
(44)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 田上夏衣外野手

(この取材は9月12日に行われました)
田上夏衣外野手(商2=広陵)
――秋季リーグ戦を控え、今の率直な気持ちを教えてください。
「そうですね。やっぱり入りの東大戦が一番大事だと思うのですが、春に比べて準備がすごいみんないい感じでできていると思います」
――昨季は優勝決定戦で惜しくも敗れ、優勝を逃しました。
「初回にヒットで出塁できて、チームにいい影響を与えられるかなと思ったのですが、結局自分が最後のバッターで終わってしまったので、そこは悔いが残っています」
――夏に取り組んだことを教えてください。
「春は長打力が課題だったので、一から体をつくり直して、長打を出すためにスイングスピード上げるのを意識して取り組みました。(昨季後にはウエートトレーニングで体力をつけたいとも話されていました)ウエートトレーニングもそうですね。週にやる量を増やしたり、重い重量上げたりなどしました。あと、バットスピード上げるためにバットに重りをつけて振ったので、そういったのでスイングスピードは上がったかなと思います。(実戦を通じてその効果は実感されていますか)実際にはあまり長打は出てなかったのですが、追い込まれてからストレートに振り負けないところとか、スイングスピードが上がったおかげで空振りも減りましたし、バットに当たることが増えたので、そういったところは良かったです」
――高森キャンプはどのようなことを重点的に練習しましたか。
「キャンプはもうとにかく振り込んで。あと、木本さん(圭一主将・政経4=桐蔭学園)にツーストライクに追い込まれてからの対応をいろいろ教えてもらって、そのおかげで追い込まれてからもスリーボールまで持っていけたり、フォアボール取れたりすることが多かったので、そういったところは収穫だったと思います」
――オープン戦での調子はいかがですか。
「いろんな打順で今やらせてもらっていて、夏も最初1、2番とかもあったのですが、今は下位打線の7、8番で出してもらっていて、そういったところでは(上位打線とは)違った意味でのつなぎがあるので、調子は別に悪くも良くもないなという感じなのですが、チームのためにというのはできているかなと思っています」
――打順が変わったことで、役割や打席での意識は変わりましたか。
「上位にいたらクリーンナップにつなぐとかあるのですが、下位打線にいたら、まず出塁に一番重きを置いてやらないといけないと思うので、下位打線で上位1、2番に回すことは意識しています」
――オールスターゲームはいかがでしたか。
「他の大学の選手と、レベルの高い中で自分も一緒にできて、実際に立大の山形選手にバッティングのことを聞いたりして、いろいろ収穫もありました。その中で1打席だけ立たせてもらって、伊藤樹選手(早大)と対戦したんですけど、そこで打ちたかったなという気持ちが少しあります。(山形選手にはどのようなことを教わりましたか)自分は左ピッチャーに少し苦手意識があるので、そこの見方だったりとか、打席で何を待っているかとか、いろいろなこと聞きました」
――チーム内で注目してほしい選手を教えてください。
「岡田啓吾さん(内野手・商3=前橋育英)がこの夏からもうずっと上位で打っていて、足もチームで一番速いですし、チームにいい影響を与える起爆剤になってくれる選手なのかなって自分も思っているので。自分も悔しい思いはあるんですけど、そこは啓吾さんに活躍してもらってという感じです」
――昨季後は打率3割、出塁率4割を今季の目標とされていました。
「今下位打線にいるので、下位打線だと結構(球が)甘めに来ると思うのですが、そこが自分の中では結構悔しい部分でもあるので、下(下位打線)からの逆襲というのは自分の気持ちとして持っていて、そこで結果的に打率3割と出塁率4割以上いければなと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「4年生がもう最後のシーズンなので、とにかく4年生を勝たせてあげるっていう、自分が犠牲になってでもやっぱりチームのためにということは本当に意識したいですし、自分もまだ優勝という景色を見ていないので、なんとしてでも早稲田に勝って優勝したいなと思っています」
――ありがとうございました。
[塩谷里菜]

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