【競走】「最上級生の意地か、新生による打倒か」対校戦注目選手をピックアップ・跳躍・投てき種目編/六大学対校陸上直前企画2026
六大学対校陸上まで、あと1日!先日エントリーメンバーも発表され、出場選手もついに出そろいました。本企画では、種目ごとに大会の注目競技と注目選手を紹介します。3本目は跳躍/投てき種目です。各種目に4年生の実力者がエントリーされており、彼らの活躍が大会結果を左右するかも。これを読めば、競技をより一層楽しめること間違いなし!!
まずは跳躍から。六大学の跳躍種目には、今年度も個性豊かな顔ぶれがそろった。昨年度の六大学対校戦を制した王者、急成長を遂げた新星、雪辱を誓うライバル。それぞれが異なる思いを胸に、この春の舞台へと臨む。
走高跳
昨年度の東京六大学対校戦で頂点に立った慶大の須﨑遥也(新4年)が、今年度も優勝候補筆頭として名乗りを上げる。主将を務める須﨑は、昨年度の日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)で4位に入賞。関東学生陸上競技対校選手権(関東インカレ)・日本インカレの両舞台を経験したという事実が、抜きん出た実力を物語る。ラストイヤーを幸先よく優勝で飾れるか。

女子では、昨年度の同大会を制した早大の矢野夏希(新4年)。六大学陸上の頂点にとどまらず、関東インカレ3位、日本インカレ2位と、学生トップレベルの舞台でも結果を残してきた実力者である。連覇を狙う今年度も、優勝候補の筆頭に名前が挙がるのは間違いない。対抗馬は立大の青木萌佳(新2年)か。高校時代から全国区の活躍を続け、自己記録の1m73もマーク。昨年は関東インカレや日本インカレに出場し学生最高峰の舞台を経験。2年目の飛躍が期待される。王者・矢野の連覇か、新星の打倒か。女子走高跳の頂点争いも見逃せない一戦だ。
走幅跳
男子戦の注目は、昨年度の六大学対校戦で走幅跳を制した明大の宮坂玲皇(新2年)。関東インカレ4位入賞に加え、U-20日本選手権優勝という輝かしい実績を引っ提げ、今年度は連覇を狙う。そこに挑むのが、慶大の細萱颯生(新3年)だ。昨秋のALL KEIOで7m40の自己ベストをマーク。昨年度の六大学対校戦の優勝記録は7m42と、細萱の自己ベストとわずか2センチ差だ。チームメートは「7m60跳べる」と太鼓判を押しており、その言葉通りの跳躍が実現すれば、頂点交代も十分にあり得る。また、前回大会準優勝の早大・佐々木悠人(新4年)も虎視眈々(こしたんたん)と優勝を狙っており、三つ巴の激戦が予想される。
屈強な選手たちの迫力あるプレーが見られる投てき種目。今年の六大学対校戦では男子砲丸投、男子円盤投、男子/女子やり投の4種目が開催される。5月に控える関東学生陸上競技対校選手権(関東インカレ)に向けての大事な前哨戦となる本大会、投てき種目に出場する注目選手を、競技ごとにピックアップして紹介する。
砲丸投
前年の関東インカレ、日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)で優勝し、18m台のPBを持つ法大の山田暉斗(新4年)が頭一つ抜けた存在か。法大には前年の関東インカレで六大学勢2番手の全体12位に入った大畑歩人(新3年)も在籍しており、前年の六大学対校戦では砲丸投げでワンツーフィニッシュを決めた。この種目では優勝候補の最右翼だ。これを追うのは前年4位の早大・守屋浩睦(新3年)となるだろう。

円盤投
法大の山田・大畑は前年大会で円盤投げにも出場し、砲丸投げとともに1位・2位に入る活躍を見せた。彼らの働きがあれば、投てき種目は法大にとって大きなアドバンテージとなるだろう。慶大からも十種競技を専門とし、この種目で前年4位に入った高橋諒(新3年)、前年5位に入った山田直弥(新4年)が出場する予定だ。東大の沖田康太朗(新3年)も前年6位からの巻き返しを狙う。立大の中﨑貴生(新4年)、戸梶凌(新3年)も対校戦への出場経験者であり、得点獲得に向けての活躍が期待される。
やり投
早大のルーキーが、やはりアツい。今春入部した髙木敬太(新1年)はエントリーメンバー内トップのPBとなる65m77の記録を活かし、いきなりの活躍が期待される。法大勢も早大に負けない層の厚さを誇る。ルーキー・濱中賢悟(新1年)は61メートル台のPBを持ち、法大の投擲種目を引っぱっていく存在となるはずだ。前年の六大学対校戦で5位だった関聡二郎(新3年)もエントリーされており、両校の熾烈な争いが見られそうだ。慶大からはエントリーメンバー内5番手のPBを持つ岸村祐月(新2年)ら2人がエントリーされ、早大、法大の後を追う。立大からも戸梶、稲垣航(新2年)の2人がエントリーされた。東大からは砲丸投げにも出場する田中醇之介も合わせ、この種目には明大以外の5校からバランス良く選手が出場する。各校を代表した選手たちの拮抗(きっこう)したプレーが見られそうだ。

女子やり投には、倉田紗優加(新4年)と松永成美(新2年)の2人がエントリーされた。倉田は前年の関東インカレで60m57のPBをマーク。当時日本歴代10位、学生歴代5位の大記録を打ち立てた。この試合も関東インカレの前哨戦とはいえ、どんな投擲を見せてくれるのか楽しみにしたい。松永は47m71のPBを持ち、高校時代には3年連続でインターハイにも出場した実績を持つ。理工学部の授業と競技を両立させる彼女のプレーにも注目したいところだ。
2026年シーズン、学⽣陸上界の勢⼒図を占う最初のビッグイベント東京六⼤学対校陸上がいよいよ幕を開ける。今年の主役は誰だ⁉
(記事:柏倉⼤輝/明大スポーツ新聞部、鈴木拓己/慶應スポーツ新聞会)
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