(16)ルーキー特集⑯/田中秀磨

2026.04.04

 昨年度、「紫紺の襷プロジェクト」が始動した競走部。しかし、箱根駅伝出場への道のりはいまだ途上にある。一方で、関東学生対校選手権(関東インカレ)では競歩、短距離ブロックを中心に個々が活躍を見せ、一部残留を果たした。さらなる躍進が期待される中、チームに新たな力として加わったルーキーたち。彼らは、どのような覚悟を胸に歩み出したのか。チームの飛躍を後押しするべく新たに仲間に加わった18人を紹介する。

 第16回は長距離部門・田中秀磨(理工1=長野日大)のインタビューです。
(この取材は3月27日に行われたものです)

――陸上を始めたのはいつ頃ですか。
 「中学3年の時です」

――陸上を始めたきっかけを教えてください。
 「中学2年の時に、学校でマラソン大会のようなものがありました。それまで部活には入っていませんでしたが、自分は中高一貫の学校に通っていて、その大会を高校の陸上部の顧問の先生が見に来ていました。大会後に『陸上部に入ってみないか』と声をかけていただいて、中学3年から陸上部に入りました」

――5000メートルを専門にしているのも、マラソン大会の影響が大きかったのでしょうか。
 「高校でも5000メートルをやっていましたが、それ以上に駅伝やロードといった長い距離の方が自分には合っていると感じていますし、走っていて楽しいとも思います。できるだけ長い距離を走りたいという気持ちは強いです」

――高校時代に全国高校駅伝(都大路)を経験して、いかがでしたか。
 「高校1年の時から主力のような立場を任せてもらっていました。ただ、その中で1、2年の頃は、そこまでいい走りができていなかったと思っています。ただ、高3では、ブロック大会で区間賞を取ることができましたし、最後の都大路でもいい走りができたので、1、2年でうまくいかなかった部分を、3年で納得のいく形にできたと思っています」

――高校3年時に変化した要因は何だったのでしょうか。
 「高2の時に長い期間ケガをしてしまって、特に夏以降、思うように走れませんでした。その悔しさもあって、最後の1年は悔いなくやりたいと思っていました。日々の練習の中で走る距離をかなり増やしたことが、最後に生きたと思います」

――明大に進学した理由を教えてください。
 「一番大きかったのは、大志田監督から『大学では自身の目標に向かって自己管理出来ることが大切』とのお話を聞き、高校時代も自分で考えて練習させてもらっていたので、自己管理をしっかりやる事で高校の流れのまま取り組めることが自分にとって大きいと感じました」

――意識している選手や目標にしている選手はいますか。
 「やはり同期の選手たちは意識しています。自分よりタイムが速い選手もたくさんいるので、そういう選手たちに勝てるようになりたいという気持ちは強いです」

――箱根駅伝で走るとしたら、どの区間を走ってみたいですか。
 「6区です。自分は長野県出身で、山に囲まれた環境で育ってきたので、他の選手に比べてもアップダウンにはあまり抵抗がないと思っています。5区、6区あたりは自分に向いているのかなと感じていますし、その中でも上りより下りの方が自分には適性があると思っています」

――自身の走りの強みはどこにあると思いますか。
 「長い距離に強いことと、単独走で力を出せるところだと思います。集団の中で流れに乗るというよりは、自分一人で一定のペースを刻んで押していく形の方が、自分の強みを出しやすいと感じています」

――大学4年間の目標を教えてください。
 「まずは箱根駅伝に出場することが一番の目標です。その上で、出場できるなら区間賞まで狙えるような選手になりたいと思っています」

――ありがとうございました。

[武田隼輔]