
(35)春季リーグ戦後インタビュー 榊原七斗外野手

(この取材は5月31日に行われました)
榊原七斗外野手(情コミ3=報徳学園)
――立大戦を振り返っていかがでしたか。
「いいところも悪いところもどちらもありました。その中でどのカードもそうなのですが、なかなかヒットが出せなくて、チームにあまり貢献できなかったというのがありました。田中(優飛投手・立大)をまず打てなかったのが悔しいところで、でも小畠(一心投手・立大)は攻略できたので、全体的には打てていないながらもいいところでヒット打てていい感じかなと思います」
――立大戦では打順が3番に変わりました。
「はい、そうですね。後ろがクリーンナップとか4番になっていくというところで、ランナーを貯めていけば必然と後ろが返してくれるという意識で立ったのですが、(立大の)ピッチャーがなかなかいいピッチャーなので打てないところもあったり、苦しんだ場面もあったりしました。塁を貯めるというところは意識はしました」
――立大1回戦、放った安打が先制点につながりました。
「(小畠の)落ちる球というのは頭にあって、真っすぐもそこまで球速が出ているわけではなかったので、変化球を張りながら真っすぐに対応できたらいいかなというところで、ちょうどフォークが来て、いい感じにセンターにはじき返せたかなと思います」
――早大戦では2番起用となりました。
「打順がいろいろ動いて、自分でもそこは対応していかないといけないところであったのですが、どんな打順であろうとやることは変わらないので、その中でも伊藤さん(樹投手・早大)にはやられたかなという感じです。(伊藤さんのどういうところでしょうか)やはり落ちるボールを見極めできなかったところと、ボール球を振らされたところが攻略できなかったと思います」
――今季は4本ホームランが出ていますが理由はありますか。
「なんでホームラン出るかというのは自分も不思議ではあるのですが、やはり力がついたというところですかね。元々のスイングスピードにプラスで力がついたことによって飛距離が出ているのかなと思います。(力がついたのはどういう成果ですか)ウエイトですかね。ウエイトプラス体幹がしっかり入っていれば、自分の思ったスイングができて、いい感じにパワーを引き出せているのではないかなと思います」
――早大に勝ち点を落としたことに対してはいかがですか。
「去年の春から負けが続いて、今年度新チームになった時から早稲田には勝ち点取ろうという目標でずっとやってきたところではあったのですが、そこで勝ち点取り切れなかったというのは、自分たちのまだ成長しきれてないところではあると思うので、そこはもう切り替えていけたらいいかなと思います」
――法大戦を振り返っていかがでしたか。
「2戦で決めて優勝したかったという思いが一番強いです」
――後半は打撃に苦しんでいたのはありますか。
「あります。小島さん(小島大河捕手・政経4=東海大相模)にアドバイスをもらって『開きが早い分、ボールの見極めとかが率が悪いところにつながっているんじゃないか』という話をして、意識的ですけど、バッティングフォームの見つめ直しをしました。そういうところをイメージして、いい方向に動くように切り替えてはやれたのかなと思います」
――「ここぞで一本を出せるのがストロングポイント」と慶大戦後におっしゃっていました。
「そうですね。法大2回戦の時、あと少し入っていたらホームランかなというのはあったのですが、そこが自分のあと少しの弱さがあるのかなというのもあって、ストロングポイントに変わりはないのですが、いいところでいかに打つかというところは続けていきたいところではあります」
――いい時に打てるマインドなどありますか。
「捨て身というか、1番なので打順が回ってくる回数が多いというところで、打てなかったら次の打席、次の打席とずっと切り替えてやっていたので、春のオープン戦からそうですけど、ずっと自分がいいイメージを持って、バッターボックスに入っています。常にいいイメージで出る準備をしていたので、そのいいイメージを自分の中でつなげる感じです」
――今季を終えて改めて、ご自身の目標をお願いします。
「去年の秋からそうなのですが、ベストナインと首位打者を取るというのは自分の中で目標にしてやってきたことは変わらず秋も続けたいというのもあって、毎シーズン毎シーズン自分でも反省した時に出塁率が悪いのが一番課題かなと思うので、秋こそは出塁率を大事にして、盗塁も今季なかったので、来季は決められるように頑張ります。率を残しながらも、やはりホームランも打ちたいので、まずは首位打者とベストナインを取れるように、夏のきつい練習を頑張って秋につなげたいです」
――ありがとうございました。
[小松錦葵]

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