(6)東京六大学秋季リーグ戦後4年生ラストインタビュー/宇津木一朗内野手

2024.11.28

 今年度の明大準硬式野球部は東京六大学春季リーグ戦(春リーグ)で3年ぶりの準優勝。全日本大学選手権(全日本)への出場権が懸かる関東地区全日本予選会を突破し、5年ぶりとなった全国の舞台でベスト8入りを果たした。本記事では、東京六大学秋季リーグ戦(秋リーグ)の早大2回戦をもって引退となった4年生のインタビューをお届けする。

第6回は宇津木一朗内野手(営4=川越東)のインタビューをお送りします。

(この取材は10月20日、早大2回戦の試合後に行われたものです)

――秋リーグを振り返っていかがですか。
 「全日本で燃え尽きてしまった感じはあったんですけど、それでも下級生主体に来年のためを見据えながら取り組めたのは良かったなと思います」

――秋リーグは下級生が中心に出場する中で、多くの試合に出場されていました。
 「全日本という大会がもうないので、次の大会にはつながらないですけど、自分の中で気持ちを切らさずに、最後まで残る下級生にいい姿を見せればなと思って頑張りました」

――今年は全日本にも出場しました。1年間を振り返っていかがですか。
 「楽しかったシーズンだったかなと思います。これまで4年間、1年生の時はコロナでいけなかったんですけど、全日本にはいけていなくて。それでも春(リーグ)結果を残して、自分たちが4年生の代で(全日本に)いけたのは理想としていた形だったので、楽しいシーズンでした」

――4年間を振り返って思い出に残っていることはありますか。
 「やはり試合とか練習が一番強く印象に残っているんですけど、それ以外の、なんて言うんでしょうね、同期と過ごすたわいもない日常が一番思い出の中で楽しかったとか面白かったイメージがあるので、 試合以外の部分も楽しかったです」

――ご自身にとってつらかった時期などはありましたか。
 「3年生の関東選手権、リーグ戦じゃないですけど、関東選手権が一番きつかったかなと思います。自分の中でヒットも打てなくて、それでチームも早めに負けてしまったので。それを取り返すために(頑張って)春リーグでベストナインも取れたので、その関東選手権のつらさが大きな糧になったかなと思います」

――関東選手権の悔しさから何が春リーグでのベストナイン選出につながったと思いますか。
 「永輝さん(金澤永輝前主将・令6法卒)が結構引っ張ってくれていたので、その練習に追い付け追い越せで、とにかく練習をこなして自信をつけるようにしていました」

――後輩に期待をしていることはありますか。
 「やはりいい選手がそろっているので、自分たちの全日本ベスト8を超せるように頑張ってもらいたいです」

――ありがとうございました。

[堀口心遥]

◆宇津木 一朗(うつぎ・いちろう)営4、川越東高。ポジションは内野手。178センチ、70キロ