
(16)東京六大学秋季リーグ戦後4年生ラストインタビュー/渡邉雄太学生コーチ
今年度の明大準硬式野球部は東京六大学春季リーグ戦(春リーグ)で3年ぶりの準優勝。全日本大学選手権(全日本)への出場権が懸かる関東地区全日本予選会を突破し、5年ぶりとなった全国の舞台でベスト8入りを果たした。本記事では、東京六大学秋季リーグ戦(秋リーグ)の早大2回戦をもって引退となった4年生のインタビューをお届けする。
第16回は渡邉雄太学生コーチ(政経4=本庄東)のインタビューをお送りします。
(この取材は10月20日、早大2回戦の試合後に行われたものです)
――まずは秋リーグを振り返っていかがでしたか。
「出だしは良かったと思います。後半にかけてあまり成績は振るわなかったですけど、4年生と野球ができていい時間でした」
――今年は全日本にも出場しました。1年間を振り返っていかがですか。
「自分は学生コーチなので、試合に出る立場じゃない中で、やはり選手のみんなに連れていってもらったという感じがすごくありました。やはり全日本に出られたのが今年は全てだったかなと思っていて、とても充実した1年だったと思います」
――1年間、学生コーチをやっていて大変だったことはありますか。
「自分が野球をする立場ではないという中で、その人を支える、あまり表だった功績が出ないという中で、何ができるかというところがすごく大変だったかなと思います」
――どのようなところにやりがいを感じましたか。
「ノック一つ、バッティングピッチャー一つ、サイン一つというところで、みんなのホームランやヒットみたいに成績に出ないところで、すごくチームのためになれたかなと思います」
――4年間を振り返って思い出に残っていることがあれば教えてください。
「1年生の秋と2年生の春に新人戦で優勝できたことというのが(印象に残っています)。あともちろん今年の全日本に出たことというのは、やはり自分たちの代で勝ったというのがすごくうれしい出来事だったと思います」
――4年間を振り返って楽しかったことはありますか。
「もう平日練習を含めた一日一日がやはり今でないとできない体験だったかなと思って、自分の人生の糧にしたいと思います」
――苦しんだ時期などはありましたか。
「やはり関東選手権で負けて、春リーグもうまく振るわなかった中で、その辺がしんどい時期ではありました」
――後輩に何かメッセージがあればお願いします。
「もちろん全日本とかいってもらうに越したことはないんですけど、それ以上にこのチームで最後一年やって良かったと思えるような環境でみんなやってくれたらなと思います」
――ありがとうございました。
[堀口心遥]
◆渡邉 雄太(わたなべ・ゆうた)政経4、本庄東高。学生コーチを務める。176センチ、68キロ
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