(7)春季リーグ戦開幕前インタビュー 榊原七斗外野手

2025.04.13

(この取材は3月15日に行われました)

榊原七斗外野手(情コミ3=報徳学園)
――昨年度を振り返っていかがでしたか。
 「途中から試合出場することが多くて、その中で結果も求められていたので、準備力を一番大事にして、試合に出たときに生かせるようにやっていました。実際、試合に出ていく中でスタメンを勝ち取ることができたので、準備力というところは大切にしないといけないと実感しました。今年度は出してもらっている試合が基本1番打者なので、準備力はさらに大切にしないと、2番、3番につながっていかないので、打席の中で一番いい内容にしないといけないです。準備力の大切さという学んだところを基に頑張っていきたいと思います」

――昨年度のケガからコンディション面で気をつけていることはございますか。
 「早く寝ることはまず大事にしていて、お風呂から上がったらすぐストレッチをして、すぐ寝られるように、リラックスできるようにはしています。あとは練習に入る前は体幹をしっかり入れてコンディションを整えているところです」

――1番打者になった経緯はありますか。
 「きっかけはないのですが、キャラというか、打てて走れてというところで1番を行かせてもらっていると思います。理想はやはり昨年度の1番バッターの直井(宏路・令7商卒)さん。出塁率が求められている打順だと思うので、そこを大事にしていきたいですし、積極的にバットを振って出塁したいと思っています」

――打ちたかったのは何番ですか。
 「1番か3番です。やはり1番は憧れの打順でもあるし、高校ではなかなか打てなかった打順でもあったので、魅力を感じていました」

――打撃の調子はいかがですか。
 「全然悪くないです。今はなかなかヒットが出ていないのですが、出塁率を求めて丁寧にバットを振っていくというところで、フォアボールの数も増えたり、三振の数が昨年度より多くなったりしているのかなというのは少しあります。そこは積極的にバットを振っているからこそ出ているのかなと思うので、調子自体は、むしろいい方ではないのかなという感じですね」

――積極的に振ることができているのは1番としての役割からでしょうか。
 「まずは去年の冬から取り組んでいる『強く振る』という意識ですね。振らないと何も起こらないというか、何か起こすためというわけではないですが、振れていると相手のバッテリーが警戒してくるかなと思うので」

――キャンプで特にプラスになったと感じる取り組みはありますか。
 「チームとしては連続ティーをバッティング練習の中で取り入れていたので強く振るといったところに効いていると思います。自分としては練習で体幹を意識していました。そこもまだ結果につながっているのか分からないですが、それが内容につながっているのかなと今は思っています」

――今年度、外野手はほぼ入れ替えになりました。
 「一番は昨年度以上の外野陣を作っていくということが大事だと思うので、試合出させてもらっている以上、経験を生かして中心として動いていかないといけないなと思います。誰がどこのポジションかまだ分からないですが、まずは自分が引っ張っていきたいかなと思います」

――進路も視野に入れる時期だと思います。
 「プロで考えています」

――プロを見据えて今年度達成したいことはございますか。
 「ベストナインと、首位打者はずっと目標にしてきたところではあるので、まずそこを目指して獲得して大学日本代表合宿に行けるようにしたいなと思っています」

――今年度の意気込みをお願いします。
 「チームとしてはやはり四冠。まずは春、優勝を目指していかないといけないと思うので東大1戦目から全て出して、試合を重ねるごとに成長していけたらいいなと思っています。個人としては、昨年度はケガの影響もあって納得のいく1年ではなかったというか、いいスタートダッシュを切れなかったので、まずケガなくオープン戦を終えて東大1戦目に向けて突っ走れるようにしたいなと思っています」

ーーありがとうございました。

[小松錦葵]