
(46)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 光弘帆高内野手

(この取材は9月12日に行われました)
光弘帆高内野手(商3=履正社)
――リーグ戦まで1週間ほどですが、今の心境を教えてください。
「春は試合に出られなかったので、秋はすごく楽しみというのが一番ですね」
――昨季は左足首のケガで離脱を余儀なくされました。
「もともと(冬の)キャンプぐらいから痛かったのですが、全然我慢してできていて。東大2回戦の最終回の守備で、サードのカバーをしたときに『もう無理だな』と思って、痛すぎて病院に行ったら(骨折していた)みたいな感じです」
――ケガの期間はどのような過ごし方をされていましたか。
「最初の方は本当に歩くこともできなかったです。ですが、体づくりというところでもう一回見直そうということで、トレーナーの人と体幹の部分であったり、体の中身、柔軟性とかをもう一回見つめ直して、レベルアップしていこうという感じでした」
――復帰にあたって取り組んだ練習や、意識していたことはどんな点ですか。
「ステップの部分とか、怖さがとてもあったので、そこでどうしたら止まれるかとか、足の負担をどうなくすかとか、そういうのを結構考えながらやっていました。(今は支障なくプレーできていますか)いい感じです。怖さももうなくなって、痛みも全然出てないのでいい感じですね」
――夏のキャンプで取り組んだことを教えてください。
「とにかく実戦というか、ボールに目が慣れていないということはあったので、その部分で実戦に入りながら、ピッチャーの球の感覚というのをとりあえず元に戻すことに必死でした。守備での苦労はあまりなかったのですが、打席に立った時の対応が一番大変でしたね」
――オープン戦での調子はいかがですか。
「ここ1、2週間で結構状態が良くなって上がってきて、感覚的にはいい感じでボールも見えています。あとは少し調整ではないですけど、リーグ戦で気持ちの面で調整しようかなという感じです。(具体的にどのような気持ちですか)打ちたいという気持ちを殺してシンプルに打つこととかですかね。ホームランを打ちたいのがやはり野球をしている中だったら一番だと思っているのですが、そういうのをなくして、どれだけボールに集中してシンプルに打てるかかなと思います」
――打席に立ったときに考えていることはありますか。
「最近は結構嫌なバッターになりたいなと思っていて、ボールを投げさせたり、フォアボールを取ったり、そういうところで、やっぱボールをよく見て粘れる選手じゃないけど、そういうとこを結構目指してやっています」
――オープン戦では5、6番を打つことが多いですが、バッティングで心掛けていることはありますか。
「前に榊原(七斗外野手・情コミ3=報徳学園)、こじさん(小島大河捕手・政経4=東海大相模)とかがいて、出塁する確率も高いし、長打を打つバッターが多くて、得点圏で回ってくることが多いので、そこでツーアウトとかで回ってきたときに(走者を)かえせるか、自分も生きながらかえすということを一番考えています」
――チームの雰囲気も徐々に上がってきていると伺いました。
「1週間前ぐらいからめっちゃ良くなってきて、それまではぱっとしない試合ばかりで、ピッチャーも点取られたり、バッターもあまり打てていなかったですね。最近つながりがよくなってきた、一つになってきたなというのはとても思いますね」
――チーム内での役割はどう感じていますか。
「内野守備でいったら結構ショートが指示出したり、一番見ないといけない場所なので、守備面の方で内野としては自分がまとめるぐらいの気持ちで。打撃の面はみんなやってくれると思うので、守備の面で連携の声だったりというところで引っ張っていきたいと思います」
――4年生とプレーできる最後のシーズンになります。
「1個上はやっぱり特別なので、今まで一緒にやってきた中で本当に優勝したいっていうのと、これだけ選手がそろっていて、ずっと2位で続いているので、優勝したいなという思いが強いですね」
――最近は2位のシーズンが続いている中で、優勝には何が必要だと思いますか。
「あと一歩で負けているというところ、着実に勝ち進んで最後負けることが多いので、最後までやり抜く力じゃないですけど、どこでも気を抜かないという、正直気持ちの面かなと思います」
――今季の意気込みをお願いします。
「優勝するって感じで。個人でもいい結果残したいですし、高く設定するならベストナイン、首位打者を取れればいいなと思います」
――ありがとうございました。
[塩谷里菜]

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