
(79)立大・早大戦 選手コメント②/東京六大学秋季リーグ戦

(この取材は10月26日~11月1日、電話にて行われました)
飯森太慈外野手(政経4=佼成学園)
――早大戦を振り返っていかがですか。
「やることはみんなやったと思いますが、シンプルに早稲田が強かったです。(敗因を挙げるとすればどのような点でしょうか)やはり伊藤樹投手(早大)を打ち崩せなかったことに尽きると思います。(伊藤投手に対してはどのような対策をされましたか)そうですね。少しバットを短く持っていこうという話はあって、ホームベースのギリギリに立つということもしましたが、それでもインコースに投げてきたので、その辺はさすがだなと思います」
――早大2回戦、7回裏に適時打を放つ前はネクストバッターズサークルで笑顔が見られました。
「データ班がバックネット裏にいるのですが、そこに向かってニヤニヤする選手が何人かいて、そういう選手は大体その後に打つことが多いので、自分もやっておこうと思ってやりました。(昨季から得点圏での一打を課題に挙げていました)もう本当に良かったですね。チームに迷惑しかかけていなかったので、あそこで打っていなかったらと考えるとぞっとします」
――昨季に封印した飯森ジャンプを今季は何度か行うシーンがあります。どのような時に行うのですか。
「いや普通に自分の体が固まっている時はやって、問題ない時はやっていない感じです」
杉崎成内野手(総合4=東海大菅生)
――早大2回戦では、2死一、三塁の好機で見逃し三振となり悔しそうな表情を浮かべていました。振り返っていかがですか。
「いいところに決められたので悔しかったですね。軌道がすごく独特な軌道をしていて、投げた瞬間は変化球に見えるというか、下から浮き上がってくるような軌道で。三振の時もリリースした瞬間は変化球に見えていたのでそれが伸びてきて、ぐっと入ってきて、驚きの表情です」
――いよいよ大学野球最後のカードである法大戦ですが、今の心境はいかがですか。
「まだ優勝の可能性は残っているので、しっかり2連勝して今後の望みにつなげたいです」
――最後に意気込みをお願いいたします。
「やはりここまで4番としての活躍があまりできてないので、大事な法大戦でしっかり4番としての役割を果たしてチームを勝利に導いていきたいです」
小島大河捕手(政経3=東海大相模)
――立大と早大の2カードを振り返っていかがですか。
「立教戦は1敗しましたが、しっかり勝ち点を取れたことは良かったと思います。早稲田に関しては優勝が懸かった大事なカードでしたが、早稲田が強かったなという感じです」
――バッテリーのサイン交換の場面で、投手が首を振ったのに対して小島選手が首を振り返す場面がありました。
「いろいろな状況がありますが、やはり試合の中で最も打者を近くで見ているのはキャッチャーだと思うので、ピッチャーが投げたいボールを投げさせるというのもあるのですが、バッターが嫌がるボールを投げさせたいという思いもあるので、そこはうまくやるようにしています」
――ラストカードとなる法大戦の意気込みをお願いします。
「2連勝すれば、わずかですけど優勝の可能性はあるので、とりあえず明治が2連勝して優勝の可能性をつなげたいと思っています」
木本圭一内野手(政経3=桐蔭学園)
――立大3回戦では本塁打を含め、凡退がありませんでした。振り返っていかがでしたか。
「かなりボールが見えていた日でした。ホームランについては追い込まれていて打った感じも入るとは思わなかったのですが、うまく内側で回って打てたかなという感じです」
――これまで変化球を本塁打にする印象がありましたが、今季は直球に対する反応が優れているように感じました。
「やはり真っすぐに遅れて詰まる、というのが最初の方は多かったので、変化球をケアするよりも真っすぐを少し前で叩く意識でやっています。それがうまくつながっているのかなとは思います。(立大3回戦・スタンドインは確信の当たりでしたか)いや、そんなことはなくて。レフトの頭を越えるかなという感じだったんですが、思ったよりも飛んだという感じです」
――早大1回戦では、5回表に右翼フェンス直撃の二塁打を放ちました。
「どのピッチャーも真っすぐ(中心)で、伊藤樹投手(早大)も真っすぐできていたので『真っすぐを打てたらいいな』とは思っていました。チームでは一つもヒットが出ていなかったので、1本目を打てて良かったという感じですね。(それまでの打席からは)やはり真っすぐが結構きているなということと、リリースが早くて見にくいなというのはありました。真っすぐを打たないとその次はないと思ったので、とにかく真っすぐを強くという感じで向かいました」
榊原七斗外野手(情コミ2=報徳学園)
――立大3回戦では本塁打を放ちました。
「1打席目は直球を待っていたのですが、変化球で打ち取られてしまいました。チーム内で、変化球待ちで直球に対応していくという話が出たので、自分の中でも打席の立ち位置を少し変えて変化球を拾えたらいいなと考えていました。フォークかチェンジアップか分からないのですが、落ちる球を打てて良かったです」
――熱戦の末引き分けた早大2回戦では、10回裏に満塁の好機で打席が回ってきましたが、ファウルフライに倒れました。
「あそこで打っていれば勝っていた試合でした。ナイターの試合や打席に慣れておらず、もっと練習しないといけないと思いました。基本は明るいところで(練習も試合も)行うので、打席の見え方も変わってくるのかなとは思ったりもして、反省すべき点が多い試合になったと思います」
――現時点での打率は2割9分です。この数字はどうご覧になっていますか。
「去年に比べればある方なのですが、チャンスの打席が多かったので、もっと率は残していかないとというのはあります。また、自分自身足が使える選手だと思っているので、自分が塁上にいれば盗塁や走塁の面でもっと自分を出せるかなと思います。打率、出塁率をもっと上げたいですね」
光弘帆高内野手(商2=履正社)
――立大戦ではリーグ戦初本塁打を放ちました。
「(ホームランを)打てるバッターではないので塁に出ようと思って打ったら、少し崩されましたがいい感じに拾えました。(ボールはどうされましたか)お母さんが見に来ていて、その日にお母さんに渡しました」
――早大1、3回戦では昨季も苦戦した伊藤樹投手(早大)と対戦されました。振り返っていかがですか。
「ボールの出し方が上手で(バットには)当たりますがフェアゾーンに飛ばないし、飛んでも崩されて全部ゴロで、捉えることができず悔しいです。自分のスイングができなかったですし、付いていくので精一杯だったなという感じです」
――早大戦までのご自身の守備と打撃に点数をつけるなら何点ですか。
「守備は50点くらいですかね。自信を持ってやってきた中では少し良くなかったかなと思います。打撃は60点です。早大戦で落ちすぎました。早大戦で打っていたらもっと高かったかもしれないですが、大舞台で打てなかったので低くなりますね」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
関連記事
RELATED ENTRIES