(13)春季リーグ戦開幕前インタビュー 戸塚俊美監督

(この取材は3月12日に行われました。)
――新チームをどのように感じていますか。
「今のチームは、野手は3年生から試合に出ている選手が多いので、ケガのないようにしっかりやってもらいたいなと思います。ピッチャーはゴソッと4年生が抜けてしまったので、柱をしっかりつくっていかないと勝てないなと思っています」
――主将はどのような経緯で決めましたか。
「キャッチャーとしてすごく視野も広いですし、いい声も出しますしね。あとはいろいろなコーチや卒業生の意見も聞いた上で、福原(聖矢主将・国際4=東海大菅生)の名前も多く挙がっていたので」
――副将はそれぞれどのような決め手がありましたか。
「やはり二遊間の岡田(啓吾内野手・商4=前橋育英)、光弘(帆高内野手・商4=履正社)は実績も残していますしリーダーシップも非常に持っているので、逆にキャプテンにしてもいいくらいの人物だったんですけど、キャプテンは福原にしたので。結果的にセンターラインになるんですが、岡田、光弘、榊原(七斗外野手・情コミ4=報徳学園)を配置するようにしました」
――榊原外野手はプロからも注目されている選手ですが、監督から見てどのような選手だと思いますか。
「よく練習もしますし、自分で考えて練習するし、試合でも1打席ごとにメモを取ったり、非常に向上心も強い選手なので文句のつけようがない選手というか、素晴らしい選手だと思っています」
――投手陣の軸となるのは誰でしょうか。
「最上級生になる松本(直投手・情コミ4=鎌倉学園)ですよね。あとは昨年実績を残してる大室(亮満投手・文3=高松商)。3年生ですけど、この辺りが中心になってもらいたいなと思います」
――松本投手は抑えで考えているのでしょうか。
「今のところは後ろで考えています」
――チーム事情も関係していますか。
「本当は土曜日か日曜日の先発を担当してくれたら一番いいんですけど。去年の戦い方を見ても、やはり後ろがしっかり安定してると非常に安定感があるし、いい試合運びができるようになってくるので、少し後ろを充実させていきたいという思いで松本を配置しようかなと今のところは思っています」
――ほかに後ろの候補はいますか。
「去年のリーグ戦で少し投げたんですけど2年生になる山口(瑛太投手・政経2=創志学園)。面白いのが浦久(響投手・国際3=日本航空石川)で、今度3年生なのですが、非常にいいボール投げてるのでこの辺が出てきてくれたらなと。あと三田村(悠吾投手・総合2=千葉黎明)という2年生なんですけど、これもストレートだけならいいと思います」
――野手で軸となる選手は誰ですか。
「やはり榊原、光弘、岡田。この辺は昨年ベストナインとってくれて。あとは福原。このセンターラインの4人ですかね」
――オープン戦を行っていますが、打順はどのような意図で組んでいますか。
「上位1、2、3番くらいまでは足のある選手が多いので、今のところオープン戦は岡田、田上(夏衣外野手・商3=広陵)、榊原で組んでいるんですけど。足も使えるのであえてバッテリーにプレッシャーをかけながら、クリーンナップでドーンと行くというイメージは持ちながら。 かといって打線は水物なので、その時に盗塁という足を絡められる攻撃ができれば本当にいいチームになっていくかなと思っています」
――吉田翔輝外野手(文2=大阪桐蔭)を9番で起用されていた機会もありましたが、どのような意図がありますか。
「粘って粘ってフォアボールで出るとか、時にはセーフティーやったり、そういったつなぎ役に徹してくれたらいいかなと思います。本当に足もあって、肩もあって、非常に守備範囲が広いので、榊原、田上、吉田翔輝。この3人が守るようになったら外野の守備範囲も相当広がるんじゃないかなと思っています」
――今春からDH(指名打者)制が導入されますが、DH制についてはどうお考えですか。
「高校野球もDH制になったりして、時代の流れなんでしょうけれども、うちのバッテリー側からいえば息を抜けるところがなくなってくるので、より完投というのも難しくなってくるのかなという感じがします。基本的に僕は打つだけの選手はそんなに。守備はないんですけど、やはり普通にね、守備ができるくらいの力量を持っていないと本当に打つだけというのは、あんまり好きではないというか、自分の考え方と合わないと思っているので。打撃はもちろんなんですけど、やはり走塁の方もスキのない野球のできる選手を選んでいきたいなと思います」
――どのようなチームにしたいですか。
「粘り強く戦えるチームにしていきたいなと思います。日本一にふさわしいチームですね。これは普段から言ってるんですけど、あいさつや身の回りをきれいにするとか、そういうことをしっかりできるチーム。それがやはり日本一にふさわしいチームだと思うので。その辺がしっかりできてないと日本一にもなれないと思うし、ふさわしくないと思います。ゲームの中では粘りですよね。ピッチャーはツースリーになっても簡単にフォアボール出さないとか、逆に(野手は)ツーストライクになってからも粘ってフォアボール出すとか、そういう小さな小さな粘りの積み重ねが最後の大逆転とかそういうのにつながってくると思います。そういう面では普段の練習から、ノックでも球をしつこくやっていければとは思っています」
――最後に今シーズンへの意気込みをお願いします
「とにかく四冠に向けてやるだけです。やるべきことをやって、結果はどうなってくるかと結果を楽しみにできるくらいしっかり日々の練習できっちりやって、積み重ねをやっていきたいというふうに思っています」
[野原千聖]
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