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(20)紫紺復活へ勝負の夏! 菅平合宿インタビュー⑩(漆畑瑠人、杉本龍陽)

競走 2019.09.27

 いよいよ駅伝シーズンが近づいた。そこで今回は菅平高原で行われた3次合宿に足を運び、20名に及ぶ選抜メンバーへのインタビューを行った。紫紺復活へ士気を高めた選手たちの最新の声をお届けする。(この取材は9月16日に行われたものです。)

 

 第10回は漆畑瑠人(文1=鹿児島城西)、杉本龍陽(政経1=札幌日大)のインタビューです。

 

漆畑


――今のご自身の調子は。

 「一昨日くらいに行った2回目のポイント練習でケガして走れなくなってしまって、今は少しずつ走れるようになってきました」

 

――どこをケガされたのですか。

 「紋別の合宿が終わってから少しふくらはぎを痛めて少し休んだのですが、菅平に入ったらまたふくらはぎを両足とも痛めてしまいました。大学に入って初めて長い距離を走ったので疲れからきていると思います」

 

――参加した合宿でうまくいったのはどこの合宿ですか。

 「距離に対しての不安は少しあったのですが、紋別、妙高、菅平とやっていくうちに不安は消えてきていると思います」

 

――前期シーズンを振り返っていかがですか。

 「大学に入り環境の変化で体調壊したときもあったのですが、全日本駅伝予選のメンバーに入ることもでき、このまま秋冬やっていける自信がついてきたと思います」

 

――前期のレースでポイントを置いていたところは。

 「緩急にまず慣れることが一番で、強い先輩方のいる中で練習できるということで、自分もくらいついてやるんだという強い気持ちをもって試合や練習に臨めました」

 

――チーム全体を見て成長が見える選手はいますか。

 「杉本が伸びてるなと感じていて、入ったころは自分と同じで長距離は苦手と言っていたのですが、自分も負けていられないなという感じです」

 

――チーム全体の雰囲気は。

 「今は予選会に向けてやっているのですが、少し緊張感が抜けてきているというがあって。先輩や同期のケガもあって雰囲気は良くはないですが、下の僕たちにチャンスがあるので、そこで向上心をもっているのと同時に危機感をもっています」

 

――雰囲気の悪さを謙虚に感じる場面がありましたか。

 「練習に対しての気持ちであったり行動であったりが少しだらだらしている部分があると思います」

 

――それはミーティングで話し合われたのか、個人的に感じたことなのでしょうか。

 「個人でもそうですし、菅平に入る前に全体ミーティングがあって阿部さんからそういう話があって、少し感じています」

 

――これからの目標は。

 「国士舘の記録会で目標の29分30秒を出してそこで予選会のメンバーに選ばれて走ることです」

 

――その後、絶対に走りたいという大会はありますか。

 「全日本も箱根も走りたいという気持ちはあるのですが、箱根を走る力は今のこのチームの中では劣っていると思うので、全日本を走りつつ強い先輩方に食らいついて先輩方を追い越せるようになりたいです」

 

杉本


――現在の調子はいかがですか。

 「合宿始まってケガをせずに練習を積んできているのでだんだん調子は上がってきていると思います」

 

――選抜合宿に選ばれた経緯は。

 「元々春先から調子が悪くて、青森に参加する予定だったのですが、妙高でいい走りができて紋別に行けて、そのまま菅平に来ました」

 

――合宿に初めて参加されていかがですか。

 「高校の時は2部練習だったのですが、ずっと3部練習で距離も増えたので長い距離には強くなってきたと思います」

 

――夏までで数多くの大会に出場されていました。

 「ベストは出なかったのですが調子が上がってきているのを感じて。今後は国士舘の1万メートルがあって、多分箱根予選の選抜になるのでそこでいい走りをしたいなと思います」

 

――1500メートル、800メートルに多く出場されていました。

 「僕自身そこまで中距離は得意ではないのですが(中距離に)出ることになって。出るからには駅伝でも最後でスピードは必要なので、これを駅伝にも生かせたらなと思います」

 

――今のご自身の課題は何ですか。

 「結構ロードで長い距離をやってきたのですが、速いペースになるときつくなって離れたりしてしまったので、速いペースにも対応できるように、まだ体が細いので筋トレをしたいです」

 

――練習の中で意識してやっていることは。

 「動きづくりを教わって毎日やっています。今まで動きづくりというのものをやってきていなかったので、練習のポイント前やジョグの日に入れていきたいです」

 

――今年度の目標はありますか。

 「箱根予選に出場してチームに貢献したいです。残りの合宿が3、4日間あるのでケガせずに乗り切って、継続して練習を積んでいければなと思います」

 

[競走部担当一同]


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