
(104)大学野球引退インタビュー 藤江星河投手

(この取材は11月9日に行われました)
藤江星河投手(政経4=大阪桐蔭)
――今季を振り返っていかがですか。
「本当に早稲田戦の負けというのが自分の中では一番印象に残っていて、やはりあの負けがなければもしかしたら優勝していたかもしれないと思います。良くも悪くもやはりあの試合はしっかり自分が投げて勝ちたかったなというのは思っています」
――今季がラストシーズンでしたがどのような思いがありましたか。
「本当にこの大学野球生活はうまくいっていないことばかりで、満足する結果が出ていなかったので『今シーズンこそは』という気持ちで臨んだ部分もありました」
――この4年間で一番いいピッチングをしたなと思う試合はございますか。
「今季の立教戦は1戦目負けて、2戦目はここで負けたら本当に優勝がないという中で6回無失点のピッチングができて、本当に負けたら終わりというところでなんとか勝てたのでそこは本当に素直に嬉しかったなと思います」
――逆に一番悔しかった試合はどの試合でしょうか。
「秋の早稲田戦もそうなんですけど、やはり1年生秋の時の法政戦は竹田さん(竹田祐投手・令4政経卒=現三菱重工West)が5回か6回まで抑えてくれて2番手で自分が上がったんですけど、そこで多分3点か4点取られて。最終回ぐらいに同点に追いついて、多分同点で試合は終わったと思うんですけど、その試合は4年生の最後の試合でもあったので、自分が試合をつぶしてしまったという意味でも思い出じゃないですけど忘れられない試合かなというふうに思っています」
――竹田投手のお名前があがりましたが、一番お世話になった先輩はやはり竹田投手でしょうか。
「やはり今でも連絡をとっていますし、竹田さんは自分が1年生の時から本当によくしてくださって、今でもよく電話したり、色々教えてくださります。この前のドラフトの時もすぐ連絡しました。本当によくしてくださりました。(指名された瞬間はどのように見ていましたか)ムネ(宗山塁主将・商4=広陵)とたもん(浅利太門投手・商4=興国)の中継の会場で見ていて、まさかドラ1で呼ばれると思っていなかったのでもう騒ぎましたね」
――尊敬する先輩はいらっしゃいますか。
「自分が明治に入った時から竹田さんみたいなエースになりたいなとずっと思っていたので、やはり竹田さんは尊敬する先輩かなと思います。(どのような点で尊敬されていますか)オンとオフの切り替えがすごくお手本のような方です。野球の時はほんとにもう目の色を変えて真剣に取り組んでいて、野球以外の時はほんとにもう優しく面白い方なのでそこは見習う点かなと思います」
――背番号の11についてはいかがでしょうか。
「オープン戦でそれなりに結果を残して、背番号11という伝統ある背番号を背負うことができたことは本当にうれしかったんですけど、やはりリーグ戦でその背番号11にふさわしいピッチングができたかと言ったら、まだまだだったのかなと思っているので、その点に関しては納得できないところもありますけど、リーグ戦最後の法政戦で勝利に導くようなピッチングができたかなと思うのでよかったです」
――4年間を振り返っていかがですか。
「今の気持ちは本当にあっという間だなというのが率直な感想です。もっといいピッチングがしたかったですし、もっとチームに貢献したかったなという思いもあります。(1年生からリーグ戦に出場し活躍されていますが、それでもあっという間と感じますか)やはりケガに悩まされる機会も多かったので」
――4年間で一番楽しかったことはございますか。
「毎日が楽しかったです。もうなんか特にこれが楽しいということが本当に思いつかないぐらい毎日楽しかったです」
――これからの目標をお願いします。
「自分は社会人野球へ行くんですけど。やはりまだプロに行きたい気持ちはあるので、2年後プロの舞台で活躍できるようにもう一度土台からつくって頑張りたいなと思います」
――社会人野球での目標はございますか。
「やはりプロへ行くためには1年目からチームの柱として投げていく必要があると思うので、入った時から勝負なのでチームの柱になれるように。そこを目指して頑張っていきたいなと思います」
――最後に今まで応援してくださった方々にメッセージをお願いします。
「親もそうですし応援団の方々も本当に毎試合欠かさず応援してくださって、声援は本当に力になりました。感謝しかないですね」
――ありがとうございました。
[野原千聖]

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