
(67)前半戦 選手コメント①/東京六大学秋季リーグ戦

(この取材は10月3日~9日、電話にて行われました)
木本圭一主将(政経4=桐蔭学園)
――これまで馴染みのない三塁手として守備に就かれていますが、実際に守ってみていかがですか。
「慣れてはないですが、練習しながらやっている感じですね。そんなに自信はないです。東大戦の1週間前くらい前に『サードで』という話をされたので、ほぼ準備の期間はなかった感じでした」
――二塁手としてはあまり見られなかった、肩の強さにも注目しています。
「いや、そこまで強いとは思わないです。周りも肩が強い人は多いので、普通くらいかなと思っています。中学は松下(歩叶選手・法大)がいたので、自分がピッチャーをやっていましたね。高校からセカンドをやり始めました」
――今後きわどい試合展開が予想されますが、キーポイントをお願いします。
「(昨季は法大、早大、立大に対して)どこも点数を取られているので、なるべく失点数を減らしたいなというふうには思っています」
瀨千皓外野手(営4=天理)
――慶大1回戦では本塁打を放ちました。どのような意識で打席に入りましたか。
「あの日は試合前に寮で練習してから行ったのですが、特に本当に調子が良かったので、今日打てるなと思って。回ってきた場面がツーアウトランナーなしだったので、もうホームランを狙うしかないと思って、ホームランをイメージして打席入った結果、打てました」
――どんな気持ちでダイヤモンドを回っていましたか。
「やってやったぜ、という気持ちと、あまり結果を出せていなかったので、よかったという気持ちです。(先輩など)みんなが『感動した』と言ってくれてうれしかったです」
菱川一輝投手(文4=花巻東)
――4イニングで8奪三振と調子の良さが伺えます。
「今までと一番違うのは、不安要素が一つもない状態で(リーグ戦に)入れていることです。技術面で考えすぎることがなく臨めました。これがいい調子の要因かなと思うので、この調子を崩さずに、今のルーティンなどを変えずに最後までいけたらなと思っています。あとはやはりスタンドで同級生が応援してくれているので。最後のリーグ戦ですし、一番思い入れがあるので、そういった面でも気持ちの入り方もまた違うのかなと感じます」
――慶大1回戦では、登板直前に瀨選手の劇的な本塁打がありました。どのようにご覧になっていましたか。
「配信を見ていただければ分かると思うのですが、ブルペンで僕だけ喜んでないんですよ(笑)。もうその回投げることは決まっていたので、ここで一喜一憂したらよくないことが起こると思い、僕はいつも通りを心がけていました。内心はめちゃくちゃうれしかったです」
光弘帆高内野手(商3=履正社)
――今季初安打が東大2回戦の本塁打でした。
「本当にゲッツーを打ちすぎて迷惑かけていたので。なんとか食らいつこうという思いでいって、その結果がホームランだったので。あの1本がホームランで打席の中の余裕も生まれたし、その次につながったのかなと思います」
――慶大相手に2試合で3安打を放ちました。
「東大戦でだいぶつかんだじゃないですけど。気持ちの面でも楽に行けたことと、1週間フォームを確認して修正できたかなっていうのでヒットが出ましたね。ピッチャーのボールの見方も良くなったので、気持ちの面が多分楽になったからと思うんですけど、それはよかったですね。(フォームの修正は具体的に)バットの構える位置とトップというか、引く時の高さとか、そういうところですかね(バッティングは好調ということでしょうか)ヒットが出るか出ないかは分からないですけど、自分の中での迷いはもうゼロなので、今はとてもいい感じです」
――リーグ戦に入って感じた今季のチームの特徴、今までとの違いを教えてください。
「夏のオープン戦の時よりはやはり守りが格段に違うなと感じていて、ピッチャーの4年生がすごい気持ちを出して投げてくれているので、そこは周りの面で一番すごいなと感じています。バッティングはみんな今好調なので。みんな気持ち入れてつなぐ思いじゃないけど、一人で野球してないなというか、みんなで野球しているなっていう、いい雰囲気がすごくあります」
大室亮満投手(文2=高松商)
――東大2回戦はリーグ戦初先発でしたが緊張はありましたか。
「緊張はもう(先発すると)言われた時からしました。(どうやって乗り越えましたか)いや、自分は緊張していた時の方がいい結果が残っている気がしているので。もう緊張したまま、別に緊張をほぐすことはせずに臨みました」
――2試合とも非常にテンポ良く投げていたように見えました。
「夏のオープン戦も含めて、正直あまり自分の納得いくボールが投げられてない部分があって。その分フォアボールでランナーを溜めたくないなというのはあるので、本当に困ったらゾーンで勝負しようと、打たれてもいいと思って割り切って投げています」
――先発としてこれからより長いイニングを投げたいという意欲はありますか。
「今季東大戦、慶応戦と先発させていただいたのですけど、来年以降先発で活躍していきたいなって。夏の時点ではあまり思っていなかったのですが、今回先発して、来年以降先発できたらなという思いは少しずつ芽生えてきたので。そのためには全然実力が足りないのですが、これからもっともっとレベルアップして、先発を任せていただけるような能力をつけたいなと思っています」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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