(88)秋季リーグ戦後インタビュー 光弘帆高内野手

2024.11.18

(この取材は11月9日に行われました)

光弘帆高内野手(商2=履正社)
――今季の振り返りをお願いします。
 「自分としてはいいかたちで終わったのかなと思います。サードという慣れないポジションで出場できて、レギュラーとして少し出られたのでよかったです」

――法大戦ではベンチから全力で応援している姿が印象的でした。
 「出られないのは悔しかったですが、応援するしかない。4年生と一緒に戦うのが最後かもしれないところもあったので、誰が打ってもうれしかったですね。あとは気合いは誰でも出せるんだからというのはあります」

――今季は背番号6を背負いました。
 「春に守れたから少し期待してもらったと思いますし、貰った時はとてもうれしかったです。(重圧は感じませんでしたか)逆に見てくれという感じです」

――今季はライトへのヒットが多く見られました。
 「意識はしていないですし、それがよかったのかと言われたら、引っ張りだけになってしまっているところもありますけど、強い打球が出ていたかなと思います。それは全然よかったですね」

――見つかった課題はございますか。
 「ツーストライクからでもいい当たりを打ちたいという気持ちになってしまっていました。流したりカットしたりというのを春はやっていたのですが、ツーストライクからでも強く打ちたいという欲が少し出てしまったかなと思います」

――今年はリーグ戦初出場を始め大きく飛躍した1年になったと思います。
 「Bチームから始まったので、どんな1年になるんだろうと思っていましたけど、神宮を経験できたという自信がつきましたし、やはりバッティングも自信が去年よりついたなというのは一番思っています。試行錯誤じゃないですけど、どうやったら打てるのかを気にしつつ、春に1回(バッティングの感覚を)つかめたというのがあって、それを継続できたというのは一番力になったのかなと思います」

――この冬に取り組みたいことはございますか。
 「最近思っていることは、とにかく体を柔らかくすることが一番ですね。バッティング、守備、まあ全部ですけど、ムネさん(宗山塁主将・商4=広陵)と格段にレベルが違うので、ムネさんに追いつけるようにまずは体の面から見直そうかなと思っています。(体が硬いことで出た影響はどのようなところですか)あと少しという打球が捕れませんでしたね」

――宗山主将は光弘選手にとってどんな存在でしたか。
 「明治といえばムネさんという感じだったので、チームにとって抜けてはいけない存在、抜けちゃうんですけど(笑)。(尊敬している部分は)何事もすごいですけど、やはりプレーがとりあえず異次元なので、1人抜けるとだいぶ変わるかなというのはあります。それくらい大きい存在です」

――明大に入学して早2年、来年からは上級生になります。
 「試合に出られて、チームを知れたので、野球の面でも私生活でもどっちでも引っ張っていきたいなと思います。見本にならないといけないという自覚は多少ありますね」

――4年生はどのような存在でしたか。
 「すごい声もかけてくれるし、野球をのびのびやらせてくれて、気を遣うこともあまりなくやりやすかったです。ヨコさん(横山陽樹外野手・情コミ4=作新学院)はバッティングのことで良くなったとか、とにかくずっと言ってくれていて。気持ちが上がるじゃないですけど、めちゃくちゃうれしくて。頑張れる、打てるんだと思いました。守備も飯森(太慈外野手・政経4=佼成学園)さんが『安心するわ』と言ってくれて、自分のやりやすさにもつながったかなと思います」

――ありがとうございました。

[塩谷里菜]