
(14)東京六大学秋季リーグ戦後4年生ラストインタビュー/福田竜大外野手
今年度の明大準硬式野球部は東京六大学春季リーグ戦(春リーグ)で3年ぶりの準優勝。全日本大学選手権(全日本)への出場権が懸かる関東地区全日本予選会(予選会)を突破し、5年ぶりとなった全国の舞台でベスト8入りを果たした。本記事では、東京六大学秋季リーグ戦(秋リーグ)の早大2回戦をもって引退となった4年生のインタビューをお届けする。
第14回は福田竜大外野手(商4=鎌倉学園)のインタビューをお送りします。
(この取材は10月20日、早大2回戦の試合後に行われたものです)
――4年間を振り返っていかがでしたか。
「チーム的には、本当に下級生の時はあまり結果が出なくて。ちょっともがき苦しんでた時があったのですが、最終的に自分たちの代になって(試合に)出られて。最後はあんな形(無安打無得点を食らって敗戦)になってしまいましたが、いい思い出というか最高の準硬人生だったかなと思います」
――学年が上がるにつれて、チームからの期待も大きくなっていったと思います。
「去年くらいから試合に出させてもらって。自分に期待をされている部分がある中で、 どう結果を出していくかとか、そういうのを本当に考えながら練習して、今年も全日本につながるような試合でも結果を出すことができたので、自分的には良かったかなと思います」
――4年生の代は個人としてもチームとしても結果がよく出たと思いますが、いかがですか。
「この新チームが始まる時に『全日本だけを目指して戦っていこう』という話をしていて。その中で、ああいう形(予選会の初戦は1―0で神大に勝利)で、本当に僅差の試合も戦って勝ち切ることができて。全日本の切符をつかめたのは本当にうれしかったです」
――思い出深い試合はありますか。
「2試合あげてもいいですか。1試合が4年の東京六大学春季リーグ戦の法大3回戦で、最終回に土屋(真之介外野手・営4=明大八王子)が出て、僕がヒット打って同点に追い付いて、というので。 あの試合は自分も打撃苦しんでいた中でもヒットを打ったので、あの試合が良かったなと思うのと、もう1試合は全日本予選の神大戦。あそこも最終回に追い付かれそうな時に、自分のダイビングキャッチで脳汁出たというか。あれが印象に残りました」
――秋リーグで本塁打を打たれた試合も印象的でした。
「秋リーグはヒットがあれだけだったんですけど、人生最後のヒットがホームランという形で終わることができたので、あれは本当に印象深いなという感じです」
――後輩たちに向けては、何か期待することはありますか。
「形としては、全日本に後輩を連れていくことができて、後輩もいい経験ができたかなというふうに思っていて。秋リーグも後輩が出始める中で、経験を積んできていると思うのですが、来年はもっと上を目指してというか、リーグ戦優勝をしてもらって、それで全日本も優勝してもらって、最高の結果をつかんでほしいなと思っています」
――最後に4年間を締めくくる一言をお願いいたします。
「自分の中でも苦しい時だったりつらい時とかは結構あったのですが、その中でも本当にいい仲間とともに戦っていくことで、その苦しい時も乗り越えられて、全日本(ベスト8)という最高の結果にもつながりましたし、最後写真撮る時もみんな仲良い感じで終われたので良かったなって。最高の4年間だったなと思います」
――ありがとうございました。
[北原慶也]
◆福田 竜大(ふくだ・りゅうだい)商4、鎌倉学園高。ポジションは外野手。171センチ、72キロ
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