
(22)立大戦事前インタビュー① 鈴木唯斗外野手、小林隼翔内野手

(この取材は3月28日に行われました)
鈴木唯斗外野手
――昨秋を振り返っていかがですか。
「前半戦の状態は悪くなかったのですが、最後3割乗り切らなかったというところが、悔しい部分です」
――成績を振り返って、長打数や盗塁数が安定しています。
「長打を狙わないといけない打順で、役目ではあったのでしっかりと1試合で1本ずつは長打を打ちたいと思い日頃から練習してきました。盗塁に関してはサインが出ればしっかりやるべきことをやりたいというところがあったので、その点は良かったのかなと思います」
――この冬に力を入れたことを教えてください。
「打撃の部分に力を入れたというか、もう一度見直して、つくれる時間が最初からたくさんあったので打力に関してはかなり力を入れてやってきました」
――今年度の立大の強みを教えてください。
「ピッチャーが安定しています。経験値のある選手が多いと思うので、守備からリズムをつくりながら攻撃でもチャンスで広げて一本出せる力というのはあると思うので、全体的にバランスの取れたチームかなというふうに思っています」
――チーム内で期待している選手を教えてください。
「丸山(一喜内野手)と一緒に練習をして、この冬もずっと練習してきたので丸山の打力というところに注目していきたいと思っています」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「昨年、一昨年と上田さん(令6国際卒・現ロッテ)や宗山さん(令7商卒・現楽天)が抜けて大きい存在が抜けたと思うのですが、それでも力のある選手はたくさん残っていますし、ピッチャーの球速や、打力に関してもいい選手が多くて新戦力もそろっている印象です」
――下級生から出場経験があり今年度はチームを引っ張る立場になります。
「打撃が持ち味だと思っているので、打つことで引っ張っていくというのもそうですし、下級生からとても試合の経験をさせてもらっているので、チームが落ち着いてプレーできるように、内野手にしてもピッチャーにしても下級生は多いと思うので、下級生たちがやりやすい環境であったり、プレーしやすい状況をつくってあげることもチームにとって大事な役割かなと思っています(コミュニケーションは積極的に取る)自分からコミュニケーションを取るタイプではないのですが、試合になれば学年関係ないですし、守備などの合間に声をかけたりなどは意識しています」
――ご自身の注目してほしい点はございますか。
「打撃をメインに見てもらうと思うのですが、守備も走ることも打つことも全てで成長した姿を見せられればいいかなというのと、全力プレーで神宮球場に来てくださるお客さんに対して全力でプレーすることというのは見ている人も楽しいと思いますし、応援してくれると思うので全力でプレーするというところを見てほしいと思います」
――今季の意気込みをお願いします。
「チームとしては優勝を目標に長い冬練習してきたので、個人が頑張っただけではチームは勝てないと思うので全員で野球をして、1年生から4年生まで団結して優勝目指してやっていく中で、自分は三冠を目指してやっていけば自然と優勝は近づいてくると思うので、そこを目標にやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。

小林隼翔内野手
――昨秋を振り返っていかがですか。
「春に比べて出場試合数が多く、スタメンで使っていただいた試合が多かったのと、春のリーグ戦など年間を通しての疲れが秋にきて、秋のリーグ戦を自分のベストコンディションで戦い切れなかったというのが反省です」
――木製バットへの対応はいかがですか。
「広陵高校の練習から木製バットを使用することが多く、高校から金属バットより木製バットの方が振りやすく、振り抜きの感覚が良くて打つ感じも自分は木製バットの方が好きでした。木製バットの方が自分は得意という感じだったので、そこに関して難しさなどはなかったです」
――昨年度リーグ戦後には大学日本代表候補合宿に招集されました。
「レベルが高い選手しか集まってない合宿だったので、大学のトップレベルがどれぐらいなのかということを自分の中で把握できたいい機会だったと思います」
――レベルの高い選手たちとプレーをして、改めて感じたご自身の強みを教えてください。
「肩の強さと体の強さは他の選手よりも優れていると感じたので、そこで勝負できるのがポイントかなと思いました。(体の強さとは)球際や粘り強さだったり、体のバランスのコントロールだったり、危機一髪のプレーでの体幹だったり、その強さというのが体の強さだと思っています」
――攻守それぞれ理想とするプレースタイルを教えてください。
「守備は自分の広陵の先輩である宗山さんだったり、源田壮亮選手(埼玉西武)だったりとか、お二人のような柔らかいプレーというのは自分にはちょっと難しいというか、そういうタイプではないのですが、柔らかくできないなりにしっかりと堅い守備をしたいというふうには思っていて、それを目標に常にやっています。バッティングはメジャーリーガーの選手を参考にバッティングをしているので、右にも左にも強い広角に強い打球を打てる、長打を打てるバッティングを理想としています」
――広陵高校の同級生や先輩が六大学の舞台で活躍していますが、刺激になる部分はございますか。
「今まで仲間として一緒のチームでプレーをしてきた選手が相手チームにいて、活躍をして活躍が目に見えるというのはとても刺激になります」
――ここまでの大学野球1年間を振り返っていかがですか。
「高校の時よりも自分の時間がとても多く、自分でしっかり野球や全てのことにおいて考えてやっていかないといけないと思いました。全て自分次第というふうに感じた1年でした」
――今年度の立大の強みを教えてください。
「チームワークがとてもいいチームだというふうに感じていて、コミュニケーションもしっかり取れていますし、横のつながりも縦のつながりもいいので、そこが強みだと思います。技術面においては、ピッチャーも枚数が残っているので、ピッチャーを中心に守備も堅い守りができると思っているのと、バッティングはとても振れるチームだと感じています」
――今季の目標を教えてください。
「個人の目標は守備が昨年は失策を多くつけてしまったので、まず守備から失策はできるだけ少なく、ゼロを目標にやりたいと思います。打撃は昨秋の数字を超えるというところは目標にしてやっていきたいと思っています。チームとしてはまずリーグ優勝を目標にしているので、リーグ優勝に貢献できるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[伊原遼太朗]
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