
(63)東大戦事前インタビュー② 藤田峻也主将、大原海輝外野手

(この取材は9月19日に行われました)
藤田峻也主将
――今春を振り返っていかがでしょうか。
「春はやはり結果で見ると0勝10敗ということなので、オープン戦では勝つことができた試合もあったんですけど、リーグ戦で1勝することの難しさを改めて実感したシーズンでしたね」
――今オフに取り組んだことはございますか。
「やはり守備力。ピッチャーを含めた守備力が一番の課題だなと感じたので、そういったところで守備の面でのベストメンバーを組めるように練習での完成度を上げていったところが一番大きいです」
――今春を踏まえて、今のチームはどういうチームだと考えていますか。
「春は勝てなかったというところもあって、一番勝ちに飢えているチームかなと思います。練習からもすごく勝ちたいというみんなの気持ちも伝わってきますし、そういう意味でなんとかまずは1勝したいなというところが強いです」
――ご自身の武器は何でしょうか。
「やはりチャンスで勝負強いバッティングというところが自分の持ち味かなと思っています。オープン戦でもそういうところで打てることが増えてきましたし、実際キャプテンの自分が打ったら流れになっているなと感じたので、リーグ戦でもそういうバッティングをしたいなと思っています」
――明大への印象はいかがでしょうか。
「明治大学さんは本当にずっとなんですけど、ピッチャー、バッターともにいい選手が多くて選手層が厚いなというイメージがあります。特にピッチャーは球が速いですし、野手だと足が速い選手が一番多いかなというのが印象的ですね」
――明大で注目している選手はいらっしゃいますか。
「1戦目の先発が予想される髙須選手(大雅投手・法3=静岡)はすごく手ごわいピッチャーだと思いますし、打ち崩すのが難しい相手だと思うので一枚岩となって頑張ります」
――主将として今秋にはどのように取り組んでいきたいでしょうか。
「やはりチーム全員が一つのカードに対して勝ち点を目標にしていくということが一番いいですね。やはり今だと勝つことができていない状況なので、なかなか目先の1勝というところにこだわってしまいがちです。これまで3年間やってきて1勝はできたけど勝ち点取れないっていうシーズンばっかりで、結局勝ち点を積み重ねていかないと順位は上がっていかないので勝ち点というところは全員に浸透させることを意識しています」
――明大戦への意気込みをお願いします。
「やはり春も負けてすごく強い相手だと思いますし、手強い相手だと思いますけど、なんとか序盤から粘っていって、東大のペースに持っていけるような試合展開をしていけたらなという風に思っています」
――ありがとうございました。

大原海輝外野手
――今春を振り返っていかがでしょうか。
「明大戦をきっかけに自分のバッティングができるようになって、形としてベストナインという結果を残せたことはすごくよかったなと思っています」
――今春は飛躍のシーズンとなりましたが、どのような意識を持って取り組んできましたか。
「六大学のピッチャー全員球が速いので、一番は速い真っすぐに遅れないようにという意識を持って冬の間も取り組んできました。その取り組みが結果として出せたかなと思います」
――今春を踏まえて、課題は何だと考えていますか。
「いろいろなボールを振りにいってしまっているというのは一つの課題です。あとは他の大学の選手に比べて、やはりパワーがなく打球のスピードがどうしても遅いというところはあるので、スイングの強さや打球速度を上げるというところでスイングを強くしたいなというところは感じましたね」
――理想の選手像はございますか。
「メジャーリーガーになってしまうんですけど、去年MVPを取ったロナルド・アクーニャ(ブレーブス)という選手です。僕のスイングとちょっと似ていて、全くまだまだなんですけど、そういうバッティングができたらなというところですごく参考にしている選手ではあります」
――明大への印象はいかがですか。
「すごく強い。一言で言うとすごく強いし、バッターもバット振れるし塁に出たらすごく盗塁してきます。守備も全ポジションどこをとっても全て守備が上手い選手がいてすごいです。能力が高いというのはもちろんなんですけど、さらに田中監督がやっている野球が徹底されているというか、2ストライクになったらチームバッティングするみたいな、そういった意識も徹底していて、柔と剛が合わさったというかすごく隙のないチームだなと思います」
――現在の調子はいかがでしょうか。
「早大戦はあまりチャンスで結果は出なかったんですけど、出場した動画を振り返っての反省というのは、結構この1週間で潰してこれたかなと思っています。調子という部分はあまり良くはないですけど、明大戦に向けて切り替えてやっていきたいなと思います」
――今秋の目標は何でしょうか。
「雑誌などに聞かれた時に、結構4割と言っているんですけど、開幕戦受けて結構厳しいなとは思いつつ目標は一応4割を目指してやっていきたいなというところはあります。4割10打点っていうのは目標にやっていきます」
――最後に明大戦への意気込みをお願いします。
「早大戦は結構大差でどちらの試合も負けてしまって、チームとしては苦しい結果でした。それを引きずらずに明大戦では違った東大の姿を見せて、もちろん勝ちたいなってところはあるんですけど、序盤をしっかりしていい試合を作るっていうところ目標にしたいです。個人としても早大戦はチャンスで打てなかったりしたので、チャンスが回ってきたら絶対打ちたいです。よりチームに貢献して勝ちたいなと思っています」
――ありがとうございました。
[野原千聖]
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