(10)春季リーグ戦開幕前インタビュー 岡田啓吾内野手、光弘帆高内野手

(この取材は3月12日に行われました)
岡田啓吾内野手(商4=前橋育英)
光弘帆高内野手(商4=履正社)
――リーグ戦開幕まで残り約1カ月ですが、今の心境を教えてください。
岡田「意外と秋終わってから長いなと思ったんですけど、ここまで来るまでもうあっという間で、ここからもあっという間な1カ月になると思うので、毎日、一日一日を大事にしたいなというのが率直な気持ちです」
光弘「そこまで1カ月という(期間は)そんなに短いとは思ってないんで、気づけば1カ月になるんだろうけど、啓吾と一緒で、一日一日をやっていければいいなと思っています」
――昨年度は振り返ってどのような1年でしたか。
岡田「そうですね。春は出場機会も少なくて正直苦しんだのですが、秋はああやって試合に出て、少しだけですけどチームに貢献できたなと思うので、そういう面ではいい1年だったかなというふうには思います」
光弘「そうですね。やっぱり春にケガをしてチームから離脱してすごい迷惑をかけたんですけど、秋に自分の納得いけるぐらいの活躍がしっかりできたので、良くも悪くもいい1年だったかなと思います」
――昨秋はベストナインを獲得されました。
岡田「個人的にもすごくうれしいですし、家族とか周りのみんなにも喜んでもらいましたし、そういう面では頑張って良かったなと思います。でももう少しいい結果も出せると思うので、春もう1回ベストナインを取りたいと思いますし、もっといい結果で、いい成績で取りたいなと思います」
光弘「春からずっとベストナインという目標を言い続けて、春はケガで無理だったものを、秋しっかり投票でも取り切れたというのは自分の自信にもなるし、また取りたいなと思えるような賞ではないけど、また目指したいなと思えるようなものだなと思います」
――12月の大学日本代表候補選手強化合宿を振り返っていかがですか。
岡田「やっぱり大学野球のトップレベルの選手が集まる中で、自分がどこまでやれるかというのはもちろん知れました。その中でトップレベルの左ピッチャーとの対戦もあって、苦手にしていた左ピッチャーを攻略するコツもつかめたので、そういうところも良かったですし、守備もいろんな選手と話しながらコツを聞いたり、いろんな意見交換もできたので、有意義な時間だったなというふうに思います。(他大学のどの選手と意見を共有しましたか)守備では緒方漣(國學院大)もそうですし、鈴木斗偉という日体大の選手とも話したりして、感覚だったり考えを意見交換しながら、いい時間だったなと思います」
光弘「いろんないい選手がいる中で、バッティングも守備も、もうめっちゃ話しながら、自分に取り入れられるものがないかなと思って質問したり、考えが変わったまではいかないけど、大事にしている部分を聞けたので、自分にも取り入れようとはめっちゃ思いました。(大事にしている部分はどの選手のものが一番印象に残っていますか)法政の井上(和輝選手)、今バッティングどう打っているのかなと思って、どこを意識しているのかを聞いたら『やっぱり背中が大事ですよ』って言っていて、それでそこから少し背中を鍛えるじゃないですけど、ウエートを増やそうかなというのはすごく思いました」
――岡田選手は50メートル走で歴代最速タイムを記録しました。
岡田「そうですね。足は自信があったんですけど、そこまでタイムは正直出ると思わなかったので、驚きとうれしさというのと、自分の武器を再確認したというか、そこをもっと伸ばしたいなと思いました」
――ここまで3年間を通して、一番成長したと思う部分を教えてください。
岡田「やっぱり打撃面で対応力がついたなというふうには自分的には思っていて。3年になってから打席に立つ回数が増えたので、その中で経験していきながら、自分の中で対応力だったり考え方というのがすごく確立してきたところもあるので、そういう面で、打撃の対応力というのが多分3年間で一番磨かれたかなと思います」
光弘「打撃も守備も考え方というか、対応力、予測できる力じゃないですけど、技術は練習していたらついていくものなので、それは3年間で伸びたのもあるんですけど、やっぱり打撃で、打席の中でどうしようとか、守備で守る時に次にどんなプレーが起こるなとか、そういう考え方というのはやっぱりレベルの高い中でやっていくうちにめっちゃ成長、高校よりも全然成長したなと思います」
――お二人は普段から仲がいい印象がありますが、お互いのいいところや逆に直してほしいところはありますか。
岡田「いい意味で本当に気を遣わない。いや、帆高がどう思っているかは分からないですけど、いじるし、いじられるしで本当に気を使わないところが一番いいですかね。(直してほしいところは)マイペースすぎるってことですかね。それぐらいです」
光弘「めっちゃしっかりしてる。時間とかしっかりしていて、練習とかも毎日決まった時間にちゃんとやるし、スキがない。めっちゃすごいです。決めたことをできるっていうか、ちゃんとしてる」
岡田「時間にうるさすぎるとかない?」
光弘「それは寮くらい。寮以外は俺守ってる」
岡田「そりゃそう(笑)」
――プライベートでの思い出はありますか。
岡田「よくショッピングとかも一緒に行くので」
光弘「欲しいものがあったら啓吾に聞いて、空いてたらついてきてくれる」
岡田「半年に1回ぐらい僕らと他4人ぐらいでグランピングとか行ったりするので。そういうのはめちゃくちゃいい思い出になります」
光弘「啓吾の家に行ったり、泊まらせてもらって、美味しいもの食べて、軽井沢行ってアウトレットで買い物をして、みたいな。結構(岡田選手の)親とも仲良いです」
――お互いはチーム内でどのような存在ですか。
岡田「やっぱり背中で引っ張るので。もちろん声を出したり、言動で引っ張ったりもするんですけど、やっぱり圧倒的に背中で引っ張れる人間なので。そういう面では福原(聖矢主将・国際4=東海大菅生)がキャプテンですけど、彼も本当にキャプテンみたいな存在なので、そういった面では本当に頼りがいがあります」
光弘「打撃の要と言っても過言じゃないかな。啓吾が(塁に)出なきゃ負ける、出たら勝つぐらい。それぐらい重要な役割を担っているんじゃないかなと思います。本当に啓吾が出る試合は正直勝てる。逆に無安打とかだったらやばいんじゃないかなって思うぐらい、チームの勝利に左右するぐらいの人間」
岡田「いや、間違いないです。やっぱりオープン戦でもそんな感じで、この間も(自分が)ノーヒットの日があって勝ち切れなかったので、僕が(塁に)出ないとっていうのは正直あります」
――『日本一の二遊間』を目標に掲げていますが、お二人の目指す二遊間の理想像はありますか。
岡田「もちろん結果で日本一になるというのが一番難しいと思うんですけど、そこを一番に目指しながら。僕ら打撃はそこそこできると思うんですけど、やっぱり光弘が圧倒的な守備力を持っているので、僕があとは守備で食らいついていけばおのずと『日本一の二遊間』というふうに称されると思うので、そこは僕が頑張りたいなと思います」
光弘「2人でアウトを取る、そういうのは絶対しないといけない。バッティングも言っていた通り、個人のレベルも日本一レベルにならないといけないし、チームとしても日本一に導けるような二遊間というのが、自分たちの理想の『日本一の二遊間』なのではないかなと思います」
――二遊間として注目してほしい部分はありますか。
岡田「やっぱりオープン戦でも結構ゲッツーを取ったりしているので、ゲッツーは見てほしいなと思います。そこは松岡さんとかとも一緒に、2人でマンツーマンで二遊間のゲッツーの練習とかもしているので、見てほしいなと思います」
光弘「セカンド、ショートに(打球が)飛んだら終わりだなと相手チームに思われるような二遊間にならないといけないですし、簡単にプレーしているように見えるようなプレーに注目してほしいです」
――今年度の副将に指名されました。指名されてどのような気持ちですか。
岡田「いやもう率直にうれしかったですし、それと同時に明治大学という伝統もあるチームで副将をするというのはすごい重圧もあると思うんですけど、福原が一番それは感じると思うので、(主将と副将の)4人で引っ張っていけたらなというふうには思います」
光弘「幹部になるとは思っていたのでそんなに驚きもなく、これから引っ張っていこうという感じですね」
――昨年度のチームと比べて、今年度のチームの特徴はありますか。
岡田「素直に、去年のチームより絶対仲がいいんですよ。でも、お互いはお互いで言い合うこともしますし、そういう意見交換も全然するので。馴れ合いじゃなく、ちゃんと仲がいいみたいな。各々色が強いんですけど、それも尊重し合えて、その中で野球に生かしていけるという形に福原中心にできていると思います」
光弘「去年とガラッと変わって、ピッチャー陣がやっぱり抜けて、投手のチームじゃないのかなとは正直(感じています)。やっぱりバッティング的にはDH(指名打者)とかも増えて、打では正直負けないチームではないかなと思います」
――期待している選手を教えてください。
岡田「浦久響(国際3=日本航空石川)ですね。最初はケガしていたんですけど、復帰してきて、すごい決め球も持っていますし、最近WBCでも投げていた種市投手(千葉ロッテマリーンズ)というピッチャーにすごく似ているところもありますし、三振の取れるピッチャーというのはすごく貴重だと思うので、僕は勝手に期待しています」
光弘「4年生全員です」
――現時点ではプロ志望の意向でしょうか。
2人「そうですね」
――最後に1年間の意気込みをお願いします。
岡田「チームとして四冠。あと、自分としてはベストナインと首位打者で日本代表にも選ばれることが目標なので。そして1年の最後、今年の最後にはしっかりプロという世界に行けることが決まっているように、この1年は頑張っていきたいなと思います」
光弘「リーグ戦としては、やっぱりチームにも欠かせない存在になるっていうのが最終的に一番の目標というか、そうならないといけないと思っています。1年の最後はやっぱりドラフトになるので、そこまでに自分のいいところを前面に出して、迷いのない野球ができればなって思います」
――ありがとうございました。
[塩谷里菜]
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