
(5)春季リーグ戦開幕前インタビュー 光弘帆高内野手

(この取材は3月15日に行われました)
光弘帆高内野手(商3=履正社)
――昨年度の振り返りをお願いします。
「優勝できなかったことと、規定打席に乗れなかったことが悔しかったです。今年はフルで出場して(規定打席に)乗りたいと思っています」
――成長を感じた部分はございますか。
「自信はだいぶつきましたね。(どのようなことを通して身につきましたか)春に初めてリーグ戦に出て、そこでエラーがなく守り切れたことは、守備にとっては一番自信になりました。バッティングもなんだかんだ3割近く春は打ちましたし、秋は2割5分ぐらいでしたけど、意外と打てたなというところで自信がついたと思います」
――大学野球も折り返し地点ですが、2年間は思い描いていた野球人生でしたか。
「入学前は、入学したらすぐ試合に出て活躍したいと思っていましたけど、いざ入学してみると1年目は出られないなと思ったので体をつくったりして、2年目に狙えるならと思っていて。昨年はリーグ戦も経験できたし、入学してからは割と思い通りにいっているかなと思います」
――冬に取り組んだことを教えてください。
「冬はとりあえず体を大きくしようと思って、体重は3、4キロくらい増やしました。(体重はどうやって増やしましたか)頑張って食べました。ウエートも頻度を多くして、週に5回ぐらいまではやるようにしました。体も少し大きくなっているので、プレーも少し重たい感じはありますけど、バッティングもどしっとしてきたし、プレーに関してはいい感じになってきたのかなと思います」
――昨秋のリーグ戦後には『体を柔らかくしたい』とおっしゃっていましたが、取り組まれたことはございますか。
「ストレッチは松岡コーチが来てから、伸脚とかトレーニングしながらも柔らかくするような動作もあるから(と教えていただいて)そのおかげで少しは柔らかくなっていますし、自分でもストレッチを多くしようというのは心がけてやっているので、目に見えて変わるわけではないですけど、少しは変わっているのかなと思います」
――キャンプを振り返っていかがですか。
「バッティングの感覚で、また違う感覚を手に入れたというか、結構力を抜いて打てるようになりました。幅が広がりますね。バッティングはかなり変わったかもしれないです」
――今年のチームにはどのような印象をお持ちですか。
「ノックや練習のときから声を出していて、意外と元気があるチームだと思います。(ご自身の立ち位置はどう考えていますか)自分は声を出すタイプなので、3年生ですけど引っ張っていくぐらい。今まで先輩がやってくれるだろうと頼っていたので、上級生になったら自分がやらないとという意識に変わってきています」
――伸ばしていきたい部分はございますか。
「やはりバッティングなのかなと思います。三振を減らしたいというのは一番思っていて、粘り強いバッティング。打つとしたら絶対に下位打線なので、1番までにどれだけランナーを貯められるか、9番のピッチャーにもっと楽にさせられるようにとか、考えないといけないことが8番になると結構あるので、自分のバッティングではなくて、チームのためにどうするかというのを考えて、もっとバッティングを伸ばしたいです。サインが出たらそれを絶対に決める、チームバッティングというのを心がけて伸ばしていきたいです」
――今季は本職のショートでの出場になりますが、守備でのご自身の強みを教えてください。
「強みは粘り強い守備です。(ボールを)落としてもアウトを取り切れる力や送球を意識しているので、正確な送球も見てほしい部分ですね」
――今年度の個人とチームの目標を教えてください。
「個人では2季連続でベストナインを取れるように、チームでは四冠という目標があるので、四冠に向けて頑張りたいです」
――ありがとうございました。
[塩谷里菜]

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