として優勝候補に躍り出た。〝箱根なし〟を経験した当時の1年生は最終学年。上昇止まらぬ紫紺の襷が、まだ見ぬ頂へ走り出した。
今特集では、箱根に向けた選手らの声をたっぷりお届けします!
第6回は漆畑瑠人(文2=鹿児島城西)のインタビューです。(この取材は12月5日に電話で行われたものです)
――箱根1カ月前の心境をお聞かせください。
「全日本が終わってから、5000メートルの記録会が行われたのですが、そこで5000メートルではチームのランキング2番というタイムで走ることができて、調子も良かったのですが、そこから少し調子を崩してしまっています。その後の1万メートルの記録会では自己ベストは更新したのですが、あまり納得のいくタイムで走ることはできなくて、今の調子は、その1万メートルの記録会の時よりかは上がってきてはいるのですが、まだこれからもう少しかなという感じです」
――5000メートルの日本選手権参加標準記録を突破したレースについてお聞かせください。
「元々全日本走るつもりで調整してきたわけですが、そこで走れなくて悔しかったという気持ちがあったので、そのレースではそれを見返してやろうという気持ちで走った結果が、いい結果につながったかなと思います」
――好タイムが出た要因はどのようにお考えですか。
「夏合宿をけがなく順調にこなせたというのもあるのですが、やはり自粛期間の各自練習の時に自分の足りないところを見つめ直して練習した結果がタイムにもつながったと思います」
――自粛期間の個人練習の成果はありますか。
「グラウンドなどが使えなくて、地元に帰って各自練習をしたりしました。その中で、駅伝で必要な単独走があって、そこで各自の練習では1人で走るので、駅伝の単独走を意識して走るという点については、不安はなくなったという感じですかね」
――具体的に成長できたポイントはどこですか。
「スタミナというのが僕の課題だったので、1日に最低でも2回は走るようにして足腰を作って、スタミナを付けてきました」
――以前、昨年度は思うように走れなかったとおっしゃっていましたが、今年度はそれに比べて順調ですか。
「昨年度は本当に貧血になってメンバーにも絡めない悔しい結果だったのですが、今年度は貧血にならないように自分で食事の管理をしっかりするなど意識してきて、その成果がこうやって結果として出てきたという感じです」
――やはり全日本の3位という結果は刺激になりましたか。
「そうですね。全日本3位という結果で、これから箱根で優勝っていうのが限りなく近くなってきたということで、今回走れなかったメンバーもすごく刺激になったかなと思います」
――2年生同士で高めあったりはしているのでしょうか。
「加藤(大誠・営2=鹿児島実)とは同じ鹿児島の高校出身ということで、負けたくないという気持ちもあります。小澤(大輝・政経2=韮山)だったり、この前の5000メートルで2秒差で負けた富田(峻平・営2=八千代松陰)であったりとか、すごく普段から意識して走っているので、そこはすごくいいライバル関係かなと思います」
――箱根駅伝で個人的に走りたい区間はありますか。
「個人的には7区です。理由としては、コースが平坦でスピードを生かせる区間であり、自分の持ち味を発揮できる区間なので、7区を走りたいと思っています」
――7区を走った場合どのくらいの区間順位、タイムを目指したいと思っていますか。
「昨年度阿部さん(弘輝選手・令2政経卒・現住友電工)が走り、区間新記録を出した区間でもありますし、区間新とまでは言いませんが、最低でも区間3番以内には入って、チームに貢献したいと思っています」
――箱根に向けて意気込みをお願いします。
「まだここから明大が4強といわれている中で、そのなかで青学大、駒大、東海大も倒して72年ぶりの明大の優勝に貢献できるような走りをしていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
[飯塚今日平]
第97回箱根駅伝まで、あと8日。
【漆畑選手を知るならこの記事!】
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