
(78)立大・早大戦 選手コメント①/東京六大学秋季リーグ戦

(この取材は10月25日~28日、電話にて行われました)
藤江星河投手(政経4=大阪桐蔭)
――立大2回戦は6回表に制球が乱れる場面がありましたが、疲れが出てしまったのでしょうか。
「疲れは全くなく、その後の7、8、9回も投げようと思えば投げることができたと思います。やはり3巡目だったということもあったので自分の実力不足じゃないですけど、また詰めの甘さが出たのかなというふうに思っています」
――早大1回戦は優勝が懸かった正念場での登板でしたが、緊張はありましたか。
「いつも通りかなというぐらいの緊張でしたが、やはり優勝が懸かるということもあって、思うように自分の力を発揮できなかったかなと思っています」
――2回裏に先頭から4者連続で安打を許して失点しましたが、この時はどのような心境でしたか。
「その試合自体ボールが高めに浮いていて、どこかで修正しないといけないなと常に思っていたのですが、なかなか修正できませんでした。高めに浮いた甘い球をヒットにされたことが結果につながったと思うので、本当に自分の修正不足かなと思っています」
――2回裏に2失点し、なおも無死の場面で味方の好守備に助けられました。
「やはりノーアウトから一気にツーアウト取れたので、自分はなんとかもう2失点で必ず切りたいという気持ちはありました。ただ、相手バッターの尾瀬選手(早大)に2球でポンポンと追い込んで、確実にアウトを取りたい場面で、また少し甘めに入った真っすぐをレフトに打たれてしまいました。本当にもう自分の実力不足を痛感したかなと思っています」
――ここまでの4年間を振り返っていかがですか。
「もう正直、全くうまくいってないというか、自分の中でも納得いく成績というのはもう全くと言っていいほど出せていないです。正直早稲田で負けたのも自分のせいだと思っているので、本当にチームメートには申し訳ないです。最後の法政戦は4年生の力で何がなんでも2連勝をして、まだ優勝のチャンスが消えたわけではないので、法政戦にもう全力で臨みたいと思っています」
――ドラフトでは宗山塁主将(商4=広陵)と浅利太門投手(商4=興国)が指名されました。会場にいらっしゃったと思いますが、どういう心境でしたか。
「同級生の2人がプロの世界にいくという、なかなか経験することできないものなので、ああいう場にいられるというのは本当にうれしかったです。自分も2年後、その舞台に立てるように頑張りたいなというふうに強く思いました」
松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)
――早大戦を振り返ってご自身の評価はいかがですか。
「3回戦で先発して2失点でよく収まったなというのが自分の感想です。オープン戦でも先発をさせてもらってはいましたが、途中からリリーフにシフトしたので、先発自体2カ月ぶりで前日からすごく緊張していました。特に前日の2回戦は延長までいってあれだけすごい試合を見て、普段はあまり緊張しないのですが、あの日だけは緊張しましたね。初回は体がふわふわしていて、途中からも本当にストライクが入らなくなってしまって。そういうできなかった部分を次のイニングで克服するというところはできましたが、調子は良くなかったです。ひどい結果でした」
――初回の二つの四球はご自身としてどう捉えていますか。
「もう訳が分からなくなってしまいました。一番警戒するべき尾瀬選手はインコース主体で抑えることができたのですが、印出選手(早大)を併殺で抑えられたのも自分が打ち取ったというよりも、たまたまいいところに打ってもらって打ち取ったという感じでした。気持ちが高ぶっていて今までで感じたことのないくらい体が動かない状況で、メンタル的にもあまり良くない中での四球になってしまいました」
――早大打線に関してどういうところを警戒していましたか。
「1回戦、2回戦と見ていて感じたのは自分たち明大投手陣の特徴であるスピードボールを引きつけて逆方向に打つというバッティング、変化球も外側の球は逆方向に打つというバッティングが見られたので、とにかくインコースに投げることはチームとしても自分としても意識をしていました。インコースに自分が攻めることができたときはしっかり打ち取れているのですが、少しでも甘く中に入ると打たれてしまいました。自分が打たれたタイムリー2本も狙っているコースより少し中に入った2球でしたし、インコースはずっと意識していました」
――3回裏に先制点を許してしまった原因はどのように考えていますか。
「先頭打者の四球ですね。石郷岡選手(早大)はすごく嫌な打者で、その勝負に負けて四球になり、走者を出してしまいました。それが無ければ次の打者を3人で終えてチェンジになっていたので、先頭打者への四球が一番の原因です。(石郷岡選手はどのようなところが嫌な打者ですか)追い込まれてからの際どい球を全てファウルにして、どんどんプレッシャーをかけてくる打者なので自然とボールカウントが増えてしまうところです」
――4回裏には2点目が入り、次は安打での失点だったと思いますがいかがでしたか。
「正直、長いイニングを投げるのが久しぶりで疲れてしまっていました。悪いところには投げていなくて、いいところに決まったボールを印出選手と小澤選手(早大)に打たれてしまったので完全に自分の力負けです」
――法大戦に向けて意気込みをお願いします。
「4年生とできる最後のカードなので花向けできるように、今度こそはチームを勝利に導けるようなピッチングをします」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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