(79)秋季リーグ戦後インタビュー 三浦心空投手

(この取材は10月30日に行われました)
三浦心空投手(政経3=東邦)
――今季を振り返っていかがでしょうか。
「チームとしたら最高の形で優勝できたので、そこが良かったと思います」
――個人としてはいかがでしょうか。
「もう少し投げたかったんですけど、やはりそこは監督の信頼だったり、選手からの信頼がまだ薄いのかなと思います」
――ご自身で評価するなら何点でしょうか。
「でも投げた試合は抑えられたので、7、80点ぐらいですかね」
――もう少し投げたかったというのは、先発をしたかった気持ちがあるのでしょうか。
「欲を言えば先発もしたかったですし、もっと1イニングとかではなくて、3イニングくらい任せられるようなピッチャーになりたかったです」
――まず、慶大2回戦を振り返っていかがでしょうか。
「東大戦、慶應の1回戦でベンチに入れなくて。慶應の2回戦でやっと入って投げさせてもらったので、なんとか抑えるしかないってとにかく腕を振って投げて、ストレートもいい感じに走ってたんで、そこで結構自信は付きました」
――法大2回戦を振り返っていかがでしょうか。
「ツーアウトからマウンドに上がって、思わぬ形でランナーが一塁に出て。そこで気持ちの切り替えがあまりできていなかったなと思って、そこで無駄な1点というか、迷惑をかけるような形になったので、気持ちをしっかり切り替えることは大事かなと思いました」
――失点したのは法大2回戦のみでした。
「フォアボールが減ったので、きちんとバッターと勝負ができているなと思いました」
――四球が減ったのは、コントロールが良くなったということでしょうか。
「コントロールが良くなったというか、きちんとバッターとしっかり向かっていけているという印象で、バッターと向かっていくというふうに意識したシーズンだったので、きちんとそこはできたかなと思います」
――それは自信がついたからでしょうか。
「自信はついてないんですけど(笑)。自信がついたというか、今まで自分との戦いだったんですけど、やはりそうではないので。野球というのは相手がいて成り立つスポーツなので、しっかり相手に向かっていけるようなピッチングを意識しました」
――優勝を決めた早大2回戦を振り返っていかがでしょうか。
「めちゃくちゃ緊張して、ずっと0―0で、優勝決まるという試合で。投げている時はそういう感じはなかったですけど、ブルペンにいる時は緊張しました」
――やはり普段の試合と違った緊張感はありましたか。
「雰囲気も少し違ったような気がします。(それはベンチの雰囲気でしょうか)いや、スタンドからの。観客も多かったですし、期待というか『今日で決まるぞ、決まってくれ』みたいな雰囲気がありました」
――優勝した瞬間はどのような気持ちでしたか。
「高校などであまり優勝してなかったんで、やはり優勝っていいなと思います」
――全勝優勝しましたが、その要因や今までと違った点は中にいて感じることはありますか。
「ベンチの雰囲気は、圧倒的に秋の方が声も出ているし、全然いけるぞという雰囲気も出ていたので、そこが違うと思いました。野球のところで言えば、ピッチャーだったら無駄なフォアボールが少なくなったのが一番で、フォアボールから点がつながることが多かったので、そこがなかったことが失点が少なくなった要因かなと思います」
――無駄なフォアボールをなくすという話は、開幕前にも伺いましたが、それはチーム一丸となって取り組んだことなのでしょうか。
「チームとしての目標でフォアボールをなくすということをやってきたので、それがつながったような形です」
――最終戦の立大2回戦を振り返っていかがでしょうか。
「優勝が決まってもチームとしての雰囲気がだらっとなることなく、引き締まった試合ができている思ったので、ああいう結果になったと思います。チームがいい雰囲気でいけたと思います」
――今季で一番良かった試合はどの試合でしょうか。
「やはり優勝を決めた早稲田戦ですかね。(理由はなんでしょうか)気持ちも入っていて、ストレートもいい感じに投げられて、変化も良かったです」
――これから日本一を目指していきますが、どのような気持ちで向かっていきますか。
「別にオープン戦だからとかリーグ戦だから、神宮大会だからという気持ちはなく、ただバッターと勝負するということを意識して頑張っていきたいと思います」
――これから寒くなりますが、それでも半袖は貫きますか。
「ちょっと迷い中です(笑)。あまりにも寒かったら長袖にしようかなと思うんですけど、やはり半袖で投げたいので少し迷い中です。(今季の終盤もかなり寒かったですがいかがでしたか)めっちゃ寒かったです。それでも頑張って半袖で投げた方がなんかいい気がするので(笑)」
――これからの意気込みをお願いします。
「チームを勝たせられるようなピッチャーになります」
――ありがとうございました。
[野原千聖]

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