
(14)春季リーグ戦開幕前インタビュー 毛利海大投手

(この取材は3月15日に行われました)
毛利海大投手(情コミ4=福岡大大濠)
――この冬取り組んだことを教えてください。
「例年以上に走り込んだと思います。球数も多く投げて、完投できるスタミナを強化する練習をしてきました。(どのような気持ちで冬の練習に取り組まれましたか)去年目の前で早稲田が優勝して、同級生の伊藤樹に完封されてしまい優勝を目の前で逃してしまったので、春は負けないようにとピッチャー陣としてもチームとしても打倒早稲田というのを掲げてやってきました。(冬を通して成長はいかがでしょうか)回転数が100~200くらい上がって、球速自体も平均球速は2~3キロくらい上がったと思います。体重も3キロくらい増やしました」
――層が厚い4年生投手陣ですが刺激になる部分はございますか。
「髙須(大雅投手・法4=静岡)も大川(慈英投手・国際4=常総学院)も菱川(一輝投手・文4=花巻東)も久野(悠斗投手・商=報徳学園)らスポーツ推薦の選手も、一般で入部した投手もみんな仲もいいしライバル視しながら本当に仲良くやっています。ご飯に行ったりはするし、試合を見て自分が投げないときに球種をどう投げているのかなとか、どんな球なのかとか参考にしながら盗めるところは全部盗んでいこうという感じでやっています」
――理想の投球スタイルを教えてください。
「これというのはないのでそれを見つけないといけなくて、なるべく打たせて取りたいというのが自分の理想で、長いイニング投げなくてはいけないので球数を減らしながら三振を取るときは狙うという感じです。ただそれだと球数が増えてしまうので、今永昇太投手(シカゴ・カブス)や金丸夢斗投手(中日ドラゴンズ)などの投球を見ながら参考にしています」
――ここまでのオープン戦を通して、新チームの特徴を教えてください。
「投打のバランスが良いと思います。打撃も点を取ってくれるし、ピッチャーもしっかりしていてテンポよく投げることができますし、エラーも少ないチームだと思います。去年から出ている選手が多いので外野は変わりましたが、内野は光弘(帆高内野手・商3=履正社)が出ていたり、サードは宮田(知弥内野手・商4=横浜)がいて、セカンドは木本(圭一主将・政経4=桐蔭学園)でファーストは吉田(匠吾内野手・文4=浦和学院)、今井(英寿内野手・政経4=松商学園)がいて、みんなエラーする選手じゃないのでバランスが良いと思います(過去3年間の明大と比較していかがですか)個が強いチームなのでそれがチームになれば絶対に優勝できるチームなのでその部分をこのオープン戦の期間で突き詰めていかなくてはいけないと思います。レベルは高いですがまだチームになれていないというのがあるのでチームになったときに勝っていけると思います」
――現時点では先発起用でしょうか。
「オープン戦自体はずっと先発として投げているので、しっかり期待に応えて長いイニング投げたいと思います。ずっとそこが課題で去年は投げられるところまで全力で行こうみたいな意識で、初先発や優勝決定戦など一気にのしかかる部分もありました。長いイニングを投げられる体力もそうですが、相手打者も見ながらという感じで、ずっとマックスで投げても仕方がないので上手に8割のところは8割で、上手くピッチングして勝てるピッチャーになっていくことを意識します」
――ここまでの3年間を振り返っていかがですか。
「1年生のときは全くプロとか考えてもいなくて、社会人に行ければなという感じでしたが、いざみんなプロに先輩が入って自分もプロに行きたいという気持ちになりました。2年生も1度登板したのですが、それ以降は登板できなくて投げられないかもしれないと思いつつ3年生で投げられるようになり、いろいろな課題も見つかったのであとは4年で四冠するだけです。(どのような1年間にしたいですか)明治の年にしたいです」
――改めて進路希望を教えてください
「プロです。やはりかっこいいなと思います。先輩たちが入って、華があるのがプロだなと思います。野球をやっているからには一度そういった世界も見たくて、そこで活躍できるのが一番いいなと思います」
――個人の目標を教えてください。
「最多勝、最優秀防御率、ベストナインすべて取ります」
――ありがとうございました。
[伊原遼太朗]

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