(27)法大戦事前インタビュー② 熊谷陸内野手、境亮陽外野手

2025.05.23

(この取材は3月26日、Zoomにて行われました)

熊谷陸内野手
――昨秋には32年ぶりとなる1年生での首位打者を獲得されました。振り返っていかがですか。
 「去年の秋は自分の中では思うような結果が出たシーズンだったかなと思います。シーズンが始まる前は首位打者やベストナインを取れるとあまり思ってなかったので、正直取れて自分の中でもびっくりしているのですが、これからももっと頑張らないといけないなと思います」

――好成績を残せた要因はご自身でどのようにお考えですか。
 「去年の夏場に自分の中でバットを振る量を増やしたり、逆方向に低くて強い打球を打つことを意識して練習をしていたので、その成果が秋に出たのかなと思います」

――一方で課題はございますか。
 「課題が少し見られて、左ピッチャーへの対応というのが課題に出たので、そこは今年の冬に改善したというか、意識してやってきたので、この春、成果として挙げられればいいかなと思います」

――冬は具体的にどのようなことに取り組まれましたか。
 「この冬はまず筋トレを増やしてパワーアップすることを重点的に取り組みました。(量はどのくらい増やしましたか)去年はあまりやっていなかったのですが、今年はいろいろメニューもあったので、そのメニューにプラスして夜にやったり、プラスアルファでやったりしていました」

――オープン戦で意識していることはございますか。
 「いろいろ頭の中で考えながらやっていたのですが、基本逆方向に真っすぐ打ち返すことを意識してやっています」

――ご自身の武器を教えてください。
 「自分は打力ですね。打力でどんなピッチャーにもコンタクトできるというのが自分の良さだと思うので、これをアピールできればなと思います」

――明大で対戦してみたい選手はいらっしゃいますか。
 「高校の先輩であるピッチャーの菱川一輝さん(文4=花巻東)とは対決したいなと思っています。(菱川投手にはどのような印象をお持ちですか)真っすぐとスライダー(が持ち球)で、真っすぐは強くて、左バッターには落ちるボールがあるのですが、真っすぐ勝負で来てほしいなと思います」

――昨秋は二塁手での出場となりましたが、本来のポジションである遊撃手へのこだわりはございますか。
 「今季はいろいろやりたいところはありますけど、最終的にはショートをやりたいので『ショートをやりたい』というふうには言っていて、ショートだけではなくて、内野のいろんなポジションを守れるようになれば出場の幅も広がると思うので、いろんなポジションをできるようにはしたいなと思っています」

――今季の個人とチームの目標をお願いします
 「個人としては全試合フルで出るというのが目標で、その中でいろいろタイトルとかもあると思うので、そこを目指して頑張りたいなと思います。チームとしては、去年から選手がガラッと抜けた中で、今年はリ優勝、日本一という目標を掲げてやっているので、何とか食らいついて他の大学に勝って、リーグ優勝できるように頑張りたいなと思います」

境亮陽外野手
――大学進学を決めた理由を教えてください。
 「自分が法政大学に入って力を付けられる部分が一番多いのではないかと思い、法政大学を志望しました。(数ある大学群の中で東京六大学を選んだ理由はございますか)伝統ある東京六大学でプレーをすることが自分の目標でもあったので、やはりその中で自分が活躍できるように頑張りたいと思いました」

――六大学にはどのような印象をお持ちですか。
 「そうですね。レベルの高い野球だなというふうにはまず感じていて、その中で少しでも自分がこのチームのためになるようなことができるのではないかと思って今頑張っています」

――高校野球を引退してから今まで、どのような練習に取り組まれましたか。
 「高校のグラウンドで大学生にも通用するような体づくりをメインに練習しました」

――実際に大学野球を経験してみていかがですか。
 「高校野球と違ってレベルの高い大学野球で、自分が少しでも力を発揮できるように、自分自身をしっかり見つめ直して頑張りたいと思っています。(レベルの違いはどのような部分で強く感じますか)一つ一つのプレーが細かいことであったりとか、ピッチャーの球速であったりとか、そういったところは全然高校野球とは違うかなと思います」

――チームの印象はいかがですか。
 「チームの印象としては、しっかりチーム全体のことを含めて、リーグ戦に勝つためにどのようなことができるかというのを毎日の練習で考えながらやっているかなという感じです」

――明大にはどのような印象をお持ちですか。
 「ピッチャーがすごくいいという印象があるので、対戦するのがすごく楽しみだなと思っています」

――今年度明大には高校時代の同期である平嶋桂知投手(政経1=大阪桐蔭)、吉田翔輝外野手(文1=大阪桐蔭)が入部しています。
 「平嶋選手だったらピッチャーなので、対戦したときには必ず打てるように準備していきたいなと思いますし、吉田選手であったら外野手で比べやすい対象にはなると思うので、その中でどこを取っても負けないように頑張りたいと思います」

――ご自身のアピールポイントを教えてください。
 「自分のアピールポイントといったら足の速さと肩の強さなので、そういったことを少しでもアピールできたら、このリーグ戦にも生きてくるのではないかなと思っています」

――今季の意気込みをお願いします。
 「チームとしてはリーグ優勝を目標にしているので、その目標に少しでも力になれるように一生懸命1年生らしく、チームの勝利が最優先でやっていきたいと思っています」

――ありがとうございました。

[塩谷里菜]