(75)秋季リーグ戦後インタビュー 田上夏衣外野手

(この取材は10月30日に行われました)
田上夏衣外野手(商2=広陵)
――リーグ優勝を振り返っていかがですか。
「まず一戦必勝という形でやってきたので、結果的に優勝できたことは自分たちとしても目標にしていたところだったので良かったです」
――早大を倒しての優勝でしたが、特別な思いはありましたか。
「昨年の秋と今年の春も優勝決定戦で負けた相手で、そこにかける思いはすごくみんな強かったので、早稲田を倒して優勝という目標があった中で倒せたことは良かったです」
――昨季の優勝決定戦では最後のバッターでしたが悔しさなどはありましたか。
「自分で終わってしまってそこの悔しさは人一倍あったので、秋は必ず悔いが残らないようにという練習はやってきました」
――田上選手が選ぶ秋季リーグ戦でのMVPを教えてください。
「岡田さん(啓吾内野手・商3=前橋育英)です。東大戦で活躍して、慶應戦に出られない中で次の法政戦から出て、自分の前を打ってくれるということもありましたし、1番バッターとしてチームに勢いをつけてくれた選手だと思います」
――走者として塁に出た時のポーズについて教えてください。
「あれは瀨さん(千皓外野手・営4=天理)が『今シーズンはこれでいくぞ』って試合前に言っていたのでチームでやった感じです」
――昨季は終盤に苦しんで打率が下がってしまいましたが、今季は目標の3割を超えました。
「春は終盤で体力が落ちてしまったのですが、夏にウエートトレーニングなどで体重を増やして体力をとにかくつけてという中で、後半ヒットが出ない試合も何試合かありましたけど、最終戦で3本のヒットを打てたことは春から成長したなと思います」
――リーグ戦初本塁打を東大戦で打ってから今季は2本の本塁打を放ちました。
「自分の中でも春の課題が長打力だったので、ホームランが1本出たらいいかなという中で2本打てたことは自分の中では少し驚いています」
――今季見えた課題などはありますか。
「課題は対左投手の対策や、チャンスでの1本がまだまだ出ていなかったので、勝負強いバッターになるためにも秋から練習に取り組んでいきたいと思います」
――もう間もなく大学野球も半分が終わりますが、ここまでの2年間を振り返っていかがですか。
「1年生で入った時はやっぱり宗山さん(塁選手・令7商卒・現東北楽天ゴールデンイーグルス)という偉大な先輩がいて、その中でとてもレベルの高いところで自分も野球ができていました。1年生の時は自分の中では結果を出したつもりだったのですが、リーグ戦でベンチになかなか入れなかった悔しい思いを2年生でぶつけようと思って、そして春と秋の両方にフルで出させてもらっているので、収穫もあり、課題もありのこの2年間だったと思います」
――これからどういった選手になっていきたいですか。
「来年から上級生になるので、この2年間の経験などを生かしてチームを引っ張っていって、その中でもやはり優勝にはこだわってやっていきたいなと思います」
――神宮大会に向けて意気込みをお願いします。
「とにかく日本一だけを見て、一戦一戦目の前の試合を勝って、結果的に優勝という形で終わることができたらいいかなと思います」
――ありがとうございました。
[重見航輝]

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